ケン・ローチ監督作「天使の分け前」鑑賞@シネマテークたかさき | 群馬県中心にハンドメイド系などイベント情報、雑貨のこと、映画のこと。。。

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人生の大逆転!?


スコッチ・ウイスキーが根付くスコットランド。
この地は今、不況にあえいでいた。
家族とうまくいっておらず何かにつけ暴力沙汰を起こしてきたロビー(ポール・ブラニガン)は、
またしても問題を起こし捕まる。
しかし恋人との間にできた子どもがじき生まれることを鑑みて、刑務所送りではなく社会奉仕活動を
する よう言い渡される。
そこで指導者のハリーと出会い、ウイスキーの奥深さを知ったロビーは、次第にテイスティングの
才能を目覚めさせていく……。(Movie Walkerより)

2012年カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した痛快な秀作
カンヌ国際映画祭審査員賞なんて言われてしまうと「堅苦しい」「芸術性の高い」作品を想像しますが
これは万人に受け入れられそうな笑いと感動と、ちょっと意外性もある人間ドラマ

ほんと痛快なラストが待ち受けているんですが、ここがこの作品のポイントで賛否意見が分かれる
所となっています
これはこれで良いと思うんですけどね
許せないなんて方もいるようで

イギリスの若年層の失業者が100万人を超えたそうで、この作品はそんな深刻な状況下にある
若者に向けた監督からの応援歌であるのです

スコットランドの若者がエジンバラ城を眺めて「あれ何?」みたいなことを言うシーンが
あったりするのですが、スコットランドのことを理解していると更に楽しめる作品となっています

またタイトルになっている「天使の分け前」とは「ウイスキーなどが樽の中で熟成されている間に
年2%ほど蒸発して失われる分のこと」

同じケン・ローチ監督作品「エリックを探して」にテイストの近い今作ですが、こちらもおススメです