先日、協生農法とわたし⇨
書きました

続いて、とても分かり易く編集されたショートムービーをご紹介します。

単なる美味しい野菜を作りたいわけでは在りません。
健康になる野菜を作りたいわけでもないのです。

本来の土壌が甦れば
病気もない

そして、私たち地球の生き物、仲間達と共に暮らし
人がどうあらねばならないのかを正しく理解し行動しなければ、ほんとうに狂ってしまう。
また、人類含めてのリセットが起きてしまう可能性もある。

その前に気づかないといけないことが分かり易く書かれています。



ショートムービー文字起こし
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なぜ、地球にはこれほどたくさんの生き物がいるのだろうか?

人は未だ、生き物の数を数え尽くしたこともなければ

全ての生き物の役割を理解した社会を築いたこともない。

多くの文明が

環境破壊により幾度となく滅びてきた。

その中でも、最も破壊的な物は

現在の科学技術文明である。

生き物の住処が人間の活動によって失われ

このままでは数百年単位で地球上の生物75%が絶滅すると予想されている。

 

環境破壊その最たる原因は

「農業である」

 

生命が生まれた場所で

今、何が起こっているのだろうか。

 

 

 

農業による環境汚染は

人口の増加と共に、悪化の一途をたどっている。

農地から流出する土砂、肥料、農薬は

海の生態系を死滅させている。



 

世界各地で、農業により、海中環境が汚染され

健全な生態系が失われている。

近代農業は、産業社会を発展させ経済発展を促した。

より大きく、より確実に発展してきた食料生産、

それと引き換えに自然環境を破壊し

人類は、わずか数千年の間に農業と共に自らの食性を変えた。

人類はかつて植物だけでも3万種類以上を食べて暮らしていた。

しかし、現代人の食べ物の75%は、わずかに12種類の穀物と

5種類の家畜から成り立っている。

食の多様性が失われると、生態系の多様性も失われてしまう。

という事実にほとんどの人が気づいていない。

多様性を失うと、生態系は機能を失い

水や空気の浄化機能が衰え、植物の受粉が妨げられ

動植物の住処が失われてしまう。

 

生態系は、限度を越えると、一気に崩壊してしまう。

自然の再生には、生命の誕生から長い歴史をたどる必要がある。

 

 

 

生命は数十億年の歳月を経て陸上に進出し

陸地と海の循環を創っていった。

海から離れて果敢に陸地の奥へ奥へと進出し

 

より高く葉を伸ばし、より深く根を伸ばし川をつくり森をつくり

すべての生き物を育む土壌をつくった。

 

海と陸の幾多の生き物がつなぐ中でできあがった現在の生態系。

 

そこでは、個が全体と作用し、全体が新たな個を創り出す。

 

互いに競合し、共生し、個も全体もない一つの流れの中で

個と全体が生かされ、生と死が循環する。

生物の進化はやがて人類を生んだ

 

人類は、自らを生きる環境を変えてしまう。

農業は、自然から食べたい物だけを栽培する技術を発展させてきた。

 

他の生き物の役割を考えず、育てたい作物だけが育つように

不要に思える物を排除してきた。

 

しかし、このやり方では、農業を効率化すればするほど

生き物の類は失われ、環境は劣化する。

 

世界の農地の80%は、2ha以下の小規模農業である。

家族経営の小規模農家は、世界人口の約半分を占めると言われており

世界の食料生産の70%を狙っている。その多くの国々で

土壌劣化は深刻であり、今や年間600万haの速度で砂漠化が進んでいる。

 

 

 

誰が加害者となり、誰が被害者になるのだろうか。

ただ皆、自然の原理を知らないだけなのである。

「土を耕す」という行為は土壌を破壊し

つくりたい作物以外の植物を削除する作用がある。

その破壊された土壌で作物を作るには、栄養、つまり

肥料が必要になる。

 

肥料による余計な栄養を拡散し、元の土に戻そうと

害虫や雑草がこぞって集まってくる。

 

そして、害虫や雑草から作物を守るために農薬が必要となる。

これが今までの農業のやり方である。

 

続く