朝から
部屋をこねくりまわし機材を探す。
探すが
なかなか見つからない…。
コンパクトな奴なもんだから、絶妙に気配を消してやがる。
『今までぶっきらぼうに扱ってすまなかった!!俺にはキミが必要なんだよ。』
という懺悔の想いを胸に探すが…
出てきてはくれない…。
探し物は
大抵予想を超えた意外な所にあるパターンが多い。
経験を頼りに裏をかき、在りそうもない所ばかりを探したが…それがおもいっきり裏目に出た。
奴は
まあまあ在りそうな所にいた。
『ブルース&ソウルレビュー』の本を盾に隠れていたのだ。
これもまた
有りえそうな隠れ蓑ではないか。
答えは表だったのだ。
…なぜ物は
変な所に隠れてしまうのか。
そして
なぜコード達は勝手に互いを求め、絡み合うのか。
何より見つかって良かった♪