農家の人のことば | Un poisson rouge

農家の人のことば

有機農法で野菜を育てている農家さんが仰っていたことばが、今週とても印象に残った。

「まじめに頑張って植えても、不作のときもあるし、忙しかったりして割と適当に植えちゃっても、そっちの方がよく育つこともある。
お天道様次第なんだと思う。」

さらっと、そんなことを仰った。
とても美味しい野菜を作られている、その農家さん。

自然を毎日相手にしている人のことばには、実感がこもっている。そして、ここがとても印象的だったのだが、妙な力が入っておらず、まさに、自然、な感じであった。

力んでばかりいても仕方がないし、頭でっかちに考えてもしょうがない。
全ては、自然が采配しているんだから。

そんなことを、言われているような気がして、
コンクリートに囲まれた都会人の自分は、何だか恐れ入った。

生きる、ということの中で、人間の手の及ぶ範囲なんて、本当は、とてもとても、小さいのかもしれない。

謙虚に、おおらかに、生きることが、もっと大切にされるべきなのかもしれない。