一頭の犬を引き出しました。
皆さまに「迷子拡散」をお願いしていますので
記憶に新しいかと思います。
保健所にて面会はしても
一般譲渡は決まりませんでした。
だからと言って
今は簡単に殺処分される事はありません。
が…
大きな腫瘍を抱え、
それが少しずつ大きくなっている様子で
タイムリミットを感じていました。
脂肪腫か、何なのか…。
悪いモノだったら…。
切除術は必須だろう…。
うちに、その覚悟と力はあるのか。
悩んだ、悩んだ^_^;
この犬は、幹線道路で保護されたようです。
車を懸命に追っていたらしい。
職員さんの話では
「遠方から来て、車から降ろされたんじゃないか」
えー…まぢか?
犬だけ降ろして、走り去った?
まぢか?
確かに、特徴がある犬なので
地元では足が付くだろうな。
肩の腫瘍が怖くなったか。
性格も良いし
排泄に変な癖もない。
引き出し後のヘルスチェックで
乳腺腫の切除痕があったから
肩にも出た事で、怖くなったのかもしれない。
元の飼い主さんが名乗り出なかったから
もう、想像するしかないのだけれど…。
いろいろな事情はあるだろう。
あるだろうけれど
なんて、理不尽なんだろう。
一度飼い主として、引き受けた「命」を
安易に放棄しないで欲しい。
「モノ」ではないのだから。
殺処分ゼロがあちこちで叫ばれているけれど
行政が殺さなければ良いのでも
ボランティアが引き出せば良いのでも
施設を作れば良いのでもない。
殺処分ゼロは目的ではない。
それは、通過点であり
付いてくる結果でしかない。
私には、胸を張ってそう言いきれる
経験も知識も充分ではないけれど
出来る事をコツコツやっていくしかないと思って動いてきた。
友人が書いてた。
「自分が思ったようにはならないかもしれないが
自分がやったようにはなる」
やらなければ、始まらないのだ。
もう、こんな理不尽な事は無くそうよ。
何れにせよ、引き出した犬は
私達の犬になりました。
この犬のオペは、検査も含め静岡の動物病院に搬送してお願いする事になりました。
検査結果によっては断脚の可能性も…。
先ずは検査の結果次第。
引き出し、検査依頼、搬送計画と
多くの皆さまが動いて下さいました。
温かいご協力に感謝致しますm(_ _)m
頑張るでしっ!
この笑顔がずっと続くように!!!