先日、売場で脚立に乗って作業していると・・

売場の棚の影から、ブランド調理用品9千円相当を持って・・

早歩きで出口に向かう40代の男性を発見・・

脚立から飛び降りて追っかけて・・

外に出たところで声を掛けました・・

私 「すいません、お客さま・・」

相手 「・・」

私 「保証書シールお渡ししていますか?」

相手 「・・」

私 「保証書シールを渡し忘れていたら、お渡しします・・」

相手は、ポケットをゴソゴソしながら反応なし

私は相手から商品を受け取り・・

私 「すいません、渡し忘れていたら、お渡ししますので、こちらにどうぞ」

相手をなるべく売場の奥のレジにご案内して、

商品の箱から保証書を取り出し、保証書シールを貼ろうとすると・・

相手は黙って、クレジットカードを差し出してきました・・

ヤッパリ・・

私 「商品のお支払いはまだでした?」

相手は黙ってうなずきました・・

後は普通にお会計をしてもらい、帰ってもらいました・・

私たちは、万引きを捕まえられません。

もし、あの時、お客さまからクレジットカードを出さなければ、

本当に保証書シールを貼ってあげて、帰ってもらうだけです・・

怒りがこみ上げますが、それ以上は出来ません。


私ではありませんが、昔、こんな事もありました。

見るからに、挙動が怪しい男性をハンカチの売場で発見。

その男性は、畳んで陳列してある一枚のハンカチを手に取ると、

自分のポケットに入れて、

店の外に出ます。

万引きと勘違いをした従業員が出口の外で声を掛けます・・

抵抗する男性・・

警備室へ連行・・テレビで目にする光景です。

その後、

ポケットに入っていたハンカチを出して見ると・・

なんと、自店では取扱いのないハンカチ・・

焦る従業員・・


この男性は、家から持ってきた自分のハンカチを

一旦、売場の商品に重ねておき、

怪しいそぶりで、従業員の注意を引き、

自分のハンカチをポケットに戻すと、

そのまま外に出て、声を掛けさせたのです・・

この後は、慰謝料を請求してきます。


こういう場合もあるので、

店に入店するときから、出るときまでの行動を、一瞬たりとも

目を離さずに監視することができないと、万引きと断定して

捕まえることは出来ないんです。

まぁ、今回は未遂で終わりましたが・・


今回の相手は、どこにでも居そうな普通のパパって感じ・・

動揺していたのか、一言も喋らず黙ってクレジットカードを出してきた

時の顔を今でも思い出します。

あの人にも家庭があるんだろうかとか・・

万引きして捕まったら、家族がどんなに悲しむだろうと思うと・・

二度とバカな真似はして欲しくありません・・