狂気のピースサインで一部では語り草となった筧真一(47)被告の裁判結果が出た。




なんと懲役27年。

確かに人を1人殺めたので長期にわたる服役を予想できたが、まさか27年とは…。出所時は74歳になる計算だ。

「死刑にしてくれたらよかったのに。喜んで死んでやる」

この判決に対してこう口にしていたという。

これが本音なら結果を受け入れるのだろうか。それとも死刑になるよう次に進むのか。


筧真一被告はかなり自棄になっていると思う。自暴自棄になったことのある人は分かると思うが、自棄になると何をやっても上手くいかないし人も離れていく。

これは完全な推測でしかないが、彼は裁判でもマイナス印象を受けるよう酷い振る舞いをしていた気がする。完全なヒールに徹し、落ちる所まで落ちる覚悟を決めた彼は悪態や不道徳な発言を繰り返したのでないか。

そういったやり方は、例え本来の彼が全然別の人間だったとしても誤解を与えてしまうのは必然だ。自ら悪い印象操作をしているのだから当たり前のこと。


そして自暴自棄に陥ったことのある人間にのみ、ほんの少し彼の気持ちが理解できるのだ。「自分は可哀想な人間」という感情を表現することを無理矢理排除した捨て鉢の姿勢。自分の人生において何の得にもならないし賢明さの欠片も無いが、止めることの出来ないネガティブな発言。

多分死刑執行される立場になっても、邪悪な捨て台詞を残して死んでいくだろう。


的外れな推測かもしれないが、人生投げてしまった感のある彼に救いは訪れないことは間違いない。