残留農薬、食品添加物、環境ホルモンなどの化学物質の中で、「史上最悪の
毒物」と言われるのがダイオキシンだ。
古くはベトナム戦争で枯れ葉剤が蒔かれ、この中に大量のダイオキシンが混
ざっていた。双生児がくっついてしまったベトちゃんとドクちゃんは、このダイ
オキシンが招いたものであることが判明した。
15年前、所沢でてダイオキシン濃度の高い野菜騒動が起きたのは記憶に
新しい。
このダイオキシンは、人間の遺伝情報に影響を与え、発ガンを促進したり、奇
形児を生んだり、精子減少や流産、子宮内膜症を誘発する元凶と言われる。
恐ろしいのは、『奪われし未来』でも摘発されているように毒性が青酸カリの
1万倍、サリンの10倍と言われ1グラムの10億分の1というナノグラム、
1グラムの1兆分の1というピコグラムの超微量で、人体に影響を及ばすと
言うことだ。
事実、数年前、帝京大医学部の健康な20代の男性34人の精液を検査した
報告は全国に衝撃をりえた.内容は、「34人中、精子が不妊レベルを超えた
のはたった1人だった。
さらにショッキングなのは、6年前、日本不妊学会で発表された20歳前後の
男性60人の精子を調査した報告だ。
この内容は、「60人中57人の精子の異常率が10%を超え、不妊治療を要
する」と示唆されたことだ。
精子の異常率が10%を超えると、不妊治療が必要とされるので、日本の
若者には生殖能力が喪失していることを意味する。
精子異常率が高い77%の男性に「ハンバーガーを良く食べる」傾向が伺えた。
ハンバーガーの素材となる牛は、成長ホルモン剤が投与され育てられている。
したがって、環境ホルモンによる内分泌かく乱が行われ、生殖能力が損傷され
たことが実証されたと言える。
これは放っておいて良い問題ではない かなり深刻な問題だ。