間違えたことを喜ぶ時期 | 沖田音楽院教室ブログ

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子どもたちが教えてくれるもの

モチベーションがガクンと落ちる時の一つで、

ちょっと巧くなり始めたくらいに、
起こるコトがある。

 

それは、
'間違えてる事に気付けるようになる'
というもの。

 

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具体的な例でいうと、
それまではファを#して弾かなくても
何の違和感も感じられなかったけれど、

 

上達して調性も身につき、
ファに#を付け忘れたことに
気付けるようになる。

 

この時にモチベーションはガクンと下がる。
自分の下手さに気付いてしまう。
巧くなってこの境地に行けたというのに…

 

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大人側、育てる側は、
上手くなったからこそ、今そういう状態なのだと、
口酸っぱく何度も伝える必要がある。

 

「それに気付けるのは今まで頑張ってきた証拠なんだから、
今は間違えていいんだよ」

「間違えてることにヘコむ必要はないよ」

 

これをせずに、大人側、育てる側が
「もっともっと!」と求めたり、
周りと比べて貶めたりすると、
あっという間に子どものモチベーションは
底まで到達してしまう。

 

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間違えたことを喜ぶ時期
というのがある。

ある。というより、
なければならない。