ボーッとしてたら9月ももう終わりに近づき、プロ野球も各球団のバラツキはあるものの、残り試合が10試合前後となりました。
セ・リーグもパ・リーグも、リーグ優勝はほぼ決まり、セは3位争いが過熱と言っても、借金が2桁近いチームの争いでは、盛り上がりも欠けます。
と言うか、自分は興味がないですね。
セの3位はCS出場を自粛してはどうかとも思います。
万が一、たまたまポストシーズンだけ調子が良くて、日本一にでもなった日には、日本一の定義さえ論争になりそうです。
それよりも今シーズンは異変続きなんですよね。
セもパも防御率が悪い。
しかも首位のチームはこぞって4点台、Lに至ってはリーグ最低です。
現時点では難しくなりましたが、パ・リーグで久しぶりにチーム本塁打が200本を超えるんじゃないか、しかも、2チームもと思ってた時期もあります。
パ・リーグでシーズン200本を超えるとなると、20年ぶり近くになるんじゃないかな?
パはDH制が採用されているので、セよりも本塁打とか打率が高くなると思ってる人も多いと思いますが、実はパの方が打撃成績では悪いんですよね。
これはまず球場が広いこと、特に札幌と千葉はファールゾーンも広い事から、打撃成績に大きく影響してます。
あと、これは良く言われている事ですが、DH制を採用しているため、投手の能力の高い人しか生き残れない。
イコール投手力がセより良い。
これが交流戦の成績に繋がっている原因の1つと言われてます。
今シーズン、ボールが飛ぶと言われてますが、自分が球場でみる限り、思ったより伸びたなあと感じる打球はあまりあくて、打った瞬間、ホームランとわかるものが多かったです。
ただし、仙台、福岡はラッキーゾーンがあるので、ホームランは多くなってるのは当然です。
で、一方で、チーム打率をみると、実はそんなに高くもないんですね。
ラビットと言われた飛ぶボールを使っていた時は、チーム打率が.270越えが当たり前で、.300に近いチームもありました。
その時のチーム本塁打は今シーズンとさほど変わってないと思います。
つまり、何が言いたいのかと言うと、打撃指導が大きく変わってきているんだと思うんですよね。
フルスイング!
そして、フライを打つ!
この2つの指導をしているチームが大きく本塁打数を伸ばしているんだと思います。
ラビットを使っていたときは、ホームランが少ないチームでも、シーズン100本は余裕で越えてました。
だいたい1試合1本の割合だったと思います。
今年は、打てないチームは2試合に1本程度、打つチームは0.7試合に1本程度と大きく違ってます。
打率に目を向けると、チーム打率が高いのは、セ、パともに首位のチーム。
特にパ・リーグは顕著で、打てないチームは下位に沈んでいます。
チーム防御率が良くても、勝ててないですね。
三振数は今シーズンは少し多い位。
パ・リーグで打率3割を越えてる打者はたったの5人で、この結果からも決して打高投低とは単純には言えず、飛ぶボールだからとも言えない結果となってます。
ちなみにラビットの時は3割打者は20人近くいました。各チーム3人から5人、3割を越えてたんですね。
セ・リーグは3割越えが14人いますので、球場が狭いのと、投手のレベルが低い事が大きな原因かと思います。
まさかまさかのセ・リーグだけ飛ぶボールって事はないと思いますが・・・
(自分はセの試合を生でみないので、打球の伸びとかはわからない)
とにかく今シーズン、打撃成績に関しては、これまでとは大きな変化が見られます。
ホームランに関しては、チームの指導が大きく影響している可能性が大とみてます。
つまり、本塁打が少ない球団は、今でもレベルスイングしろとか、下手すりゃあダウンスイングしろと指導しているかもしれません。
もっと言えば、三振するなと指導しているかもしれません。
自分は三振しても良いと言うか、バッティングフォームを崩されて当てる位なら自分のスイングをして三振した方が良いとの考えを持ってます。
なぜなら、三振を怖がって、自分のフォームを崩してしまうのが、スランプだと思っているので。
三振が多くても四球が多いチームは、打撃成績が良いと思います。
上を越されたら仕方がないが、きっちりと守って無駄な点を与えない。
その分、打ち返す!
そんな野球が今のLの野球。
強いですよね。
足もあって、守備も固くて、多少投手力は弱いけど、先発の柱がいるから大きな連敗がない。
野球は進化してます。
ホームランが多いとボールが飛ぶって発想は、ちょっとね笑
と言うことで、MとTは指導方針が古いのかもね。
選手に全ての責任を押しつけず、今一度、ベンチが野球のトレンドってものを理解して、その上で、チーム編成をしていかないと。
特にTは、このままだったら来年はもっと悲惨になるでしょう。
このままだったらね。