ロベール・ブレッソン監督作「ラルジャン」鑑賞@シネマテークたかさき | 群馬県中心にハンドメイド系などイベント情報、雑貨のこと、映画のこと。。。

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ニセ札から運命を狂わされた一人の若者

ラルジャン

巨匠ブレッソンの遺作、最後の傑作となった「ラルジャン」(お金)はトルストイ原作の短編小説の現代化。
1枚の贋札が、人の手から人の手へ。
一人の青年の運命が雪崩のように狂い落ちていく…。
映像も音もいっさいの虚飾を剥ぎそいだ極限に、ブレッソンしか到達しなかった至高の美の世界が現出する。
(フランス映画社より)


映画通の方々に言わせると主人公のセリフでご丁寧にストーリーを語らせてしまうような作品は
駄作で、余分な説明をさせない作品が良しとされる傾向にありますが、このラルジャンはまさに
映画通好みの作品と言えます


ほんと音楽とか全く無く、観ている側に考えさせるような演出を徹底した作品で、こういった作品を
見慣れていない方には、何?!となる所もあるかと思います
よって万人向けではないですね


僕にとっては、殺人を犯してしまった後の洗面所のシーンなど好きな部分もあるのですが、演技とか
音楽とかも楽しみたいので、少々物足りなさがありました
観る人が観れば大傑作!!
そんな作品でありました。
それでもたまにはこういうのも良いか!と思って帰宅したのであります