協生農法とわたし ⇨
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今、農業による環境破壊により、これまでの食料生産が成り立たなくなる

岐路に立たされている。

 

増え続ける人口。枯渇する資源。





人間が増えても、資源を消費せず、生物の数が増える方向へ

 

農業の発祥から1万年たった今、農業の再構築が必要である。

「協生農法」

 

それは食料生産の根本にある生態系全体を作り上げる

全く新しい農法である。

 

自然の生態系のように機能させるには、多くの植物を混生させる必要がある。

 

植物は光合成により、土壌にたくさんの有機物を育む。

 

草に混じって、多くの野菜、山菜、ハーブ、果樹などを密生させることで

肥料が必要ないほど、土壌生物は豊かになる

 

土壌の機能を高め、植物の自発的成長に任せることで

耕す必要がなくなる

 

たくさんの植物が育つ環境では、

食物連鎖が豊かになり、単一の害虫が発生することがない

 

動物は主旨を運んで植物をひろげ

植物は動物に食べられる事で若返り

強い種も弱い種も共存するバランスが保たれる。

環境が変化しても、育つ種(しゅ)が変化し適応するので

植生が途切れることはない。

このように自然は、自ら生産性を高める仕組みを備えている。

 

 

協生農法は、その自然の原理を活用した農法である。

ココの作物は状況に応じて収穫できたり、できなかったりするが

収穫まで至らなくても

根を張って土壌の構築に貢献したり、枯れることで

その土壌の性質や育つ植生を教えてくれるのである。

 

人間の役割

それは、植生、環境が充分に多様になるように管理すること。

 

それにより収穫できる作物の多様性を高め

強く豊かな生態系を作り上げることである。

わずか1反の協生農法で

1つの県に匹敵する種類の作物が収穫できる。

多様な動植物が補うことで

 

協生農法は、環境変動に対して強くなり、生産性が保たれる。

そのような環境では農地にも関わらず、絶滅危惧種がやってきた例もある。

 

人と自然が協働して豊かな生態系を創り上げる農法である。

この農法は、全ての家庭菜園、世界中の小規模農家で

今すぐ実践可能である。

 

なぜ、これほどまでに多様な生き物がいるのだろうか?

なぜ、人間という生命が存在するのだろうか?

なぜ、私たち人間は、環境をかえる力を持っているのだろうか?

 

2045年、人口が90億人に達すると予想されている。

 

従来の農業では、食料生産も生物多様も失う未来が

待ち受けている

 

生物多様性の崩壊を食い止める為には

自然回帰に任せるのでなく

豊かな生態系を作りながら使うことが必要である。

 

農業という人間の営みや生態系を構築する方向へ。

今、文明基盤の転換が必要である。

 

地球といかに生きるか。

 

今、私たち、ひとりひとりが行動しなければならない。


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https://www.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=2kOezQhbMOI&app=desktop