第28回高崎映画祭にて上映
2012年ぴあフィルムフェスティバルで、エンタテインメント賞と映画ファン賞をダブル受賞した
青春ドラマ。
女子高生の熊田美沙は、名字やその風貌から 「プー」と呼ばれて馬鹿にされ、友だちもいない
孤独な学校生活を送っていた。
そんなある時、可愛すぎて女生徒たちから妬まれている同級生イズミと親しく なった美沙は、
なぜか自分に興味を示すイズミに戸惑いながらも、友情を育んでいくが……。（映画.comより）
すんません
自主製作映画をナメてました
はい
これ 傑作でした
昔から高崎映画祭では若手監督作品を観て来たのですが、あまり良いと思った作品が無くて
近年は若手監督作品を避けて来たのですが、先に記事にしました「ももいろそらを」を去年観られず
今年の高崎映画祭で観ることが出来たこともあり、いくつか若手監督作品にも目を向けてみようかなと
そんな中、この「かしこい狗は、吠えずに笑う」は去年大絶賛されていたので、一番興味の
あった作品でありました
なんの予備知識無しで観たのですが、ビックリしましたね
やられたなと
良い意味で見事に期待を裏切る作品でした
序盤、友達のいない二人の少女のちょっとコミカルな青春映画のようなのですが（何か引っ掛かる
感じはあるのですが）
徐々に不穏な空気が漂い始めまして、あれれ。。。
なんだか、あれれ。。。
あれれ。。。
人によっては残念な展開かも知れませんが、僕は思いっきり楽しめましたね
洗練されていて、自主製作映画という枠を突き抜けていましたね
渡部亮平監督はこの春のドラマ「セーラーゾンビ」にて監督・共同脚本を担当しています
テレビ東京4/18（金）スタート毎週金曜深夜0：52～1：23（全12話）
《ネタバレ注意報発令中！》
これからご覧になる方は、読まれない方が。。。
徐々にミステリアスな雰囲気が漂い、気が付けば園子温監督作品や
瀬田なつき監督作品「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」のようなおどろおどろしい展開。。。
お見事でした。
主役のお二人は今作が映画デビューのようですが、演技と存在感、中々良かったと思います。
見せ過ぎないちょいエロな思わせぶりな描写がいくつか用意されていましたが、あの描写も
素晴らしいと思いました。
脚本・演出・演技の勝利！
なんと！スタッフはmixiとtwitterで募集したとのこと。
《ネタバレ注意報解除》
高崎映画祭にて、この「かしこい狗は、吠えずに笑う」
本日4/3（木）15:00-16:34 シネマテークたかさきにて上映があります
お時間ある方は行ってもらいたいですね
⇒高崎映画祭上映スケジュール
公式サイトにこんなコメントがありました
まさにそんな感じです
***下記原文***
「24歳の若者が初監督、脚本を手がけた自主制作の学生映画。そんなクオリティの
作品ではないです。
ぜひ予告編を見てから本編見て欲しい。いい意味でめちゃくちゃ裏切られた。
『爽やかなオレンジジュースみたいなもんやろ～』って軽い気持ちで飲んでたら、
『めっちゃウォッカ入ってたんや、これ…。』って狂気に酔わされる。
(桂三四郎／落語家）