こんにちは。zenです。
ラオス3日目です。
我々は今、ラオスの中でも「ルアンパバーン」という町におります。
ルアンパバーンはラオスの「古都」と言われておりまして、
日本でいうところの「奈良」とか「京都」に該当するでしょうか。
3日目は「托鉢(たくはつ)」体験からスタートしました。
ルアンパバーンに来たらこれだけはやっとかなきゃダメでしょと言われているものの一つが「托鉢」。
「托鉢」とは、お坊さんに食料やお金を捧げる行為(「喜捨」と言うそうです)です。
日本でいうところのこういうやつ↓
ルアンパバーンの托鉢がなぜ有名なのかと言うと、
とにかく数が半端ないから。
ものすごい数のお坊さんが列をなして歩いてくるのです。
ネット上の情報によるとこういうイメージ↓
これはぜひ体験してみたいということで、いざ出陣!
托鉢スポットに向かって歩いていたら、托鉢グッズを籠に積んだ現地のおばちゃんに呼び止められ、
「托鉢したいなら案内してあげる。こっちだよ」
と言われる(正確に何を言っているかはわからないけど、ジェスチャーからの推測)。
何も知らない我々は、とりあえず付いていくことに。
ずんずん進んでいくおばちゃん。付いていくのに必死。
ネット情報による托鉢スポットとは全然違う方向に向かっているようだが、現地の人しか知らないポイントに連れていってくれるのかなと思ってとにかく付いていく。
到着。
誰もいない。。
思ってたのと違う…。
もっと托鉢する人がズラッと並んでるイメージだったんですけど…。
ゴザを敷き、喜捨物を並べ、手際よく托鉢の準備を整えるおばちゃん。
なされるがままにおばちゃんの言うとおりにしていたら、
「1人、100000kip(キープ)ね(現在のレートだとだいたい800円くらい)。5人で500000kip(約4000円)」
とおばちゃん。
レストランで大瓶のビールを頼んでも25000kip(200円くらい)で飲めるから、これはくそ高い。はめられた。。
↑心から笑えない我々(笑)
でももう諦めて楽しむしかない。
それにしても、お坊さんにこんなものを喜捨するんですね↓
市販のおやつ(笑)
右上の籠の中には蒸したもち米が入っていて、もち米一掴みとおやつをセットにして喜捨せよとおばちゃんから指導が入ります。
ついにお坊さんがやってきました。
次々やってくるお坊さん。喜捨が追い付かない(笑)
気付けばおばちゃんの仲間たちも増えていて、喜捨物がまるでわんこそばのように勝手に追加されていきます。
「これあとで高額請求されるやつじゃない?」
と内心思いながらも、とにかく目の前のお坊さんを待たすわけにはいくまいと、必死に喜捨を続ける我々。
余裕で100人は越えていたと思います。
想像以上に慌ただしかった喜捨を終え、しれっと立ち去ろうとする我々におばちゃんが言います。
「追加で1000000kipね(約8000円)」
いやいやいや!
そんな予感はしてましたけども!!
「それはさすがに高すぎる。もうすでに500000kip払ってるじゃないか」と交渉する妻。すごいぞ妻。
最終的にはそもそも我々の手持ちが400000kip(約3000円)しかなかったので、それだけ支払って退散。
おばちゃんたちはめちゃくちゃ不服そうだったけど。
いやはや、いろんな意味でとてもよい経験をさせてもらえた托鉢体験でした。
率直に何を感じたかって、
「托鉢ビジネスやん」
ってこと。
ラオスは仏教徒が多く、信仰心が強い。それを一番体感できるのが「托鉢体験」だ。と、ネット情報等から事前に仕入れていたので、どんなもんなのかなぁと思ってチャレンジしてみたけど、なんのことはない。我々が体感した托鉢は、完全にビジネスでした。
だってもし本当に信仰心から行っているのであれば、現地のおばちゃんたちも托鉢するはずやん。
だけど実際は“わんこそば”に必死で、高額請求。
観光客を狙ったビジネスとしてよくできてるなと思いました。
あくまでも僕が体感した側面からの推測でしかないけど、
ラオスの男性の多くが出家をするそうです。実際に幼稚園くらいの年齢に思える小僧も結構見かけました。ネット情報によると、家族に促されて小さな頃から出家するそうです。
それってすなわち「托鉢ビジネスの一翼を担ってこい」ということだったりするのかなって。
神聖な行為と思われる「托鉢」という行為でさえビジネスとして活用していく…
その貪欲さにある種の感動を覚えるzenなのでした。
ということで、以下3日目のハイライトです~
↑托鉢後は朝市へ。
日本では見れない珍しいものがたくさん!!
↑何これ?なフルーツ。
チャレンジしてみたら、ライチみたいでおいしかった!
↑鳥さん。
↑豚さん。
↑蛙。
↑川魚。
何かと刺激的すぎる!
↑現地のレストランでランチ。
安くてうまい!
↑狛犬?
↑ドアを開けたらそのまま下に落下する扉を発見!
危険すぎる!!
扉の意味!!
なぜ窓にしなかった!!
↑足場が「竹」で組まれている。
しかも結束がビニールひも!
ワイルドすぎる!!
↑夜はクルージングへ。
ラオスを横断する「メコン川」という巨大な川のクルーズを楽しみました。
↑出会った中国人の夫婦と仲良しに。
3日目もどんどん自分の中にある常識がぶち壊されていくzenなのでした。
ではまた~