新米工務店とベテラン企業の線引きは? | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

創業当初は信用されない



なんだかんだ会社の経営を
してきて12年程度経過しました。

最初の3年くらいは、
ぽっと出た会社と思われて
もちろん信用があまりなかった。

前職の会社のイメージで
語られることもありました。
その会社が 私の独立後に潰れたこともあり
ネガティブに言われる時もあった。

潰れた会社の残党だから、
いずれ潰れるだろうみたいな。

当時から情報発信もしていたので
目につきやすかったのだろう。
代表者の人格攻撃で叩かれもした。

例えば東日本大震災で
復興資材を届ける活動をすれば「偽善者」扱い。

私は建築士の資格を持っていないので
「無資格が、知ったかぶりで、建築のことを言うな!」
みたいに結構叩かれた。

会社自体も信用できないと。
かなりの件数のお客様が
ダメになっていった。

 

分岐点となる時は いずれ来る



時がたち、2015年くらいから、
業界向けにセミナーや執筆活動
するようになってから、
だいぶ流れが変わってきた。

次第と実務もスタッフがすべてやるようになり
いい仕事してくれるから、叩きようがない。

2019年に創業10周年を迎えると、
新米の会社ではなくいと
評価が変わってきたように思う。

長く地域で実績を
続けていくことのが信用だ。

ようやく新米工務店のカテゴリーから
抜け出たという実感を 
近ごろできるようになった。

お客さんの認知経路も変化が出る。
「街を通っていて見つけた住宅が良かった。
 それがオーガニックであった。」

「会社の同僚が建てた家がすごく良かった。
それがオーガニックであった。」

よい家を作り続けていくこと
すると自然と認知もされてくる。

やはり一定の評価を得るには
それ相応の時間がかかる。

そこからさらに10年経てば、
信用がさらに増す。
50年ともなると、信用は「老舗」となる。

 

価値の生態系

住宅もそうであるが、企業も
ロングライフであることにも価値がある。

もはや会社は、私個人の存在でもない。

私たちの考える「良い住宅はどんなものか」
その追求と実践。思想の体現。

極めていくと、価値の生態系ができ、
善の循環が回りだす。

地域と企業の枠を超え、伝染し、
よい家が 日本中に広まっていくイメージ。

それを 私は「工務店による住宅革命」と称して、実行しようとしている。

 

 

 

 

 

「善の循環」とは YKKの創業者 

吉田忠雄氏の唱えた思想。 時を超え普遍的な哲学です。