前回の投稿の続きです。
この係争は上海国際経済貿易仲裁で行いましたので、上訴はできず一発勝負だったようです。
損害賠償請求額に対し実際に認定された金額が非常に少なく、仲裁費用もかかる(訴訟を起こした方が90%負担とのこと)ので、実質トントンになってしまったのです。
仲裁に訴えが受理された際、チュウシュウからは「示談」の相談があったのですが、次代コーポ(荻村)は
「おととい来い!」
と一蹴したのです。
4年もかかって僅かな金額しか得られないので、平和ぼけした日本人からは
「示談の方がよかったのじゃないか?!」
こういう批判も飛びそうです。
しかし、しかし
「勝訴」
この事実に大きな意義があるのです。
「判例」
チュウシュウと同じように虚偽の申請をして安価に製品を仕入れ儲けている、というやり口です。
他の代理店も同様のことで提訴しようとしているようで、同じ手口であれば「判例」があるので、時間をかけて審議する必要はありません。
問題は損害賠償金額なのですが、チュウシュウの事例ではチュウシュウから虚偽の申請をしたという証拠が非常に少なかったのです。
電話やSNSでの依頼でよかったのです(というか、社員もグルなのでツーツーです)。
2018年度から荻村は代理店からの申請書(社印押印)を必須としたので、証拠はばっちりです。
4年かかりましたがこの「判例」は社会に与える影響も大きそうです!
ではまたお会いしましょう。
再見!