あるXのフォロワーの方(H氏とする)から、
時々私にかなり面白い情報をダイレクトメッセージで送ってくれる人がいる。
極悪系ユーチューバーがどんなでたらめなことを言っているのか、
それがどのように間違っているのか、
教えてくれたのもこの方です。
私は家づくりの知識をYouTubeで発信しているけれど、
よくわからん人が、建築の常識に、あえてアンチで、
「絶対ダメ!」「後悔する」
「損します」 「やめとけ!」とか
言ってるような動画見る気はしませんから知らなかった。
そういったことを、こっそり教えてくれるので
Xは私の良い情報源として助かってます。
以下は、H氏が
家づくりの勉強がどのように深まっていったのか、
この方の文章でご紹介したいと思います。
H氏:
【家づくりの勉強について】
本当に普通の施主です。
あまりに家づくりの勉強がおもしろすぎて、
GWS工法の新住協の本で勉強したり、
工務店さんが結露計算してなかったので
定常結露計算し始めてみたあたりから、
壁構成の肝がみえてきまして、、、。
で、wallstatを見よう見まねで
やってたら柱頭柱頭脚金物いろは、
構造区画の概念、柱を入れる位置が
分かってきまして。。
空調関係もサーモオフあたり
分かってきたら、
日射でエアコンを騙すのが大切って分かり。
今度はシロアリ対策の
ベストは何かを考えだし、、、
(アルトリセット、ホウ酸、シロアリ返し)
今度は防音のベストは何かを考え、
防音は密度と共振周波数の異なる
素材サンドイッチによる、
鳴き止めだ、、、みたいな。
これらが無限ループしてる感じです。
更に、おそらくですが
性能にフォーカスした家づくりは
理系男性と親和性が高い。
情報を理論的に分解して理解する。
だから、インチキ情報配信者は
簡単に炙り出されてしまうと
思うんですよね。
とりあえず物理に弱いxxxさんは
ダメだなーとは思います。
H氏は、技術畑の方で、
建築とは全く関係のないある意味素人の方ですが、
工務店関係者の上位5%程度と同じレベルまで
建築の技術知識を理解してしまったようだ。
私のメルマガは3分の1程度は、建築関係者が読んでいると思うが、
もう技術的な分野で、自分の古い知識や推測でやっていると、
ユーザーには筒抜けで、間違ったことを知ったかぶりでしゃべっていると、
大恥をかくことになると覚悟した方が良いと思いました。
技術的な分野は一定の答えがあるために
学びさえすれば、プロもアマも関係ない。
工務店に残されているのは、全体でバランスを取った取捨選択であり、
その結果としてのコスト調整力だろう。
これは実際に運営してる側でしか把握していない領域だからだ。
(この水準の高低は存在し、企業競争力を決めているともいえる)
さらには、美意識・価値観などの人文領域であるとかにしか、
優位性が発揮できないと考えた方が良さそうだ。
H氏:
一応ですが、(家づくりの勉強は)あくまで趣味の範疇で、
本業の方にはかなわないのは自覚しておりますので。。。
あくまでも自己防衛のための最低限の知識であって。。。
あとは高価にも関わらず、あまり意味のない建築資材を取り入れないための知識といいますか。
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知識が家作りにおいて障害になるケースもあると感じており(過度な干渉)、家づくりで異なる思想を混ぜると、あまり良い結果をうまないということを感じてます。
家づくりは、
設計思想を汲み取ってくれるパートナー選びが大切で、そのパートナーを選ぶためのコツと最低限の知識だけ実装するのがよいと思ってます。
最後に・・・・
さすが、本質がわかっていらっしゃるH氏、
これを見ている方へのメッセージは的を射ている。
名前も顔も存ぜぬが、やはりすごいとしか言いようがないです。