お気付きだろうか…。
伸びきった後肢に。
この仔猫は、両後肢に力が入らない。
立てないのだ。
この画像は保護当日。
トイレの認識が無い…というか
自力排泄は出来ているんだけど…出ている感覚ってあるのかなぁ???
もう、すっかり人慣れしてゴロゴロ。
何か…事故なのか?落下したのか?
先天性のものならば、これまで生きて来れなかったはず。
めっちゃ可愛い男子なんだよ。
保護主さんがヘルスチェックをしているけれど、ハッキリした事は分からず(T . T)
でも…こりゃ折れてるだろーよ。
後肢だけなら良いけど…
…で、レントゲン撮影。
結果、右後肢がポッキリ。
やっぱなぁ。
左後肢、骨盤、背骨は大丈夫そう。
ほっ
余りに幼すぎるので外科的処置は出来ない。
骨が自然にくっつくのを待つしかない模様。
1ヶ月位で立てるんじゃないかなぁと。
但し、通常歩様には戻らないのは覚悟。
今、かなり痛いんだろうけど
鎮痛剤を飲むと動き回るようになって
治癒が遅くなってしまう。
出来るだけ安静にして欲しいから、お薬の処方は無し。
承諾して戻って来ました。
排泄については、
「自力で出てるだけ良し」との事。
感覚はあるだろうとの所見で経過観察です。
仮名は「シヴァ」
名前に負けるな!婆を困らす位の暴れん坊になれ!
視力が弱い…
身体の一部分が欠損している…
聴覚が弱い…
などなど、身体に障害を持つ個体の保護は少なくない。
外の世界で生きていくのならば
彼らには命がけの障害となって襲いかかって来るだろう。
生き抜くことは難しいかもしれない。
でも彼らがコンパニオンアニマルとして
一般家庭で生きていけるのならば
障害は単なる「個性」でしかない。
…と、婆は思う。