染物の型紙を使ったアイディア。 | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

染物の型紙を使ったアイディア

古材のテーマパーク、「井口製材所」様。
ここで ビビっときたアイテムが染物の型紙。

オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 「自然素材の家」│ おーがにっくな家ブログ

型紙とは・・・・
手ぬぐいなどを染める前に、和紙に柿渋を塗って丈夫にしたものを小刀で文様を切り抜く。その上から染料を塗ると切り取られたところの模様が染め付けられます。

気の遠くなるような細密技巧。職人達の手間を想像したら買わずにはいられませんでした。たぶん、廃業した染物屋から出てきた代物と思われます。

ここまで緻密な彫のものもなかなか出てこないだろうし、染めて使い古したところで出てくる奥深い表情も何とも言えません。型紙はそのものがアートでもあるので人気があり収集家もいるようです。
(ゲイミンカン=家具作家の市川さんも 案の定 収集していた(笑))

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具象的なものではなくて、抽象的な文様に絞り込んで揃えました。
型紙は透かしてこもれる光を楽しめるように使いたい。
プラネタリウムのように美しく。


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具体的には 型紙をガラスでサンドイッチして、建具の一部に仕込むのが良いと思います。
例えば障子の一番底に帯のように入れてあげても雅な個性が出るだろう。


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抽象文様を選んでおいたので、あまり和にさせたくない使い方でも可能だろう。
例えば、フラッシュに(真っ平らな建具)やはり帯のように仕込む。
星のようなこぼれる光で気配が伝わるような板が出来上がる。
普通に建具に使ってもいいだろうし、欄間のように使ってもいいだろう。
森山さんのブログ。欄間の現代的な利用についての記事をご参照)
また、ストリップ階段の蹴込み板としても面白そうだ。

間違いなく いい感じになるとイメージしております。
建具1枚に型紙は2枚は使いそうなので1~2名分しかありません。
どなたか やってみたい人はいらっしゃいますか?  
これは早者勝ちです。