朗読スキルはどうしたら身に付くのか?と思うのではないでしょうか。そんなことを考えてみます。
朗読スキルは声優スキル
だと思うのです。ただ文章を読むだけではない、プロが文章を読むと言う事はどういう事なのでしょう?
プロとして文章を読む人として、アナウンサーがいます。特に、ラヂオのアナウンサーのお便りの読み方ときたら、実に朗読です。
私はラヂオ、特に文化放送が好きでよく聴いています。だからと言う訳ではないのですが、文化放送のアナウンサーはお便りを読むのが上手い方が多い様に思いますが、もはや文化放送を退社された伝説のラヂオアナウンサー吉田照美さんは私の中で絶賛です。
吉田照美さんの読みはまさにプロの朗読そのものなのです。酢の物じゃないよ(笑)
吉田照美さんは自然に朗読スキルがあると言えます。
そのせいって訳でもないでしょうが、文化放送のアナウンサーはお便りを読むのが上手い方が多いです。
現役アナウンサーの中で私が一番と思う方は寺ちゃんこと寺島尚正アナウンサーです。
寺島尚正アナウンサーの読み方、喋り方はちゃんと日本語のアクセントが守られている他、声の素直さ、力の抜け具合が最高です。これはもう朗読の見本の様な方と称賛いたします。
とここで気付くことは、朗読スキルがあれば、アナウンサーとはいかないまでも、パーソナリティーはいける気がします。(そう簡単でもないかw)
アナウンサー、特にラヂオのアナウンサーは自然に朗読スキルが身に付いている方が多い訳ですが、では翻って声優は、これを意識的に、いつでもどこでも行えないと、所謂使えません。
アナウンサーはお便りのリスナーがまるで聴いてるリスナーに話し掛ける様に読みます。アナウンサーの指導教育がどういうものなのかは、まるで知りませんが、文章を台詞として成立させています。しかも声(喉)にまるで力を入れず、何枚も何枚も、お便りを読み続けます。それでも声が枯れません。力を入れないからです。
何故、力を入れないのでしょうか?力を入れたままだと疲れます。第一、喉を痛めます。具体的には一定の音域しか出なくなってしまいます。
力を抜く事は声を出す際の基本ですが、もう一つあります。自分のNatural な声、Natural な音域で”喋る”と言う事です。文章を”読む”のではなく、”喋る”と言うのが声を出す基本、朗読の基本です。”喋る”と言う事は”台詞”の様に読むと言う事になります。
アナウンサーはこれが自然に、無意識に出来ます。声優はこれが意識的に出来なくてはなりません。
今まで言った事が朗読スキルと言う事になりまいが、それはそのまま、アテレコの基本ともなります。つまり、
朗読できれば、アテレコできる。
と言うことだと思います。台詞を言う様に読むのはそのままアニメや外画の台詞を喋る事に移行できる、と言う訳です。
アテレコの場合は感情を大きく持つ必要はありますが、朗読が出来る=台詞の基本が既に出来ているので、かなり楽に台詞を喋れる筈です。
楽に喋ると言う事は、変に力みを入れないのは勿論なのですが、喉に極力負荷を掛けない形で発声すると言う事なのです。
例を挙げれば、神谷浩史さんでしょうか。
いけボとは神谷さんを指す言葉と称賛するものでうあります。そんな神谷浩史さんもついにお父さん役を演じてしまいました。が、その話はどけときます。
しかし、力を抜くという事が感覚的に理解できないと困りものです。そこで、神谷さんの真似をしてみるのは理解の方法です。声真似ではなく、発声を真似る、雰囲気や喋り方、登場する作品の真似などしてみる。例えば、緑川ゆき先生の"あの"作品とか(=^・^=)にゃにゃん。
力を、特に喉に力を入れては絶対にNGです。
よく、ドラえもんのものまねをしようとして喉を締め付ける人がいますがそういう方は業界を去ってください。その場の笑いも取れない筈。それほどに思っていただきたい。
力を抜く方法については又いずれ。(方法は沢山あります)
ともあれ、力まずアテレコするには意識しつづけないとダメです。
その為の練習に朗読してみる
のもいいでしょう。最低でも喉の力を抜いて、それこそアナウンサーか神谷浩史さんにでもなったつもりで、10分ぐらい練習します。やっているうちに、どうしても力んでしまう箇所があるので、意識して力を抜く様にします。10分というのは集中力がそのぐらいだからです。
録音して下さい。自分の声を冷静に聴いてみましょう。発声は?活舌は?抑揚は?日本語アクセントはどうでしょう?
日本語アクセントは強弱アクセントを含んだ高低アクセントです。分解しますと、一音目が高い音なら二音目は低い音、一音目が低い音なら二音目は高い音と決まっています。それ以外は方言と判断されます。三音目が低いというのはあります。でも、三音目以降が高い音というのは、方言とみなされます。言葉の意味、文章の意味で強弱アクセントを付けますが、これが高低アクセントの中に含まれているというのが日本語アクセントの特徴と言われています。これが出来ているのが前述の吉田照美さんや寺島尚正アナウンサーです。
ともあれ、自分の声を聴いて下さい。声圧は?感情は?
ヘッドセットがわりにヘッドホンやイヤホンで声の返りを聴いて下さい。
その様に、冷静に自分の朗読を聴いていると、いい面、悪い面が分かってきます。
声優やるなら、朗読を極めましょう。
極められるかどうか分かりません。そらそうですよ。極めた人いませんから。(=^・^=)
しかし、上手くなる事は出来る訳です。上手くなる為に前述のcheckをします。
話は簡単です。その録音、カネになりますか?ということなのですが、自分で「いいね」しても評価するのはあかの他人、カネを出すのはファンのみなさんです。聴いた相手が「いいね」しなければ商品になりません。話の解る誰かに評価してもらわなくてはいい結果になりません。その為にボイスハートにおいで下さい。貴方の変な読みの癖を我らが塾長小林通孝が矯正して差し上げます。是非どうぞ。
それでは上手い朗読は、少なくともスタンダードな読み方はどういうものなのでしょう?アナウンサーとか言ってもしょっちゅうラヂオを聴いてはいられないでしょう。話すという点において朗読の参考になるのが、「落語」です。「落語」ですとCDや配信もありますし、別に名人の話を聴かなくてはならない訳でもありません。話が"面白い"人の「落語」を聴くとかなり参考になります。
「落語」のテンポの良さは台詞の言い回しなど、アテレコの時に会話に入るのにいいと考えます。外画ですと次々と感情と台詞が変わっていきます。「落語」のテンポの良さが参考になるかと思います。
そう言えば、最近はラヂオもスマホで聴けましたっけ(笑)ともあれ上手い朗読を沢山聴いて下さい。朗読耳年増になりましょう。それか、ボイスハートに是非いらして下さい。貴方の読みが激変すること請け合います。
最後に2020年4月12日に亡くなられた声優藤原啓治氏に対し、衷心より哀悼の意を表します。 残念でなりません。 合掌