虚と実について | Un poisson rouge

虚と実について

虚と実について、考える。

考えざるを得ないテーマなのだ、これは私にとって。

たとえば、
自分の気持ちや思いを、今、こうして、文章にしているのだけれど、

どれだけこの文章は、本当のことを表しているのだろう、と思ったりする。

自分の「今」感じていること、あるいは、
実際に眼で見たり耳で聞いたり、肌身をもって体感したことに、
最も近い言葉、それが、
文字で表現をするということにおける真実なのであれば、
どれだけ自分の感じていることや、見聞き体感したことを表現できているか、ということは突き詰めれば、
甚だ疑わしいこと、とも言えるかもしれない。

言語以前である生の感情、感覚、事象を、言語化するという作業。
簡単なようでいて、それは容易なことではない。

突き詰めれば突き詰める程、多分、そうだ。

伝える、ということはいつもこの困難を通り抜けなければならない、と思う。

虚でも無いけれど、実でも無い。

何だかしっくりこない。

そういう感じは、大事だ、と思う。

物事を突き詰めていく、極めていくということは、いつもその、「真実」=言語以前の生の感覚や現象、に近づけていくことの苦悩を伴う、のではないか、と思う。

それは、深い、とても深くて終わりも答えも無い世界。
多分、きっと。

どんなことでも、きっと、それはついてまわる。
パンドラの箱のような、
永遠の「探求」の世界。。。


「真実」という言葉とともに、
「嘘」という言葉があるけれど、
では、「真実」とは、そして、「嘘」とは何なのだろうか。


この問いは、考えている以上に深いような気がする。