蜜蝋ワックスのつくりかた | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

蜜蝋ワックスのつくりかた。

オーガニックスタジオ新潟の冬の風物詩といえば「蜜蝋ワックス」づくり。
事務所のストーブを用いてまとめて作り上げます。





蜜蝋ワックスは無垢材の魅力を引き出し、自然な艶を与え、汚れから守ってくれます。
無垢の床の仕上げに最適ですし、家具類にも使えるオールラウンダーです。

自然系の住宅屋さんで無垢材を標準的に使っているならば、ワックス自社製作は必須じゃないでしょうか?
以前にも記事にしましたが、分量などをはぐらかしていましたので、今回はちゃんとわかるように書きます。



用意するもの:
① アルミ鍋 (1.5L程度の容量)
② 容器 (100均などでタッパを買う)

③ 荏油 (エアブラ・=エゴマ油)
植物油には菜種油のように時間が経っても液体の油と、時間が経つと硬化して塗膜となる油とあります。 
硬化する油には 荏油・亜麻仁油・桐油があります。
桐油は粘土が高く艶が乏しく使いにくいために一般的ではありません。
ドイツなど輸入のオイルフィニッシュは亜麻仁油を使っているものが多いようです。
荏油は亜麻仁油の2倍の値段がします。
3種類の中では、艶やかさのある仕上がりで荏油がもっとも勝るとされて、オーガニックスタジオ新潟では荏油を使います。

入手方法:
少量であれば山中油店のネットショッピングが便利。弁柄なども購入できます。
私らの場合は、製油会社から一斗缶で購入しております。

④ 蜜蝋
配合比率は油10に蝋は1の比率でよい。(溶けかけのバター並み) 
これもNET通販で調達できます。ビーズ状が溶けやすくて用いやすい。

⑤ レモネンオイル (お好みで)
今回の製作では、レモネンオイルを配合。配合することでより柔らかくなる。
そして、塗る際に良い芳香が広がる。他にもヒノキ系のオイルを配合してもよい。
アロマオイルであれば、ローズマリーが私は好きです。
  お好みで配合してオリジナルワックスにして楽しんではいかがでしょう。