銀魂 二次創作です
攘夷組が男子高校生になってわちゃわちゃしてるのが書きたかったんで、そんなお話になってます。以下、ご注意ください。
※銀魂高校全員同級生の捏造設定
※銀時×桂(ただしまだCPになる前)の他、高杉→桂、坂本→高杉要素あり
※アイドル注意
※近藤さんの扱いが不憫
※成人要素なし
以上、どれか苦手なものがあれば、ブラウザバックでお願いします^^
こちらは後編になります
前編が未読の方はそちらから先に読む事をお勧めします^^
↓
以上、諸々クリアの方は後編を引き続きどうぞ^^
「かぶき町地域アイドルやっちゃいましょう!」後編
数日後、この前の謝礼を支払うがてら、ご馳走するから店においで、とお登勢に呼ばれた4人。
何やら、また相談もあるという。
「ちーっす。来たぞババァ」
ガラッと引き戸を開けると、何やら見たことがない身なりのいい男と、高齢のお爺さんが一人既にいた。
「あぁ、君たちだ、これ、君たちで間違いないね」
身なりのいい方、いかにも役所の人間といった風情の男がいきなり立ち上がり、自分のスマホを見せてきた。
「あれ、これこの前のじゃん」
再生されていたのは、この前の地域アイドルをやった時のものだった。
「あぁ、そういえば、ユキちゃんがSNSに動画上げてもええか、聞きよったわ。それか」
「誰だよ、ユキちゃんって」高杉が突っ込む。
「あん時来ていた幼稚園の先生の一人じゃ」
「何、お前、アカウント教えてもらったの?いつの間に!」銀時がすかさず食いつく。
「LINE IDも交換しあったぜよ」
「マジか!?何でオレにも教えねぇんだよ!」銀時が文句を言うと、「おまんは中学生にご執心だったじゃろうが」と返された。
「てか、これ、凄いよ。RTにいいねがもう1万超えてる」桂が戸惑った声を上げる。
「うお・・・拡散されまくってんじゃん」高杉も驚いた声を上げる。
「そうなんだよ。実は役所に問い合わせが結構来ててね。それでこの動画を上げたコに君たちの事を教えて貰って、で、こちらの町内会会長さんに連絡をとって、こちらの店のオーナーさんなら君たちとコンタクト取れると聞いて、こうして呼んでもらったんだ。いきなりで悪かったね」
「え、てことは?」と、指差すと「私は町長で、こちらは町内会会長さんだ。よろしく」と笑顔で返された。
「はぁ・・・よろしくって・・・何でオレらに会いたかったわけ?」銀時が怪訝そうに身構える。
「じゃあ、手っ取り早く結論から言うけど、これだけ反響のあった君たちがあれだけで終わるのはもったいないし、終わらせたくないと思ってね。どうだろう、本格的に、地域アイドルとして君らを町をあげてバックアップしていきたいんだが。もちろん、学業優先でいいし、イベント参加の際は謝礼も支払うし。君たちのパフォーマンスでこんなに老人から子供まで笑顔になって惹き付けられてる。これは凄いことだよ。誰にでもできることじゃない。どうだろう、考えてみてくれないかい」
「ワシからも頼むよ。君たちのことを聞きつけた色んな団体から、君たちをイベントに呼びたいって問い合わせが多いんだよ。君たちが本格的にちゃんと結成されるのを待ってる人らがいっぱいいると思って、やってくれないか」
「ってことなんだけどさ、どうだい、あんたら。これもバイトになるし、決して悪い話じゃないと思うけどねぇ」
思いがけない、いきなりな話を振られて最初は戸惑ったが。でも。
「どうする、お前ら」
「その顔はもう決めてんだろどうせ」銀時の不敵な笑みを見ながら高杉が苦笑する。
「ワシはもちろんいいぜよ。むしろ、あれだけじゃ足らんくてもっとやりたい思うてたし。この話はありがたいぜよ」
「俺もいいよ。てか、やりたい。実はあれで終わるの寂しいなって思ってたんだ」
坂本についで、桂も同意する。
「じゃあ、全員一致だな。ていうことで、是非、やらせてくれよ、町長さんたち!」
「そうか、やってくれるか、じゃあ、改めてちゃんと企画を練ってから、きちんと契約を出来るように体制を整えてくるよ。ちょっとだけ待っててくれ。また改めて連絡するからね」
「「「「かんぱぁぁぁい!!」」」」
お登勢の店で先日の打ち上げが始まった。
「しかしねぇ、思いがけない事に発展して、あんたらに話を振ったアタシも嬉しいよ」
お登勢が飲みながら、いつものように煙草の煙を吐き出した。
「イベントに高校生らを呼びたいって相談してきた所長も大喜びでね。今度はちゃんとした地域活動になるって知ったらきっと凄く喜ぶよ、また来て貰えるってね」
「俺も嬉しいです。また、慰問に行けますね。フネお婆ちゃん、喜んでくれるかな」
ジュースを飲みながら無邪気にそう言った桂に、お登勢は「あ、う、うん・・・そうだねぇ・・・」と言葉を濁した。
全員が違和感を覚える。
「何よ、ババァ。何か隠してんのか?」
「隠してるってわけじゃあ・・・いや、そうだね、いつかわかってしまうしね。言っておこうかねぇ。実は、あれから間もなくしてフネさん、亡くなったんだ」
「・・・え?」桂が心底驚いたような顔をした。
「実はさ、所長が高校生を呼びたいって言ったの、フネさんの為でもあったんだ。彼女、うんと早くに旦那さんと息子さんを亡くして、それからずっと一人で生きてきたらしくてね。さすがに90も超えてるから、少しボケてきてたんだけど、最近、やたらと昔、子供がいたってこと、高校生くらいの男の子だったことを、幸せそうに話すんだってさ。あぁ、寂しいのかなぁって、気になったらしく、それで息子さんと同じトシくらいのコらと振れ合わせてあげたいと、この話を振ってきたってわけでさ。だから、フネさん、あの後、本当に嬉しそうにしていたらしい。こんなに笑顔を見たことがないっていうくらい、笑顔で・・・そして、笑顔のまま幸せそうに逝ったってさ」
ガラッ!
いきなり、桂が店を飛び出した。
「ヅラ!」慌てて銀時が後を追う。
「どないした」坂本が続こうとしたのを高杉が止めた。
「なんで止めるんじゃ」
「ヅラなら大丈夫だ。銀時がいる」
どこか寂しそうに高杉はコーラを口に入れた。
「ヅラ、大丈夫か、お前」
「何だよ、追いかけてきてくれたのかよ。いいよ、戻って。落ち着いたら、俺も戻るし」
店の裏とはいえ、ここは一応飲み屋街。変な酔っ払いが徘徊しているかもしれないところに一人でなんて置いておきたくない。
まして、泣いているのを放って。
銀時は桂の肩を掴んで自分に振り向かせると、そのまま抱き締めた。
「いいよ、泣いて。お前の気持ち、オレ、ちゃんとわかってるから」
「銀時・・・」優しい声に、たまらなくなってしまって、しがみつく。
「大丈夫だ、ヅラ。お前にはオレがいるから。一人になんてしねぇから、安心しろ」
そんな二人を坂本は少しだけ見ていて、何も言わず、また、店に戻った。
「平気だったろ?」高杉の言葉に頷いた。
「金時が慰めちょったが」
「なぁ、坂本。桂が婆さんと二人暮らしなの、知ってるだろ?」
「あぁ、入学して仲良うなった時、本人から聞いた」
「あいつが小学校低学年の時、親が二人とも死んじゃって、それで、身内は婆さんだけになっちまった。でも、年寄りだ。この先どこまで一緒にいられるか。そう遠くない日に桂は一人になるのがもう決定してんだよ。だから、今日みたいにリアルに年寄りに死なれると、自分の婆さんと被って辛いんだろ」
「ほうか・・・」
「そんな桂の気持ちを一番理解してやれるのは、ずっと孤児でいた銀時だけだ」
高杉の脳裏に、きっと今、桂を抱き締めているだろう銀時の姿が浮かぶ。
「あいつらは、だから特別なんだ。銀時も卒業後は施設を出て一人になる。そしていずれ桂も。寂しいもん同士、お互いに必要とし合ってるんだよ。だから俺らなんかに出る幕はないわけよ。納得したか」
「・・・おまんはそれでいいがか」
「どういう意味だ」
ハッとした。何を思わず言ってしまったのか。
「いや、深い意味はなか。おまんだってずっと一緒だったのに、二人だけ特別で寂しゅうないんかと思うただけじゃ」
「俺じゃダメなんだよ。あいつらが持っていないものを俺は沢山持っているから、俺じゃ桂の辛さや寂しさを理解してやれない」
何も言わず、ただ、コーラを飲む高杉を見ていた。
寂しい気持ちになるのは、高杉が諦めてしまっているから。
だって、おまん、LINEにすぐ既読つけてすぐに返信するくらい、桂が大切なんじゃろ。
ヅラ、おまんは、高杉からすぐに返信がくるゆうちょったな。それな、きっと、おまんだけじゃ。
ワシは高杉からそない早く返信貰ったことなんかねぇぜよ。
きっと、金時もじゃ。
だから、あの時のおまんの言葉で、きっと、金時も気付いたはずぜよ。
高杉も、桂が大切なんじゃと・・・。
そない大切に思うちゅうくせに、何で諦めようとするんじゃ。
その思いが口を開かせた。
「ほうかもしれん。でも、おまんは持っている分、分けてあげることが出来る。違うか?」
意外な言葉だったのだろう。
高杉の片方の目が少しだけ見開いた。
「この先、ワシらはまだまだ先が長いんじゃ。今からそんな結論づけんでえぇじゃないか」
椅子に座り、お登勢が用意してくれた寿司を口に放り込み、お茶をガブガブ飲みまくった。
何だか、悔しくて、悲しい。
そんな思いをどうにかしたくて、ヤケ食いのように次々に口に放り込む。
そんな辰馬をしばし眺めた後、フッと笑った。
「おいおい、一人で全部食うなよ。あいつらの分残しておけよ。でねぇと桂はともかく、銀時はうるせぇぞ」
「あ、ほか。いかん、つい」
ペットボトルのお茶の蓋を開け、ガブガブとラッパ飲み。
その様子を見ながら「なぁ、辰馬」と声をかけた。
「ん?」
「ありがとうな」
優しく穏やかに笑う顔に、辰馬の胸が小さく波打った。
(あれ、こいつ、こない可愛かったっけ?)
初めて気付いた、高杉の可愛らしさ。
同性にときめいたことに、(有り得ないぜよ!)と、心の中で思い切り頭を左右に振って全否定。
この事は、ワシの心ん中に収めて忘れよう、うん。
「どうした、何か言いたそうな顔をして」
「え、あ、いや、別に。アハハハハハ~」
自分の中に密かに芽生えた想いを打ち消すように、ひたすら笑ってごまかした。
1週間後。
銀時らの当日限定アイドルの動画はさらに拡散されまくり、もう、学校では誰もが知っている事となっていた。
そして、今度、本格的に地域アイドルとしてユニットを組むという事も、すっかり誰もが知る事実に。
「で、どうするよ」
銀時がイチゴ牛乳のストローを咥えながら、一緒に昼ごはんを食べる3人に話を振った。
「何がだよ」
コンビニで仕入れた弁当を口に運びながら高杉が返す。
だが銀時はそれにはすぐに応えず、何やらストローを咥えて夢中になっている。
「話振っといて、何やってんだよ、お前」
「ん、いや、こうして、長いもん咥えて上下させるとさ、なんかやらしくね?」
これに、坂本も高杉も呆れる。
「中坊か、おまん」
「ガキ過ぎてもはや腹も立たねぇな」
「え、何で?何か変なことしてんの?」
全く銀時の意図を理解できていなかった桂に、3人がマジか、と驚く。
「わからんなら、それでえぇ。おまんはそのままでいてくれ」
「何だよ、教えてくれよ!」
「そのうち、オレが教えてやるよ(身を持ってな)」
「何だよ、それ。何で今じゃないんだよ」
「俺が教えてやってもいいぜ」
高杉の言葉に、銀時も坂本も驚いた。
「今度、俺んチでAV観ながらな」
これにピンとくる。
「何だよ、下ネタかよ」
「チ〇ポ咥えて上下に動かすアレだよ。今度お前にやってやろうか」
「は?気持ち悪いこと言うなよ。冗談でもよしてくれ」
本気で嫌悪している顔に、高杉は何だか安心していた。
(本当だな、坂本。確かに、さっさと諦めようとするのは早いかもな)
桂の様子からして、今のところ、銀時も片想いなのだろう。
(なら、足掻いてみようか。銀時が寄り添う愛なら、俺は与える愛を・・・)
ライバル出現を察した銀時が平静を装いながら、話を変える。
「じゃ、話戻すけどさ」
二人の桂を巡るバトルが勃発したことを察して坂本が心の中で苦笑した。
「いきなり結論言うけど、メンバー増やさね?4人じゃ誰かの都合つかない日とかあった時
人数減って淋しいし。メンツが多ければ、華やかだし。どう思う?」
「えぇのう。で、誰に声かける?」
4人が、う~ん、と考え出した時。
「よう、お前ら!すっかり有名人じゃねぇか」
声をかけてきたのは、同じクラスの近藤、土方、沖田ともう一人、山崎。
「動画見たぜ~。すっげぇカッコよかったじゃねぇか」
長身のゴリラみたいな男、近藤が興味深々といった顔で告げる。
4人、顔を見合わせ、「うん」と頷きあった。
「なぁ、それでオレら、今度地域アイドル活動することになったの、知ってるよな」
「あぁ、もちろん」
「オレらだけじゃ華やかさに欠けるから、イケメンをもう少し揃えようって決めたとこなんだけど、そこでさ、お前らどうよ」
「俺らですかい?」耳にかけていたイヤホンを外しながら沖田が聞き返す。
「後3人増やしたいんだ。奇数の方がバランスいいからな」
「別に、俺はいいですぜ。土方さんはどうしやす?」
「俺もいいぜ、何か新しいことやってみたいって考えていたとこだし」
「よし、7人揃ったな」銀時と共に、3人も頷く。
「なんだ、イケメン捜してたんなら、もっと早く言ってくれりゃ良かったのによぉ。いやぁ実は、俺もやりたかったんだよな、アイドルって」
「凄いじゃないですか、地域アイドルなんて!今流行りだし!俺、裏方で何でも協力しますよ!頑張ってください、近藤さんも沖田さんも土方さんも!」
「何言ってんだ。お前がメンバーだよ」銀時が山崎に向かって指を差す。
「え?でも、それじゃ、8人になりますよ?」山崎がひたすら戸惑う。
「だから、俺ら4人と、お前ら、沖田、土方、山崎で7人だって」
「えぇぇぇーっ!?」これに驚いたのは近藤。
「何、どういうことだよ!俺、メンツに入れてくんねぇの!?何で総悟やトシはよくて俺ダメなの?」
「悪いな、ゴリラ。ゴリラはメンバーになれねぇんだわ」
「募集しとるのは、人間じゃきの」
「いや、俺、人間じゃん!トシ、何か言ってやってくれよ!!」
「てか、近藤さん、この流れで自分が選ばれるって思ってたのか?そっちに驚くよ」
「トシィー!!ひでぇよ!!総悟ぉ!!慰めてぇ!!」
「前座枠で、ゴリラに餌付け出来ますっていう見世物的な使い方もありますけど、やりますか、近藤さん」
「ひっでぇぇぇーっ!!」
泣き顔の近藤の肩を誰かが叩いた。振り返ればいつの間にか来ていた斉藤終。
「終ぅ」
抱きついて泣く近藤を終は優しく背中をポンポンしながら慰めてあげた。
そんな二人を見ながら。
「あいつもビジュアルはいいんだけどなぁ」
残念そうな銀時の言葉に3人は頷く。
超絶無口である斉藤には、アイドル活動はムリだよなぁ、と。
「じゃ、軽く打ち合わせしようぜ。リーダーはオレでいいな。仕切らせてもらうぜ」
リーダーの言葉に、改めて、7人で並んだ。
その様子があまりにキマってて格好よくて、斉藤は泣いていた近藤を放ると、制服からスマホを取り出し、皆にジェスチャーする。
「あ?何?写真?オレらの?」
銀時に向かってうんうんと頷く。
「よぉし、ツイッターに投稿してくれよ。おい、皆、オレらユニットの初仕事だ。キメようぜ」
思い思いにビシッとポーズをキメる。
「そうだ、坂田、ユニット名は決めたのか」土方の問いに、「おう」と答えた。
「銀魂高校で7人だから、GTM7よ、略してG7!!」
「「「「「「「サミットかよ!!だっせぇ!!」」」」」」
全員からのブーイングだったが、この名前で早速ツイッターに投稿。
あっという間に拡散されていく。
そして、ほどなくして、銀時たちは全国に名が広がっていく。
地域発行のタウン誌で各メンバーを総力取材したものは、あまりに反響が大きくて、通常では有り得ない数を増刷することに。
ネットでも売られ、オークションでは高値を更新して、無料の配布誌が万越えするほどとなった。地域のイベントだけだったのが、他所の町のイベントにも呼ばれるようになり、彼らを望む声に応えて、とうとう、単独で小さなホールを使ってコンサートまで開かれた。
しかも、そのわずか数百枚のチケットは、地元住民だけじゃなく、全国から買いにくるFanがいるほどとなった。
イケメン7人の活躍は、やがて、幼馴染3人の複雑な恋心も絡んでストーリーが展開していくのだが、その話は「また今度」があれば。
おしまい^^
私もそのタウン誌が欲しいです><///
推しメンはヅラたんでw