雨が上がって、また小さなトマトの花が一段とつやつやと、
でも、早く散って、早く実になってと、
にべもない期待を掛けられて、ちょっとかわいそう。
今の自分の、この黄色い可愛い姿を、
なんでスルーしてるんですか?
と、花たちは思っているに違いない。
今が一番だと、それで間違いないはずなのに。
変化は進化とは限らないけど、進化は間違いなく変化。
だからどの過渡期の段階もまんべんなくマックスに褒めて素晴らしがって可愛がって、
その後の変化が、いかに素晴らしい進化か!と、
何に対しても、ちょっとわざとらしくても、
いちいち感動するべきなんだよ。
花はきっとそれを期待しているはずだよ、あくどきものよ。