それからは学校でもクラスは違ったが、俺たち4人でよく連むようになり、俺の試合の日には応援に来てくれたりもするようにもなった。
そんな日々が少し流れた頃、ついにあの人が俺の前に現れたのだった。
昼休み、友と敦子は小学校時代の友達とお昼を食べると言うことで、今日は俺とみなみ2人で弁当を食べている。
「なあ、みなみ」
「ん?どした?」
「あのさ…」
俺はみなみに最近秘めていた想いを打ち明けることにした。
「最近どうしようもなく俺のタイプの人がこの学校にいることに気付いたんだ」
「は?」
俺のいきなりの告白にみなみも唖然としている。
しかし俺は本気だ。
「だからな、俺の好みのタイプドストライクの人がいるんだよ」
「い、いきなりやな…で誰のことなの?」
「あの人」
俺は窓の外を指差す。
みなみも俺の指差す方向を目で追っていく。
そこにはまさに俺の理想の女性が中庭で数人の女生徒と昼食をとっていた。
「もしかして麻里子さまのこと?」
「あの人麻里子さまって言うのか?」
「あの真ん中の人のことならね」
「そう、その真ん中の人。フルネームは?」
「めっちゃグイグイくるやん」
みなみが軽く引いているのを感じる。
しかしそんなことは関係ない。
「だからフルネーム」
「お、おう…あの人は篠田麻里子って名前で、超有名人だよ?二年生で学校中の憧れの的ってやつで、アダ名は誰が呼んだか麻里子さま」
みなみから麻里子さまの情報を回収していく。
麻里子さまってそんな有名人だったのね。