上海交通大学医学院附属 瑞金医院 中医推拿科にて、副主任医師を務める王医師をお招きし、【中医推拿講習会】を開催しました。
当校主催のセミナーで今回は第2回目となります。
数か月前から中国と日本とで綿密にやりとりを繰り返し、当日を迎えました。
王医師の来日を一番心待ちにしていたのは、島田校長です。
まずは、興奮気味の島田校長のご挨拶から。笑
そして、さっそく王医師による講義に入ります。
まずは【理論(解剖学)】から解説頂きました。
※講習会は終始通訳がついております。
中国語での経穴名などは、島田校長もフォローに入ります。
理論(解剖学)が終わると、みなさんお待ちかねの【実技講習】です。
王医師の【推拿】は、ダイナミックな反面、とても柔らかく繊細で
治療技術としての、その迫力に圧倒されました。
長年臨床の現場で活躍する医師だからこそ、その実績に基づいた治療法を伝授いただきました!
タイトルは【ぎっくり腰】でしたが、そのほか、ヘルニアや狭窄症などについてもしっかりご指導頂きました。
母指も使えば、手根も使う、手の甲も使う、肘も使う、矯正も行う、
改めて【推拿】の整体法としてのレベルの高さと治療効果の高さを再認識いたしました。
休憩も「必要ない」と、終始汗をかきながら熱心に指導にあたって下さり、
その他、参加者からの質疑応答にも対応いただきました。
書店に陳列する多くの参考書は、臨床経験のないドクターが研究者として書かれていますが、
王医師から伝授頂く技術は、まさに生きた治療法。
長年の実績の中でを培った独自の治療法を、出し惜しみなく伝授頂いたことにとても感動いたしました。
推拿師の育成にご尽力いただく熱心なお姿に感動しながら、あっという間に前半の講習会は終了しました。