いつからだろう

百万円がそれほど大金ではなく

時速百キロがたいしたスピードではないと知ったのは

それから

百様の夜を越え

百度の恋をして僕らは大人になり

百発のボディーブローをくらい

百遍の後悔を繰り返し僕らの心は鍛えられた

だから

百万円を握りしめ

時速百キロで突っ走っても僕は何とも思わない

それでも

通りを駆け回る子ども達や

まぶしく輝く夏の海を見て百粒の涙を流す