パチンコ台の中の人なので気になることをまとめておこうかと。
ツイッターでつぶやいておこうかとも考えたが、あちらでは特定が早すぎるのでやめた。
こちらなら数年ぶりだし、だれも気にしないであろう。
誰も読まないと思うし。ただ自分が気になることと来年以降のパチンコ業界の展望をネットの海に流しておこうかと思っているだけ。
■ギャンブル依存症問題
~そもそも~
①ぱちんこが普通に対策基本法案の中に含まれているが、そもそも建前上ギャンブルじゃないんだけど?
ちょっと前に政府が3点方式での換金行為を合法だと追認したのはパチンコをギャンブルとして認めたということなのか
http://ameblo.jp/rintaro-o/entry-12220565509.html
②ギャンブル依存症の人口比の中には間違いなくぱちんこが含まれているが、これを対策するということはぱちんこをギャンブルとして認め、過去警察機構がギャンブル場を見逃してきた事実を認めるということなのか?
競馬のファン人口が200万人程度。競艇競輪はもっと少ないため。宝くじを除く公営ギャンブルをまとめても500万人程度であろう。ぱちんこ遊技人口は約1000万人
③パチンコは風営法で縛られた「遊技」であり、近年の著しく射幸性(ギャンブル性)が高い機械は違法なのか?どの投資金額までがギャンブルの範囲となるのか?
④パチンコの遊技人口はレジャー白書等である程度の数が把握できているが、競馬競輪などの公営ギャンブルの参加人数は把握されていない。資料となるサイトもないため、ギャンブル依存症の人数を一体なにで出しているのかが疑問。
まあ、それでもパチンコの比率が圧倒的だとは思うけどね。
~ギャンブル依存症対策の目標は?~
他の先進国のギャンブル依存症の人口比が1%程度ならおそらくそこを基準に対策を進めるものと思われます。これも明確な基準があります。
現在日本に500万人いると思われる依存症を100万人にしなくてはならない。
内訳がなかったのでわかりませんが、500万人のうち、75%程度の方がパチンコ依存症だと思われます。
別ソースですが、パチンコ業界が自主的に行った依存症調査結果です。
依存症はこの当時400万人なので大体リンクはとれているかと思います。
(数字が大きすぎるので25万人程度は誤差とします)
つまるところ・・・一番効果があるのはパチンコ対策
→依存症対策って名のもとにパチンコを本格的になんとかしようぜ!って話にしかならないと思う。カジノが作りたいんじゃなくて、パチンコという日本最後にして最大のグレーゾーンを明るみにだそう、と
~パチンコのギャンブル依存症対策は?~
ギャンブル依存症
細かく書かれているが、要は『生活費をギャンブルに使ってしまう人』が問題。
ことパチンコに置き換えて対策を講じると、
①どこにでもあり、大体の時間やっているためギャンブルしやすい
②平均投資金額が高い。
上記2点が問題だと思います。
①は世界的に見ても特異ですから。対策の本丸になると思います。
②他のギャンブルと違い、パチンコはレートの幅が狭いため、ユーザーが自分の懐事情によってレートを選ぶことができません。仮に競馬なら各レース100円ずつかけるといった楽しみ方もできます。
※1 「パチンコがギャンブルである」と法的に認めた、という前提です。
※2 現状だとそんなん無理だろwと思いますが、本気で対策しようとするならやれちゃう。
対策①:全パチンコホールで使用可能なパチンコ遊技カードを作成
・月に一定量以上の金額を投資した場合は以降遊技不可にする。
→すでに国会ではマイナンバーカードの活用でできないか議論が開始されてるようです。
対策②:射幸性のさらなる抑制
・1/399が1/319になり、継続率も65%まで抑制されましたが、本気なら全然足りない。
1/319ということは単純に考えれば千円20回の台での平均投資金額は約1万5千円だが365日毎日参加可能なギャンブルと位置付けると、年間の投資金額は約550万(15000×365)
パチンコ機の出率が大体95%前後と考えると、年間で約27万円。月あたり2万2千円使用することになる。平均値で見ると妥当に思える数字だが、パチンコはいわゆる「確率」の遊びため、偏りが存在してしまう。1万5千円でも確率の3倍はまれば4万5千円。
さらに初当りと連荘という2つのモードがあるために確率の偏りが大きくなる。
いい時もあれば悪い時もあるのが当然ですが確率というのは中々収束しないため、負けてる人はもっと大きく負けてしまう。
また、出率が存在する以上、やればやるほど確実に負ける
(全くそれは望まないし、パチンコファンは誰も望まないけど)確率のばらつきをもっと抑える必要がある。
『1/319→1/199にし、平均投資額を1万円に抑える』
これなら確率の3倍はまり(5%で発生)でも投資3万円
対策③:貸し玉料の上限値を1円に下げる。スロットは5円に。
現実的です。
そもそもの投資金額も半分になるため生活に困窮するほどの金額を投入できなくなります。単純に投資が1/4になりますから。
風営法の改正が必要ですが、ギャンブル依存症対策としてはこれ以上ない方法。
→すでに全国のパチンコ設置台数のうち50%以上が1パチになっており、今後もさらに増加が予想されます。
--------------------------------------------------------------------
どれも業界関係者としては絶対やりたくないことですが、ギャンブルと認められてしまえばやらざるを得ないのかと思います。逆に言えば、これくらいやらないとパチンコ依存症になっている人達にやめさせることは難しいかと思う。
ここまでやれば、パチンコはギャンブルでなく「遊技」と言い切れるのではないでしょうか?
■ギャンブル依存症対策の基本法はいつまでに?予想
自分は来年中には制定され、再来年かその次の年には施行されると思う。オリンピックという明確な契機がありますから。
■ギャンブル依存症対策後のパチンコ業界は?予想
貸し玉料の上限を1円に下げるだけで世界的にみての「ギャンブル」のくくりからは外れるとので依存症対策は完了します。パチンコ依存症はギャンブル依存症ではなくなりますから。
ですが、そうなれば売り上げは激減するうえに4円で遊んでいるギャンブルを求めるユーザーはいなくなるため、売り上げ半減のうえ、ユーザー数も半減するものと思われます。
ユーザー数:現在1000万人→500万人
業界規模:現在20兆円→10兆円
パチンコホール数:現在10000店(各都道府県に185店)→5000店(各都道府県に92店)
自分は4年後のオリンピックまでにはこうなっちゃってるんじゃないかと思う。
雇用の問題があるのでパチンコホールの減少はもう少し緩やかだとは思うけど。
とりあえず2017年からパチンコもパチスロも新基準に代わってしまうのでそこである程度の縮小規模は見えてくるんじゃないかな?
これでも開発者の端くれなんでオマンマ食い上げなのは間違いないなあ。
■ついでの予想:
パチンコのない日本→すごいよくなる
全国にパチンコホールが1万店あって、そこで平均して10人程度が働いている。
つまるところ10万人の労働者がいる。こういってはなんだが、本来1次労働に従事するはずの低学歴(この言い方でいいんだっけ?)の方たちの労働力が市場にあふれ、本来の産業構造にもどる。移民政策とかしなくてもよくなる。
パチンコに使われるはずの金が食料品やその他のレジャーなどに回り金回りがよくなる。
パチンコをしなくなった500万人が使うはずだった年間投資金額が他に回ると単純に1兆円以上になるから!
と、ここまで書いて思いましたが、安倍首相がIR法案を「成長戦略の目玉」って発言してたけど、確かにそうなのかもしれない。
カジノの議論をしてカジノを誘致するだけでパチンコというグレーゾーンにメスをいれ、5万人を超える労働者と1兆円を超える真っ当な個人消費を生み出せる。1兆円を超える個人消費の結果がどこまでの経済効果を生むのかは全くわからないけど、結構な額なのは間違いない。パチンコは輸出できないので内側でグルグル回すしかないので外貨を獲得できる業界に金が回るのは、まあ、いいことなんでしょう・・・
ちなみに、日本人の平均個人消費は240万円だそうな。あれ、全体では288兆円だそうな。
あれ?1兆円って大したことないな。