自分の中の気付き
あんまり気付きたくなかった…
というか、気付かないようにしていたことを今回はじめて受け入れることが出来ましたことを御報告致します。
私の中の傷に関してです。
私はコアエッセンス・ヒーリングの講座で学んだ5つの傷のうち、自分に当てはまるものは
「拒絶による傷(スキツォイド)」…4割
「屈辱による傷(マゾキスト)」…3割
「不正による傷(リジット)」…2割
「見捨てによる傷(オーラル)」…1割
だと思っていました。
5つのうち4つが多かれ少なかれあり、顕著なのはスキツォイドとマゾキスト。
そんなふうに分析していました。
残りの1つの傷は
「サイコパス(裏切りによる傷)」
自分には、サイコパスの傷は無いと思っていました。
いえ、正確に言い直せば……正直に打ち明けると「無いと思いたかった」傷です。
なぜなら私はサイコパスの傷を持つ人がとても苦手だから…。
サイコパスの傷を持つ人のエネルギーは「怒り」が多く、スキツォイドが多めの私はサイコパスの傷の人が近くにいるだけで、特に何もされていなくても威圧されている感じがしてとても怖いのです…。
《いつもいつも、自分が正しいと思って周りに気を使わせて……独善的であまり好きになれないなぁ…》
それが今まで私の中で抱いていたサイコパスの傷を持つ人への感情でした。
だからこそ、自分はそんな要素持ってない…そう思いたかったのです。
ですが、今日私は見つけてしまいました。
自分の中にどっしりしっかり居座っている「サイコパスの傷」を……。
思い知るきっかけとなったのは職場での出来事です。
とても理不尽な要求をしてくるお客様がいらっしゃいました。
2人組の女性で、明らかにルール違反な要求をしてくる人達でした。
やんわり要求を断ると「なんなのよ、それ!」「そんなこと言われたって困るのよ!」と2人で捲し立てるように口調を荒らげます。
その時、自分の中に多くある筈のスキツォイドの傷よりも、サイコパスの傷の方が疼いている感覚を覚えました。
(この人たちは一体なんなんだ?自分達の非を一切認めずに正当化して、こちらに一方的な要求ばかり…)
(そんなゴネ得が許されたら、他のお客様に申し訳ない)
(腹が立つ……うちの商品を今後一切買わないで欲しい。一秒でも早く帰って欲しい)
その時の感情は
怒り6割
恐怖3割
屈辱1割
と言った感じ。
その後「ザ・オーラル」なタイプの、うちの先輩が「本当はダメなんですけど、今回だけですよぉ♡」と言って要求を受け入れ2人組のお客様は機嫌よく帰っていきました。
先輩も、お客様が機嫌よく帰って行ったことにニコニコでした。
唯一、その場の空気についていけなくなった感じの私…。
なんだかものすごく理不尽な目にあった気がして……久しぶりにとても感情が揺れました。
ベーシッククラスの頃の講座で学んだ「WAX」の問いかけをひたすら自分と向き合いながらしていくうちに、サイコパスの自分を必死で殺そうとしてる私VS戦いに負けてどうしようも無い怒りに震えてる自分の図があることに気付きました。
私は他人の怒りの感情がとても苦手だから…
それと同じ感情が、自分の中にあることもどこかで許せなかったんだと気付きました。
でも、今回の事で気付いたのは
『私は、常識やルールを守らない人に怒りの感情が沸く』ということと、
『そういう人を無意識にジャッジしている』
ということでした。
気付いて、なんだかとても腑に落ちた気がしました。
でも、そんな自分を認めた瞬間、苦しかったのが何だか楽になって…自然とこんな言葉が頭に浮かんできました。
私は、今まで沢山裏切られて来たんだろうな…それは今の人生であまりにも辛くて忘れてしまった記憶かもしれないし、私が私として生まれる前(所謂前世というもの)の頃に付けられたものかもしれない。
それほどまでに、怒りに震えるほど、辛い思いをしてきたんだね。
だけどそのたび私は生きることを諦めず、あるいは、生まれ変わることを諦めずに…いまの人生を歩む勇気を持ってきたんだね。
本当に辛かったね。
とても偉かったね。
今まで、見つけてあげられなくてごめんね。
私は、そんなありのままの私を受け入れるよ。
……すごく温かい言葉。
そして、そのあとこんな声も聞こえてきました↓
でもさ、人によって『常識』や『正しいこと』は違うよね。
あのお客様には、あのお客様の『常識』や『正しいこと』があって、それを分かって欲しかっただけなのかもしれないね。
……と。
私はサイコパスの傷を持つ人は、本当に苦手でした。正直、今も苦手じゃなくなった訳ではありません。
でも、自分が今回とても大きな怒りに震えた時、サイコパスの傷を多く持っている人がどんなに辛い思いをしているのかが、少し分かった気がします。
怒りって……とても辛いです。
ぐわって自分の中で何かマグマのような熱いものが煮えたぎって、自分もその内なる灼熱で苦しんでいる……
私はそんなふうに今回、自分の『怒り』を感じ取りました。
誰だって、好きで怒ってるわけじゃない。
そこには…
怒りの先には、その人の切なる思いや踏みにじられたくない大切な感情があるんだ。
今回、改めて気付きました。
『頭』ではなく、
『心』で分かりました。
自分の中にも傲慢さや、独善的な面がある。
だけど、私はそれを…これからは目を背けないで受け入れて、その奥にある自分の本質の声をもっと深く洞察していきたいという気持ちを新たにしました。
そして、サイコパスの傷を多く持つ人にも、深い愛を持って寄り添える私になりたいと思います。
今回の学びを下さった全てに、ありがとうございます。
そしてお読み下さった貴方さまに、心から感謝致します。