今回のビルダーズで、一番、身になったのは、
「鎌田教授の高断熱住宅、暖房計画の勘どころ」です。
1997年、今から20年前に「ディテール」に紹介された寒冷地における一般住宅の劣悪な温熱環境の調査が紹介されている。【伝説の記事です】
それから、寒冷地における暖房計画の移り変わりの歴史を紹介しています。
それぞれの暖房形式によってどのような温度変化がおこり、どんな課題が生じてきたかということを歴史的にひもといている。そして、今主流になりつつある「床下暖房」の最新の解決方の様々なバリエーションがまとまっている。
これは、現代における木造住宅の暖房計画に対する集大成と言えるような記事です。
改めて読みこんでみると、既に知っているはずが、新たな気づきがいくつも私たちにも起こってきた。
エコハウスコンテストの終了後、懇親会にも私が強引に誘って加わっていただきました。
あの強烈な毒舌は相変わらずでしたが退官後に円熟し、
毒蝮 三太夫的な味わいへと変わり、宴会の席の人気ものでした。
やはり建築愛と断熱工法研究の歴史から、洞察力がはんぱでないなと皆をうならせておりました。
同じく新住協といえば、エコハウスの神様、西方先生が、事例紹介を連載しております。
今回は札幌の棟晶さんのモデルハウスが紹介されています。
こちらはロックウールの310ミリ断熱の、超高性能のモデルハウスです。
実物を拝見しましたが、アメニティーエアコンと熱交換換気扇を組み合わせた全館冷暖房システムを搭載しております。
棟晶の斉藤様にご指導いただきまして、我々の最新モデルハウスの空調計画も同様の計画で搭載させていただきました。