金衛町の家を飾った花々
私らの内覧会の時は花を活けます。
その家の雰囲気に合ったものであったり、その時の季節にあったものであったり。
来る方々の目を楽しませようというところでございます。
「金衛町の家」を飾ったアレンジをご紹介して、箸休め的な記事です。
ナナカマドの花器。 そして秋色のアレンジメント。
よく見ると柿の実もぶら下がっていますね。
鑑賞しやすいようにアンティークスツールにのせて、目線に近づけてます。
シックな色味で3者が調和しております。
和室の座卓にはリンドウを中心としたアレンジを。
これまた骨董の古いテーブルが、リンドウの青を引き立てております。
いろいろとインテリアを持ち込んだが、はたと困ったのが、玄関から入って真正面の壁。
細長い空間の目線が止まるところを「アイストップ」という。
目線がそこに集中するので、目を楽しませるものが欲しい。
できれば、この迫力ある空間に負けない存在感のあるものを。
ツィッターで呼びかけた。
「だれか でかくてかっこいい壺持ってませんかね? 貸してもらえるとうれしい」
それを見ていた、新発田の美容室マナのマスター「マナ男さん」が貸してくれることになった。
こんな時に、ぴたっと要望に沿うものを出せるのは、結局お仲間ってことでした。
聞くところには200年前の鹿児島で黒酢を熟成するために利用していた壺だという。
骨董愛好家からは「薩摩の黒モン」と呼ばれ人気が高いという。
そこにススキざくっと活けこんで、根元には妻の持っていたハスの実を散らかせた。
ぜんぶでゼロ円のアレンジメントでした。
スペシャルサンクス マナ男さん。