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いじめ・不登校の件数は過去最多
こんにちは。
インナーチャイルドセラピストの藤です。
コロナ以降、こんなことが深刻化しているそうですが、ご存じでしたか?
全国の小中高校と特別支援学校で2022年度に認知されたいじめの件数が前年度から1割増の68万1948件に上り、過去最多となったことが3日、文部科学省の問題行動・不登校調査でわかった。
深刻ないじめの重大事態も217件増え、最多の923件だった。不登校の小中学生は最多の29万9048人に上り、30万人に迫った。
元の記事はこちら
2023年時点の調査では、全国のいじめ及び不登校の件数は「過去最多」だそうです。
「学校に行きたくない」という理由が「いじめ」なのなら、それは確かに行きたくなくなりますよね。
「不登校」が増えるのも、当たり前ではないでしょうか。
居てはダメな場所もある
深刻ないじめの被害に遭っている場合、「不登校」というのはひとつのテです。
行かなければ、いじめに遭うことはありません。
「学校には行かなくてはならない」「いじめから逃げてはいけない」と、親子で視野狭窄にならないでほしいと思います。
「うちの子をいじめてるあの子(たち)は、平気で学校に行ってるのに!」という親御さんの焦りや悔しさは、もちろんわかります。
しかし「アンタね、いじめなんかに負けてどうするのよ!」とか「こんなことで、将来どうするの!」などという言葉は、弱っている子供さんをさらに追い詰めてしまいますから、そこはチョットこらえましょう。
「学校に行かなきゃいけない」ということは、その子自身、泣きたいほどわかっているのですから。
いじめに遭っていることを、学校に行きたくないと思っていることを、「自分がいけないからだ」として我慢し、何食わぬ風を装っている子供さん、けっこう多いと思います。
だから、親御さんがすぐに気づかないということもあるのでしょう。
よくニュースなどで、学校関係者が「いじめと認識していなかった」と言い出すのも、あながちウソではないのかもれません。
登校時に名札をつけていなかっただとか、上履きのかかとを踏んだだとか、廊下を走るなだとかいうことにはめざとい学校ですが、こといじめとなると、なぜか本当に気づかないようですし。
児童のことを「そこまで見ていない」「気にも留めていない」ってことでしょうから、最初から、学校に期待しすぎないほうが無難です。
いじめに立ち向かわせない
いじめの加害者と被害者とでは、互いの言い分が食い違うのは当たり前のことです。
相談しても結局「ご心配でしょうけれど」とか、「ふざけていただけだと思いますよ」という感じで、まるで被害者側に問題があるような扱いをされるのも、これまたよくあるケースです。
それにより「あら、じゃ、そんなたいしたことないのかも」とか、「先生も、ちゃんと見てるって言ってくれてるし」と安心し、わが子をうっかり登校させてしまうことで、悲劇が起こったります。
そもそも指導する教職員に問題がある以上、「だから児童にいじめが増加する」と言っても過言ではないと思います。
こんなニュースもありますね。
共感能力の低い教職員もいます。
だから、学校サイドにいじめの相談をしても、解決するワケがないんですね。
わが子の異変に気づけるのも、助けられるのも、親だけですよ。
「なにか、おかしいな」と思ったら話を聞く、そして休ませることは、甘やかしでもなんでもないと思います。
いじめっこは反省しない
18歳の高校生ですら、見た目は大きくても中身はまだまだ子供であり、それ以下の年齢の子供であれば、さらにわからないことが多いものです。
いじめに関しては「負けるが勝ち」であるということを、知っておいてほしいと思います。
いじめには立ち向かわせず、学校には行かせないこと。
なぜなら、いじめは犯罪だからです。
例えば、いじめられる側に何か理由があったとしても、「だからいじめていい」ということにはなりません。
いじめというもの、それを「やってはいけない」ということがわからない子供たちはどこにでも、必ず一定数います。
それがわからないまま大人になる人も、大勢います。
これは子供の頃に「いじめというのは卑劣なもので、やってはいけないことだ」ということを、親や周囲も誰も教えてくれなかったことによります。
いじめを容認・推奨するような環境で育つというのは、悲劇です。
いじめるのは「心の病気」
彼らは、いじめを「娯楽」ととらえています。
「やってはいけないことだ」とは理解していません。
そもそもが「いじめる側の問題」なので、自分たちの所業がバレたなら、反省するどころか、ターゲットを変えてまた行います。
いじめっこの認識というものは、通常とはズレがあるからです。
かつて自分自身も深く傷ついたがゆえに、心を病んでいる状態です。
溜まった怒りのエネルギーが、他者に向いてしまることで「いじめ」となります。
ひとことで言えばいじめの加害者、これは本人の資質と言うよりは、「育ち方が悪かった」ということです。
「三つ子の魂百まで」という諺にもありますよね。
幼い頃に形成された、その人の信念というのはその後、変わりようがないのです。
これは、インナーチャイルドの問題でもあります。
ある日、自分も誰かから同じようにひどい目に遭わされて、「こういうことだったのか」と、被害者の気持ちを痛いほど知ることができれば、何か少しは変わるのかもしれませんが。
もし、今「いじめで悩んでいる」というお子さんをお持ちの親御さんがいらしたら、そんな子供たちのいるところに、大切なわが子を放り出さないようにしてくださいね。
「将来」も「進学」も、「今」があってこそですから。
逃げるが勝ち
つらすぎることに日々、接していると人間というものはやがて、それに慣れてしまいます。
しかし、何も感じていないわけではないですから、数週間とか数か月たってから心身に異変が起きたりします。
突発的な鼻血、不眠や脱毛、うつ病やパニック障害、リストカット、そして不登校など。
「学校に行きたがらない」というのは、いじめでなくとも何らかのSOSです。
人は、成長するために「人生、ままならない」ということを学びます。
しかし「人生は絶望に満ちている」ということをあまりに早くから学ぶのは、その子の人生に影を落とします。
昔から「苦労は買ってでもしろ」とは言いますが、実際のところ、心がズタボロになるような体験はトラウマにしかなりません。
鍛えることと、傷つくことは似たようで違います。
いじめに耐えることは、人間として無理なことです。
「拷問に耐えろ」というようなことですから。
もし子供さんが今、「こんな自分なんて」と感じているとしたら、それは心が傷ついている証拠です。
いじめや不登校というのは、児童本人もつらい事ですが、親御さんも大いに心を痛めることです。
ただ、どんな時でも「選択肢は、たったひとつだけではない」ということ。
そして「必ず助けはある」ということ。
それさえわかっていれば、何があっても柔軟に対応できますよ。
家庭内の問題、まずはお母さんから
「不幸や病気の大元はインナーチャイルドが騒ぐことが原因」と言っても、過言ではありません。
しかし、そんなインナーチャイルド(インチャ)、癒してゆくことでだんだんと、騒がなくなってゆきます。
つまり、ダンナさんとも子供さんとも、うまくやってゆくことができるようになるのです。
家庭内の問題、まずはお母さん(奥さん)を癒すことからはじまります。