夏場はシャワーですませていたが、
2、3日前から風呂を沸かしている。
いま上がったばかりだけど、開けた窓から秋の虫の声がもれ聴こえ、静かに湯船につかっていると、「風情」という言葉が浮かんだ。
ここは目黒であり、
充分に大東京の真ん中なのに、
山里の湯治場でもなく、海辺の温泉でもないんだけれど、
「あぁオレはいま、この秋に生きているのだなあ、お湯も気持ちいいしな」などとため息ついていたのだ。
中国の古い本に、
雑踏にいても、吹く風や、軒の雨だれや、
家々の隙間からのぞく空などに風情を感じることこそ素晴らしい。というようなことが書いてあった。
まさにその通りだと思う。
いつも言うことだけど「今いる場所で幸せになる」
ことができれば最強なんだよ、たぶん。
時々、人と比べてはテンション下げちゃったりするオレ達だけど、生きてるだけで、実はとても幸せなんだよね。
と言うわけで、「風情の分かる男、中島」は、これからコカ・コーラを飲みながら、「竜馬がゆく」の四巻を秋の虫の声を聞きながら読むのです。
~TAME~