そろそろハロウィン

 

こんにちは。

 

秋の風物詩といえば、「ハロウィン」でしょうか。

 

最近では、100円ショップなどでは9月になるとすぐに、ハロウィングッズが店頭に並びます。

 

仮装なども、もうすっかり定着していますよね。

 

昔、うちの子がまだ小さかった時には「まだ、そこまででは・・・」という感じでした。

 

子供のお友達も「ハロウィン?なにそれ」という感じでしたよ。

 

image

 

ハロウィンといえば、すぐに思いつくのはこちら。

 

ティム・バートン監督の「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」という作品ですね。

 

 

昔からダイスキで、まだまだ幼かった子供とともに見ては、「ハロウィンの雰囲気」というものを楽しんでいました。

 

ダニー・エルフマンの音楽もなじみやすかったですし。

 

 

それ以前、ハロウィンを扱ったものを初めて認識したのは、スティーブン・スピルバーグ監督の「E.T」です。

 

主人公のエリオット少年たちが仮装するシーンがあり、それを見た当時はまだ子供だったものですから「ナゼ、みんなでオバケの仮装をするのだ」と思って観ていました。

 

 

その後はジョン・カーペンター監督によるホラー映画「ハロウィン」の影響からか、「なんだか怖いモノ」という感じで、思春期の頃は「日本にはあんまり関係ないだろ」くらいにしか思っていませんでした。

 

そんなハロウィン。

 

ちなみに「ハロウィンて、何を食べるの?」くらいな認識。

 

あ、うちではそうです。

 

image

  魔女がいっぱい

 

あまりね、怖い話を載せるのもアレですし。

 

かといって、いい加減なのもヨクナイので、本で調べてみました。

 

ハロウィンて、そもそも何なんでしょうか。

 

ハロウィーン All Hallows' Eve

 

毎年十月三十一日に行われる西洋の祭り。本来は、オール・ハロウズ・イヴといい、キリスト教の全聖人を祝福する万聖節の前夜祭を示す。

 

起源は古代ケルトのサムハインSamhain祭といわれ、この日は死者の霊が家に戻って来ると信じられた。

 

今日ではアメリカの子どもたちの祭りとして有名。

 

その夜は幽霊や魔女に仮装した子どもたちが近くの家々を回ってお菓子をねだる。

 

またカボチャをくり抜いて目鼻をつけ、窓際に飾る風習も広く行われる。これらは古来の魔よけの儀式が一般化したものらしい。

 

引用元:「世界オカルト辞典」サラ・リトヴィノフ編/荒俣宏監修/風間賢二訳/講談社

 

image

 

 

古代ケルトに起源をもつ祭典、それがハロウィン。

 

「死者の霊が家に戻って来る」ということで、海外版のお盆といえばわかりやすいですね。

 

子供たちに魔女やゾンビやお化けの仮装をさせるのは「その日、降臨してくるヨクナイモノ」に子供をさらわせないためだそうですから、その夜はあんまり、出歩かない方が良いのでは?と思ったりしちゃいます。

 

image

 

毎年行われているハロウィンイベント、女性が手っ取り早く仮装できる衣裳といえば、「魔女」でしょうか。

 

黒い帽子に黒いマントで、それらしくなれますし。

 

ハロウィンといえば、魔女とは切っても切り離せない関係かな?と思います。

 

これからの季節に、お子様が喜びそうな絵本はこちら。

 

「おおきなかぶ」ならぬ、「おおきなかぼちゃ」。

 

ここからは少し「魔女」について掘り下げてみたいと思います。

 

すこし話がそれるようですが、最近では、ホリスティックケアがポピュラーになりつつあります。

 

ホメオパシーもそうですが、自然療法やヒーリングなど、そうしたものを用いることも昔でいえば「魔女」と言われることでした。

 

知識に長けた魔女たちは、はるか大昔からさまざまなハーブを用いて、すでに同種療法を行っていました。

 

もともと彼らは(『魔女』と言っても実際には、男性もおりました)薬草やハーブに深い知識をもち、産婆もつとめ、古代信仰や生活の知恵にも精通している、いわば「村の賢者」というポジションでした。

 

「魔女狩り」で弾圧されるまでは。

 

image

 

「魔女狩り」とは、ローマ教皇の異端審問の延長として始まった魔女裁判のことです(異端審問とはまたちょっと違います)。

 

その町や村における災厄の原因を一方的に「魔女による」ものとする、「集団ヒステリー」でもありました。

 

しかし実際には時の権力者による、土地や財産の没収という目的の方が大きかったと思います。

 

ことの発端は1484年、時の教皇インノケンティウス8世が、魔女を断罪する勅書を発したことによります。

 

これに続き、1486年に出版された修道士ハインリヒ・クラーマーによる、魔女狩りのためのハンドブック『魔女に与える鉄槌』(共同作者といわれるヤーコプ・シュプレンガーがいますが、名前を貸しただけとも言われています)が魔女裁判で用いられます。

 

15世紀から18世紀にかけヨーロッパ各地、やがて北米へと大きく広まり、魔女狩りは盛んに行われました。

 

魔女の疑いをかけられてしまえば、身分のある裕福な家の子女でさえ免れませんでしたし、家族がお金を払っても解放してくれる訳ではありませんでした。

 

一度、誰かに魔女だと告発されればその人が無罪になることはなく、魔女と判明すれば首吊りや火刑に処せられました。

 

image

 

「魔女に与える鉄槌」は「魔女裁判の心得と手引き」として版を重ねつづけ、魔女たちへの弾圧は苛烈なものとなりました。

 

かつてイギリスには悪名高い魔女ハンター、マシュー・ホプキンズという法律家までおりました。

 

一度告発されたら逃れられない。

 

無実を証明することすら許されない。

 

そんな魔女裁判により、多くの無実の「魔女」が犠牲になりました。その数は10万人とも言われていますが、実際にはもっと多かったことでしょう。

 

「魔女に与える鉄槌」は、「魔女」という女性に的を絞っています。

 

時の権力者に命令されて書いた背景はあるにせよ、ここまで魔女を(というか女性を)嫌悪し、弾圧する異常さは、今考えてもかなりのもの。

 

そして「魔女狩り」に共鳴し、加担してしまった人々の不安と混乱と恐怖は、当時の世相を反映しているのだと思います。

 

image

 

かつて「賢者」と呼ばれた魔女たちにとっての痛ましい時代が長く続き、イギリスでは魔女を禁止する「魔女法(妖術禁止令)」が廃止されたのは、1951年だそうです。

 

割と、つい最近ですね。

 

しかしそんな暗黒の時代は過ぎ去り、今や「魔女である」ということは何の不思議もなくなりました。

 

可愛い魔女が登場する宮崎駿監督の「魔女の宅急便」は大人気でしたし、「美魔女」と呼ばれる方々もいます。

 

その他、ロバート・ゼメキス監督の「魔女がいっぱい」という映画もありますね。

 

 

ハロウィンも定着し、現代はまさに魔女がいっぱい。

 

そんな感じがします。

 

そして、普通の人だけではなく修道士の中にも、魔女の中にもある「インナーチャイルド(インチャ)」もまた。

 

インチャとは「心の傷」です。

 

インチャがいることで「愛されたい」「認められたい」「優秀になりたい」として、人は「自分ではないもの」になろうとします。

 

image

 

インチャが多ければ多いほど、本来の生き方からそれて「不自然な生き方」をするようになりますから、愛を得ようと頑張ったり、人と比べて落ち込んだり、それがやがて怒りや憎しみに変ったりして、不幸や病気になりやすくなります。

 

15世紀に吹き荒れた「魔女狩り」の嵐も、この「インチャ」が大きく影響していると思います。

 

りんごホームページはこちらりんご

 

 

#インナーチャイルド #埼玉県 #川越市 #鶴ヶ島市 #坂戸市 #東松山市 #日高市 #CHhom #由井寅子 #JPHF認定インナーチャイルドセラピスト #不登校 #強迫神経症 #パニック障害 #HSP #フラワーエッセンス #インナーチャイルドセラピー