バイだからこそ…。。。 -2ページ目

県外生活~後書き~

やっと仕上がりましたね。自己満足のこのブログはじめから読んでくださってた方々、そして、気に掛けてくださってた方々、ありがとうございます。

あの日、引っ越しを終えて鍵を不動産に返しに行く前、からっぽになった部屋を1人歩きました。

「ここにおっきぃダイニングテーブルおきたいんよなぁ」
「ここにはでっかい冷蔵庫!」

と俺がはしゃいでた日を懐かしく思いました。

喧嘩したこと、愛し合った日々、リビングを走って追っかけ回ったり、ソファーに座って2人何気なく見るテレビ、すべてを愛しく、そして思い出に変えることができない自分があの日は居ました。

大好きだった彼のこと。

また、「ただいまぁ~、疲れたぁ!」

と、彼が帰ってきそうなドアを見つめたり、1人では広すぎるあの部屋。

俺は、愛しいそのコーポと地を後にし新たな生活へと歩きだしました。

県外生活~元樹の願い~

「こんな風に、涼に手紙書くの、あの日記以来だね。

今ね、俺が暮らしはじめて初めて働いた会社のあるところにいるんだ。

久々に来たから懐かしい。

いろんな思い出もあるし…

体が痛くて涼に風呂に入れてもらったり、ラジオで初めてAIのStory聴いて、仕事中に泣きそうになったり。

夜中遅くまで仕事してて、帰りに涼に逢いたくて…
逢いたくて…
泣いたこともあったなぁ。

仕事の飲み会があった時に夜中タクシーで迎えに来てもらったり。その時涼に蹴られたらしいけどね(笑)

そんな思い出がいっぱいあるこの場所にいたら、なんでか涙が止まらないんだよね。

もう涼の事で泣いてたまるかって決めていたのに、ダメだったみたい。

涙の数が、涼をどれだけ愛しているのか、改めて自覚させられました。

悔しいけど、今でも涼の事大大大好き。言葉じゃいい表せないくらい、大好き。

愛してる。離れたくない

でも…
もう二人のこれからの進むべき道は決まってるから。

まだ、俺の事好きでいてくれてる?

残りの日数も、残り90日くらいしかないけど、本当はいろんな所に行ったり、色々な事したり、涼に笑顔でいてもらいたいんだけど…

涼の笑顔を見れば見るだけ、俺は離れるときの事考えちゃって、あんまり優しくしてあげれない。

こんな情けない男でごめんね。。

今、2人で出逢ってからの事、思い出すとすごく早かった。早すぎだよね。

正直、後もう少し時間が欲しかった。
後90日なんて少なすぎるよ。。俺はどう自分の気持ち、整理つければいいのかわからない。

涼と離れるのが、こんなにつらくて、孤独を感じるなんて思わなかった。

つらすぎるよ…

でも、俺頑張るから。

涼が前に言ってた「好きな人には幸せになってもらいたい」って言葉が少しずつだけど、俺にも分かるようになってきたんだよ。

俺も…涼に幸せになってもらいたい

この俺様と離れるんだから、今まで以上に幸せにならないと、許さないからな!!

絶対に!!

まぁ、涼が今まで幸せだったか不安なんだけど。俺はすごーく幸せだったから。

涼と2年でも居れた事、すごく誇り(ほこり)に思うよ。

最後に…俺は今度生まれ変わったら、また涼と巡り会って、今度こそは男と女の関係で、実家も近くて、もちろん涼は可愛いままで!(ここ重要!)

2人とも恋愛の悩みは何もなく、生まれ変わって次こそは…涼との子ども欲しいな。

これだけ願えば次こそは、神様が願いを叶えてくれるといいな…

涼、頑張れよ!応援してるからね!!」

元樹の願いの沢山つまった、手紙だった…。

漢字の苦手な俺を知ってのふりがな…

そして…俺様と離れるんだから幸せになれって…

わざと強がったとことか。

今ブログを書きながらも、俺は泣いています。

いつ読み返しても泣いてしまいます。

もう1年…しまい込んでた。

このブログを仕上げるのに久しぶりに読み返しましたが…気持ちって不思議ですね。

当時の気持ちに戻ります。

県外生活はこの辺りで終わりです…

後書きを書かせてもらいますので、中途半端ぐちゃぐちゃな俺のブログ、読んでくれてありがとう。

県外生活~残された手紙~

荷物をまとめることも…

ぼーっとして進まない。

元樹が仕事終わって帰ってくる時間だと思ってみても…帰ってくるはずもない。

今日は元樹とのお別れだけではない。俺が県外に来た理由。そしてこの地、出会った友達、2人のコーポ。

すべてに今日はさよならする日。

舞と里香子が夜に来てくれたが…何を話したのかも…よく思い出せない。

ただ…里香子が最後に手渡してくれたプレゼント。

俺と元樹がよく行った、あの神社のお守り。。

そして手紙には「精一杯のありがとうを込めて行ってきました」

里香子とも、舞ともみんなでよく行った場所…。

俺からも…心からありがとう。

里香子は俺が福岡で一番心許せた友達。

本当にありがとう。

そして…時間はすぎ、朝を迎えた時にはすでに父親や手伝いに来てくれた親戚のお兄ちゃんが福岡に到着していた。

思い出に浸る時間もない。

「何も準備できてないな(笑)」

父親は俺に言ったが、俺の腫れた目を見てなにかを察したのだろう。

それ以上触れてくる事もなく引っ越しの準備にとりかかった。

2人の寝室のベッドを崩してる時だった…
ベットの下には手紙が残されていた。

…残されていたのか。。

…落としたのか…

それは見慣れた元樹の字。

愛しい元樹の字。

“2006.12.25.01時30頃”

とはじめに書いてあり綴ってあった。