「脱炭素社会に向けた住宅・
建築物の省エネ対策等のあり方検討会」
を巡る、新建ハウジングの公開取材での発言だったと思いますが、
エコワークスの小山社長が大変よい提言をされた。
地域の工務店を「中小工務店」との表現するが問題だ。
工務店は、従業員数も少なく、時代対応が遅れていて、
性能の良い家づくりに対しての取り組みが遅れている。
そんな蔑視の意味が込められていないか?
そして、優秀な事業者と一緒くたで扱われているのではないか?
「中小工務店」という言葉が、風評被害につながっている。
たしかに工務店は、非常に事業者数も多い。
だから、経営内容に非常にばらつきがある。
対応の遅れている工務店は、「未就学工務店」の表現が適切ではないか?
そのような意見の提言である。
工務店の良し悪しは、事業規模ではなくて、
学ぶか学ばないかの差であると。
福沢諭吉も言ってましたよね。学問のすすめで。
確かに、自社で断熱性の計算できないところが、
4割位あると国交省は、断熱の義務化を遅らせた根拠とするが、
そもそも そんなところは元請け力はない。
建設業登録をしていて、法人登録に主たる業務を木造建設業とあれば
工務店としてカウントできるだろうが、
実は 大工工事だけ下請けでこなしているだけのところがごまんとある。
それが全体の4割ってだけの話じゃないのか?
ともかく、工務店というのはピンからキリまでなんで、
ユーザーサイドとしても、情報判断のリテラシーが要求される。
何かしら、工務店の技術力の指標となるもの、
例えば、社員の建築士の比率だとか、
利用している温熱や構造計算プログラム。
ZEHの実績などなど。
見える化してユーザー判断を助けてもいいのかもしれません。
日ごろから学んで、実践している工務店こそが、
型式認定と生産ラインで、ガチガチに固められてるハウスメーカーよりも、
お客様の要求に応じて、柔軟に対応して、
冷暖房負荷のエネルギーが少ない家を作ることができるのは明白です。
スモール・エクセレント工務店と、
未就学工務店を、規模で一緒にしないで欲しい。
はい。 小山さんに120%完全同意見です。
だから工務店に遠慮することも無く、
義務化の水準を、数段上げてもらいたい。
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