皆さんこんばんは!
忘れてはらないことと思い、再アップさせてください。
2018年9月11日のお話です。
4ヶ月前のことですが、とても前の事のように感じます…
以下、前回投稿したものと同じです▽
いつもAlice magicのブログをご覧くださりありがとうございます。
今日はハンドメイド関係ではなく、まじめなお話。
タイトルにもありますように、今日初めて救急車を呼びました。
ご本人様のプライバシーもあるので、詳細は伏せます。
ちなみに私は介護員で福祉業界は3年目になります。
つい数時間ほど前の話。
家に帰ろうとして車に乗っていたところ、なかなか交通量の多い道路で自転車と一緒に倒れている方が・・・
嘘やろ!皆避けて走ってる!嘘やろ!!!!!!
びっくりしすぎて、気づいたら急ブレーキ・ハザードをつけて後ろから車来ていないことを確認しつつ即ダッシュ
状態確認すると、鼻血が出てて呼吸も浅く
「大丈夫ですか?聞こえますか?」
救命救急講習で聞いたあれです。
体叩きながら聞くけど、意識無し。
私一人でどうにかしないといけなかったので、自転車の下敷きになっていないことを確認、電話しながら自転車を移動。
電話がその間に繋がって状況説明しながら倒れている方に声をかけていました。
その時の私の状況は講習で習った「人が倒れてます!誰か来てください!あなた119番、あなたAED持ってきてください」ができない状況
あれは焦る。車しかないじゃん!皆スルーじゃん!!もう私しかいない!!!という状況。
ここでポイントなのが
まず最初に現在地を伝えてください。
落ち着いてね
そうすると、その時点から向かってきてくれます。
そのあとに性別、年齢、状況を説明します
私は電話で
「うつぶせになって呼吸が浅くて、意識が無いようです。動かさないほうが良いですか?」
と聞きました。
これは、頭を打っている場合や、仰向けだと脊椎損傷している場合があるので、むやみやたらに動かせない…でもうつ伏せだと呼吸しにくい
と思ったからでした。
結果、動かしてOKとのこと。
全身車道にダイブしていたので、とりあえず歩道に避難。
まずは呼吸しやすいように、うつ伏せ→仰向けに体位を変えました。なるべくその人に負担の無いように。
そこでまたビックリ
頭から血が出てる!動かしてしまった!
でも車道にいるわけにもいかない。
と思っていたところに、私より一足先に電話してくれていた方が近寄ってきてくれました。
やっと人が来た!と思いました。時間で言えばあっという間かもしれないけど、意外と冷静だったのもあって長かった。
最悪一人で抱えて歩道に連れていくつもりだったので、人手が増えたのはとてもありがたかったです。電話もしてくれていたし。
そこから少しずつ人が増えて、抱える時には4人ほど集まりました。
歩道に移動させて、頭打ってるので仰向けにしていたかったけど、脱力、意識もないし鼻血も出ているので回復体位にしました。
その時何か敷くもの、とブランケットを貸してくださった方、ありがとうございました。
回復体位とは
上側にしたい足を立てて(画像の場合は右足)、肩と膝を一緒に引っ張ると女性でも簡単に出来るので覚えてほしいです。
回復体位にした理由は
鼻血が出ている・意識がないので舌が下がってしまい舌根で気道を塞いでしまうから。
まずは横向きに。画像の下あごを前方に、というのはそういうことです。
そのあたりから救急車が来ました。
時間にすると10分くらいの出来事。長かった。
そのあとは救急隊員のお兄さんに状況説明して、手に血がついてしまったので、車誘導してくれた方からタオルとウェットティッシュを頂きました。ありがとうございます。
そして帰路につきました。
今回のことを通して、まとめるとこういうことです。↓
私がやったこと
・119番通報(場所、性別、年齢、状況説明、体を動かしていいかの確認)
・傷病者の意識確認
・体位を変える(うつ伏せ→仰向け、回復体位)
・救急隊員への状況説明
ビックリしたこと
・倒れていたところを見た人がいない(私が最初に駆け寄った。その時には鼻血の水たまりができていた)→皆スルーしていたということ
・もう一人電話をかけてくれた人がいた
・対向車線にいた私が一番目だった(下手したら気づけなかった)
・私の車と救急車で片側交互通行みたいになっていて、その時クラクションを鳴らす人がいた
・交通課の警察から電話が来た(状況確認)
・ほんとの緊急事態の時は「大丈夫ですか?」の声めっちゃ出る
思ったこと
・私しかいない。講習の誰か来てくださいができない!
・思いよりも体が先に動くってこういうことか
・怖い(血は怖くない。目の前で人が死んでしまうのではないかと いう恐怖)
・意外と冷静だった(傍から見たらテンパってたかも知れないけど)
・人工呼吸必要になってたら出来ないと思った。(血液感染の心配 やハンカチ類が手元になかった)
・ウェットティッシュやタオルをくれた、ブランケットを敷いてくれた優 しい人がいた。
・最初は私一人だったけど、通りかかった人とか少しずつ集まって 手伝ってくれた。ずっと一人ではなかったのは心強かった。
知ってほしいこと
・救命救急講習受けてください
3時間以上の認定証もらえるくらい長くやれとは言わないけど、少しでも迷わずに行動、対応するためには必要不可欠だと感じました。
ちなみに私は今年2回目、最近は一昨日受けたばかりでした。
・名前のわかるものを持ち歩いてください
今回の方は身分証明書など名前のわかるものがなく、自転車の防犯登録が唯一の手掛かりでした。
免許証など、ペーパードライバーでも構いません。保険証や学生証、持ち歩いてください。
・動かしてもいいか聞きましょう(余裕があれば)
電話口で教えてくれる事もあるかもしれませんが、頭や腰を打っている場合むやみに動かせない状況もあります。
今回は頭からの出血に気付かなかった、車道だったこともあり動かしました。
・電話を持っていなくても、声をかけてあげてください。そして、周りの人を巻き込んでください
携帯無くて通報できないから、と言わず。勇気を出してください。
・一人が電話しているから大丈夫と思わないで
もしかしたらその人は、地元の人じゃなくて場所がわからないかもしれない。テンパって上手く伝えられていないかもしれない。
一人でも多くの人が電話して、沢山の情報と手助けをお願いします。
・出血しているときは触らない。
ですが、多量に出血しているときはビニール袋などを使って、綺麗なタオルで止血してください
今回対向車線にいた、交通量も多くビニール袋を取りに行けずで触ってしまいました。出血多量ではなかったので良かったですが
免疫力が低下していたり、手に傷がある場合感染の危険もあるので注意です。
24年生きてきて、初めて119番通報しました。
今回焦らずに対応できたのは救命救急講習を定期的に受けていたからだと感じました。
1回だけでも良いので、講習を受けてください
知識が有るのと無いのとでは全然違います。それをきっかけに定期的に講習を受けてほしいです。(ガイドラインが何年かごとに変わっています)
血液感染とかとても怖いこともあるけど、目の前でその人が亡くなってしまったり、声もかけず見過ごしてしまった後悔に比べたら…と私は思います。
誰かやるだろう
今回のその「誰か」は、私、通報してくれた方、タオルくれた夫婦、通りすがりの方5人でした。(私が気づかないだけで他にも居たかも知れませんが)
その間何十人、何百人の人がスルーしたでしょうか?
その「誰か」は「自分しかいないんだ!」と思って欲しいです。
この体験はこれからの私の人生にとって、とても大きな影響を与えることになるでしょう。
当たり前はそう有ることが難しい、有り難いことです。人によっては当たり前な事ではないし、決して簡単なことではないですが勇気をもって駆け寄ってください。
自分が倒れて、薄れていく意識の中誰も助けてくれない。なんてならない世の中にするためにも、このブログを見た1人でも多くの人が変わるきっかけになれば嬉しいです。
長文で月並みな事しか言えませんでしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
今回運んだ際に血液が付着。感染症があるかもしれないので、このお洋服はさようならしました。
▽血がついているので苦手な方は注意です。