自分の「におい」は気付かない。どうもorhgです。
皆さん匂いには敏感ですか?
僕は敏感です。
空間が素敵な香りで満たされていると気持ちがいいものですよね。
これは「匂い」ですね。
雨の多いこの季節。洗濯物がなかなか乾きませんよね。
生乾きの洗濯物の匂いは気持ちよくありません。
これは「臭い」です。
臭いと匂い。
音としては同じでも、漢字から読み取れる意味は随分と違います。
僕は特に、パーソナルなスメルには敏感です。
自分であっても他人であっても。
これにはトラウマがありまして、高校時代はアホみたいに部活をやっておりました。
冬でも替えのTシャツが複数枚必要で、夏などまさに地獄。
インドアスポーツをしていると、
夏は日陰で良いよね・・・
と言われ、
冬は室内だから良いよね・・・
と言われます。
・・・
こーーーの、すっとこどっこいがーーーーーーー(゚Д゚)ノ
そう思うんならやってみろコノヤロー!
夏はなぁ、温室効果でメチャクチャ暑いんだぞ!
室内はなぁ、風が吹かないんだよっ!
冬はなぁ、日が当たらないから外の方があったかいんだぞ!
室内競技はなぁ、日の光が目に入らないようにカーテンが閉まってるんだよっ!
雨も雪も関係ないから休みなんて無いんだ!
年間350日は部活なんだよっ!
体調不良の場合は学校来てから帰れっていう、そりゃーもー滅茶苦茶なんだからなっ!
・・・
すみません。
フラッシュバックで取り乱しました(*´Д`)
まーでも、そんだけ汗を掻くんだから、思春期男子特有の、男の「におい」はあったと思います。
思う・・・というのも、バスケはフィジカルコンタクト必須のスポーツです。
けっこうガッツリ接触します。
そうすると、中には同属である男の僕でも我慢を強いられる、強めのスメルの持ち主がいるのです。
接触すると僕の体からも移り香が・・・
そんな経験から、ふと疑問が頭をよぎるのです。
おれ大丈夫?
当時高校生の僕は電車を乗り継いで通学していたのですが、行きも帰りもどちらの電車も満員です。
ひょっとして、スメハラ(スメルハラスメント)してませんか?。僕。
毎日風呂に入ってます。
なんなら夜は風呂、朝はシャワーを浴びるなど、気を付けて対策していました。
でも部活の彼は自分の臭いに気付いていません。
デリケートな話題なので、誰も本人に強くは言えません。
ん?
俺が大丈夫っていう保証ないじゃん。
それからというもの、僕は見えない「におい」に必要以上に敏感になります。
これが僕のトラウマ体験です。
しかし、「におい」は先にもあるように「匂い」にもなります。
そしてメガ進化すると「香り」に昇格します。
ポケモンと一緒ですね。
ただ「香り」まで行くと、普段の環境にはない特別な状態を指すと思います。
お香を焚いてみたり、香水をふってみたり、一般家庭にはない総檜風呂に入ってみたり・・・
僕にとってはどれも非日常です。
「香り」というのは良いモノですが、落ち着いたり、しっくりする気持ちになれるのは、むしろ「匂い」の方だと思うのです。
実家の匂いだったり、自分の家の洗濯物や自分が着ている服の匂いだったり・・・
そうそうコレコレ・・・といった、とてつもないしっくり感。
でも注意したいのが、この「匂い」の真っ只中にいるときは、それ自体に気が付かないというコトです。
そんな普段なら気が付かない「しっくり」に気付かせてくれたエフェクターがコチラ↓
マクソンのSD-9。Brush eightモディファイです。
まーた、おめぇこっただもんだしてきてぇ~・・・という声が聞こえてきそうですが、僕に実にしっくりきます。
コイツ、俺と同じ「匂い」を感じる・・・です。
弾いていて、とてつもない「しっくり感」。
マクソン製品は過去のブログにいくつか上げているので、既製品がすでに僕のフィーリングに合っているのだと思います。
とは言え、このブラッシュエイトのモディファイは素晴らしいです。
実はアナログマンのOD-9のモディファイに感動したので、同じくアナログマンモディファイのSD-9も購入していました。
ミドルのコントロールを増設したバージョンでしたが、OD-9ほどは感動出来ませんでした。
というのも、アナログマンの説明では、モディファイの内容はトーンを上げたときに削られる低音を削られないようにした・・・というコトだったと記憶しています。
しかし、ゲインとボリュームを上げていったとき、いくらかは低音を削らないとボワついてむしろ邪魔になってしまいます。
ミドルのコントロールを増設したコトは悪くなかったかも知れませんが、低音の質感もモディファイ前の既製品の方が好みだったため、アナログマンのモディファイはレギュラー定着には至りませんでした。
丁度この時期、人気ブティックエフェクターメーカーが揃って発表したSD-9を発展させたペダルが話題となっており、YouTubeなどでも試奏動画が一気に増えました。
もともとSD-9自体が一部の人たちには人気のあったエフェクターのようで、個人工房によるモディファイも調べると結構あります。
しかし、どれも僕が思うような匂いがしません。
オリジナルがかなり良かったから、わざわざ質感が変わるようなモディファイしなくてもいいんだけどなーと思っていました。
そんなコトを考えながら、結局YouTubeのレビュー動画でコイツにたどり着くわけですが、実際使ってみるとこんな感じです↓
先ず、低音の具合が丁度良いです。
アナログマンで感じた、低音が出過ぎる感じがありません。
かといって締まり過ぎて足りない感じもありません。
低音がスッキリし過ぎると、ゲインを上げてもパワー感を感じられなかったり、低音だけ歪が足りない感じがします。
だからといってボリュームを上げたり、ゲインを上げてしまうと、4~1弦でバランスが悪くなり、使い勝手も悪くなると思います。
その点でこのモディファイは低音を上手く調整し、高音弦でもSD-9がもともと持っている音の太さが活かされていると思います。
次に歪の質感が良いです。
商品説明では、「歪は少し細かくなった」と記載がありましたが、このくらいが良いのではないかと思います。
耳あたりも良く、弾いていても聞いていても疲れません。
でも、歪んでいるからこそのカリっとした部分は効いています。
荒々しさは抑えられていますが、荒々しさが欲しければ僕はファズを使うので問題ありません。
更に、ボリュームを絞った際のクリーンも綺麗。
こういった部分を僕はファズに期待していたので、この感覚をディストーションで得られるのは嬉しい誤算でした。
最後にバランスの良さとノイズの量です。
1~6弦のバランスは凄く良いと思います。
もともとのギターサウンドのバランスを壊しません。
このバランスについては、最近僕が非常に勉強になった部分がありまして、DCケーブルで結構変わるのです。
DCケーブルのブログは以前書いていますので、良かったら見てみて下さい。
そしてベルデンのDCケーブルにしたことで、ミドルとローの質感が変わり、このSD-9のバランスはすごく良くなったと感じています。
トーンコントロールは1つだけなので、細かい調整はできないのですが、そのなかで上手く調整してあると思います。
上手く調整してありますが、良いサウンドが得られる領域はオリジナル同様に結構狭いです。
製作者の方も動画内で「使わないけどね」と言いながらトーンを上げていらっしゃいました。
SD-9のトーンってそんな感じです。改善しているといっても、別物になったわけではありません。
ノイズは許容範囲内です。
少ないかな?と思いますが、常識程度にあります。ノイズが無いと言われるレベルではありません。
しかし、ボリュームを絞ってクランチやクリーンを使えるとなると、この部分を担当するはずだったファズに比べ、圧倒的にノイズが少ないです。個人的に結構ポイント高めです。
書き忘れていましたが、他の歪エフェクターとのスタック(重ね掛け)が出来るところも気に入っています。
というのも、アナログマンのサンフェイスを現在メインのファズとして使っていますが、ファズフェイス系はインピーダンスの問題で前段にブーストペダルが使用できません。
後段にアナログマン推奨のバッドボブブースターを繋いでもみましたが、どうにも思ったようなサウンドになりませんでした。
チューブスクリーマー系などもってのほかで、OD-9では音がつぶれて、まともなサウンドにはなりません。
しかし、このSD-9とOD-9の組み合わせは非常に魅力的でした。前段にOD-9です。
TSテイストが付与されるので、ゲインが上がり、ミドルが足され、低音がタイトになります。
アンプライクや原音忠実とは掛け離れますが、良い音です。
特にTSは、聴いている人も
「おっ、TSじゃん♡」
となるサウンドですから、TSにナチュラルを期待するのは間違いです。
TSという調味料をぶち込むのです。
TS臭を漂わせるのですっ!
言ってみれば、僕にとってTSは8×4。
部活終わりの部室。
体育終わりの教室。
あれ、だれか8×4使ったな。
という感じ。
みんな知ってる制汗デオドラント。
フレグランスではありません。
自然な匂いではないけれど、爽やかな気持ちになります。
久しぶりに嗅いだ時、コレコレ感ありますよね。
まぁ、根底には誤魔化したい臭いが隠れているのですけど。
一方、僕にとって、このSD-9は僕の匂いがします。
いや。
あえて言おう
僕の香りがするのです。
自分自身が嗅ごうものなら、
うわーーー
落ち着くーーー
となります。
しかし、体育終わりの教室では↓
ちょっと男子ー。
更衣室に着替え忘れてない⤴?
(スンスン)
・・・
これ○○君のじゃーーーん(# ゚Д゚)
となります。
おしまい。