時は令和。俺の甲子園界には、東日本から55校が集う巨大組織――「打倒ベリーの会」が存在していた。その目的はただ一つ。「新人を育て、いつの日かベリーを打ち倒す」その中心人物の一人が、秋田の雄――BBBであった。BBBは新人校の育成に力を注ぎ、練習試合、交流戦、各種企画を次々と開催。

BBB「強者だけでは俺甲界は栄えぬ。新人が育ってこそ未来がある」

そう語り、東日本各地を飛び回っていた。ところが――事件は岩手で起きた。新人強化の視察を名目に岩手へ入ったBBB。そこで彼を待ち構えていたのが、

俺甲界のドン・上南

上南「BBB殿。せっかく岩手まで来られたのだ。平泉をゆっくり見物していかれてはどうかな……」

BBBは平泉へ案内される。

奥州藤原氏が栄華を極め、黄金文化を築いた地。

そして――

中尊寺金色堂。

しかしBBBが黄金の輝きに目を奪われている、その隙だった。

ガシャン!!

BBB「……上南殿、これはどういうことだ?」

上南「しばらく岩手で、おとなしくしていただこう。」

こうしてBBBは、上南によって「黄金の幽閉」に処されてしまった――。

知らせは瞬く間に全国へ広がった。「BBB、平泉ニテ消息ヲ絶ツ」打倒ベリーの会55名に激震が走る。「BBBさんを救え!」「全軍で岩手へ攻め込め!」ところが――ここで誰も予想しなかった問題が起きた。

打倒ベリーの会そのものが、真っ二つに割れたのである。

「BBB殿を救出せよ!」打倒ベリーの会55名は直ちに軍議を開いた。しかし。最大の問題は、上南をどう攻略するかだった。ここで二人の有力者が、まったく異なる作戦を主張する。

一人は、関東勢を率いる熱血漢――将軍・けいすけ。

けいすけは地図を広げ、岩手にある上南邸を指さした。

けいすけ「話は簡単です。」

一同が静まり返る。

けいすけ「上南邸を焼き討ちしましょう。」

皆の者「!?」

これが後世にいう――『けいすけの上南邸焼討策』である。けいすけの読みはこうだった。

上南には、何物にも代え難い宝物がある。大量のドラえもんグッズ。そして決して失うことのできない、

数学の教科書。

屋敷に火の手が迫れば、さすがの俺甲界のドンといえど、平泉でBBBを監視している場合ではない。けけいすけ「上南は必ずやドラえもんと数学を守る。」

けいすけ「両脇にドラえもんグッズと数学の教科書を抱え、岩手から撤退するはずです!ついでに焼打の効果により体重が100キロほど減少し一石二鳥です!」

副将軍・船橋東はこれに賛同。

船橋東「それならBBBさんを救出できますね!」

一方、慎重派の館林東は尋ねた。

館林東「……それ、BBBさんまで巻き込まれません?」

軍議は一瞬静まり返った。

けいすけは答えた。

けいすけ「そこは気合です。」

こうして強硬派を中心に「けいすけ幕府」が成立した。

 

しかし、この策に真っ向から異を唱えた男がいた。

同じく征夷大将軍の000。

000「待ってください。」

000「戦わずして勝つ方法があります。」

000幕府が目指したのは、正面衝突ではない。兵糧攻めである。

その作戦を立案したのが、副将軍で国際派・カレー商人である冨里だった。

冨里「上南殿は非常に食欲旺盛と聞きます。」

冨里「ならば食を断てばよいのです。」

ただし、普通の兵糧攻めではない。

冨里の作戦は、「カレー以外兵糧遮断作戦」岩手へ通じる補給路を000軍が封鎖。米、ラーメン、肉、魚、パン、菓子――上南のもとへ届けられる、ありとあらゆる食料を止める。しかし、カレーだけは通す。「なぜカレーだけを?」一同が尋ねる。冨里は答えた。

冨里「私は毎日でも大丈夫です。」

冨里「しかし上南殿はどうでしょうか。」

一日目。カレー。二日目。カレー。三日目。カレー。朝――カレー。昼――カレー。夜――またカレー。食欲旺盛な上南にとって、食べ物が目の前にあるのに選択肢が永遠にカレーしかないという恐るべき心理戦だった。000は確信する。

000「これなら兵を一人も失わずに済む。」

副将軍・東海大付属も冷静に分析した。

東海大付属「理論上、焼き討ちより合理的ですね。」

冨里は頷いた。

冨里「上南さんが『もうカレーは嫌だ!』と言った時が、我々の勝利です。」

こうして知略派を中心に、「000幕府」が成立した。

 

ところが――両幕府は互いに一歩も譲らなかった。

けいすけ幕府「焼けば早い!」

000幕府「焼く必要がない!」

けいすけ幕府「ドラえもんを狙えば上南は動く!」

000幕府「カレーを送り続ければ上南は折れる!」

船橋東「焼き討ちだ!」

冨里「カレーです。」

館林東「だから本当に焼くんですか?」

東海大付属「兵糧攻めの方が理論的です。」

会議は紛糾。55名の打倒ベリーの会も、けいすけ幕府と000幕府の二派に真っ二つに割れてしまった。

BBBを救うという目的は同じ。しかし――「炎か、カレーか。」救出方法だけが、どうしても決まらない。そこで鰻マンが言った。

鰻マン「……もう野球で決めませんか?」

全員が静まり返った。そして二人の征夷大将軍は立ち上がる。

けいすけ「いいでしょう。勝った方の作戦でBBBさんを救出する。」

000「異議なし。」

こうして――

打倒ベリーの会、史上最大の内戦が始まった。

 

⚔️ 天下分け目のBBB救出戦 ⚔️

けいすけ幕府

征夷大将軍 けいすけ

副将軍 船橋東

副将軍 館林東

他 ドラフト会議で決定

作戦:上南邸焼き討ち

 

000幕府

征夷大将軍 000

副将軍 東海大付属

副将軍 冨里

他 ドラフト会議で決定

作戦:カレー以外兵糧遮断

 

勝者はBBB救出軍の総大将となる。そして敗者は、勝者の作戦に従わなければならない。炎か。カレーか。BBBの運命を決める戦いが、今、始まろうとしていた――。

 

各校・決意表明

000「勝つために必要なことは全部やります。相手の投手起用も継投もある程度読んだ上で、最後はこっちが1点多く取ればいい。団体戦なんで、勝利を確実に取りにいきます。」

 

「まだ分からないことも多いですけど、こういう大一番だからこそ思い切ってやってみます。選手を信じて、迷ったら攻める。まずは自分たちの野球をしっかりやって勝ちたいです。」

 

はやセーヌ「育成も采配も色々試してきたので、その成果をここで出したいですね。投手が抑えて、打つべきところで一本打つ。シンプルにそれで勝ちにいきます。」

 

けいすけ「団体戦なら自分一人の勝敗じゃないので、絶対に簡単には落とせません。相手打線を見ながら継投も積極的に動かします。千葉で揉まれてきた意地を見せて、何が何でも一勝持って帰ります。」

 

船橋東「うちは守れないので、とりあえず打ちます!笑 6点取られても7点取れば勝ちです。最後まで何が起こるか分からない野球をして、今回も勢いでひっくり返します!」

 

白海「派手なことを言うより、まず自分の役割をきっちり果たします。投手が試合を作って、守って、少ないチャンスをものにする。団体戦の流れをこちらに持ってこられる試合をしたいです。」

 

鰻マン「まあ、やるからには勝ちますよw 色々考えすぎても仕方ないんで、使いたい選手を使って打ってくれればOKです。最後に勝って『やっぱりこいつ打ってたw』って言えれば最高ですね。」

 

三色吉「相手が強いのは分かっています。それでも投手陣が苦しくなった時にどう耐えるかが勝負だと思います。最後まで諦めず、一点ずつ返して勝ちにつなげます。よろしくお願いします🙇」

 

利根川「野球は本当に何が起こるか分からないですからね。戦力差だけで結果が決まるなら試合をする意味もありません。中継ぎ以降をしっかり整えて、最後まで競った展開に持ち込んで勝ちます。」

 

東海大付属「感覚だけではなく、勝てる確率を少しでも高くする準備をして臨みます。打順、投手運用、相手との相性まで考えて、取れる一点を確実に取る。必要ならいつでも代打でも行きます🤭」

 

Tempest「まだまだ教えてもらうことも多いですが、こういう大きな舞台でこそ成長した姿を見せたいです!最後まで諦めず、全員で守って全員で一点を取りにいきます。勝って次につなげます!」

 

ヤクルトファン「野手陣みんな不調なんですけど……まあ、それでもやるしかないですねw 不調なら不調なりの勝ち方を探します。1点でも多く取って、最後は笑って帰りたいです!」

 

駿明館「まだ創部して日も浅く、分からないこともたくさんあります。でも教えていただいたことを一つずつ試してきました。その成果をこの一戦で出して、少しでもチームの力になれるよう全力で戦います!」

 

芝浦工業附属「こういう大一番、最高ですね😊 強い相手ならなおさら燃えます。打線がつながれば一気に試合を持っていけると思うので、細かいことよりまず攻める。勝ってみんなで盛り上がりましょう!」

 

西宮駅前「自分たちのやることは変わりません。先発が試合を作って、守って、打てる球をしっかり打つ。一戦一戦集中して、次の人にいい形でバトンを渡します。」

 

金丸「派手な試合じゃなくてもいいです。守れるところを確実に守って、投手を中心に一つずつアウトを取る。最後に1点上回っていればそれで十分。自分たちらしい野球で勝ちます。」

 

秋田商「何番を任されてもやることは同じです。トップバッターなら流れを作るし、後ろなら前の勝利をつなぎます。秋田の意地を見せて、この団体戦でも一勝を取りにいきます!」

 

冨里「相手と自分の戦力を冷静に見れば、やるべきことはある程度決まります。無理に正面から殴り合わず、投手を中心に試合を組み立てます。最後は数字ではなく結果で一勝を残したいです。」

 

花北青雲「岩手での戦いなら負けるわけにはいきません。相手の勢いを止められるかが勝負だと思っています。投手陣に粘ってもらって、最後まで食らいついて一発逆転を狙います!」

 

にんにく「難しいことは考えず、自分たちの投手陣を信じます。ロースコアでも一点を守り切れば勝ち。投手戦に持ち込んで、最後にこちらが一本打って決めます。」

 

幕張秀英「トップバッターでもどこでも行きます。前回はエースを出せなかった悔しさが残っているので、今度は万全の状態で真正面から勝負します。先に流れをつかんで、後ろのみんなにつなぎます!」

 

琴似「派手なことはできなくても、ここまで一つずつ積み上げてきました。格上相手でも一球、一打席を大事にして、最後まで粘ります。自分たちらしく戦って一勝を狙います。」

 

専大松戸「投手がどこまで投げられるか、どこで代えるか。その判断が勝負になると思っています。数字も状態も見ながら一番いい形で継投して、相手打線を最後まで抑え込みます。」

 

魚津学院「新しい学校でも、やり方次第で強豪に追いつけると思っています。色々研究してきたことを実戦で試して、育成だけじゃなく結果でも示したいです。格上でも遠慮せず勝ちにいきます。」

 

新潟「野球は最後まで何が起こるか分かりません。状況を見ながら一つずつ確認して、焦らず九回まで戦います。終盤まで競った展開に持ち込んで、最後の一本で勝負を決めたいです。」

 

加奈方「試合経験だけならかなり積んできました。多少打たれても慌てず、こちらも取り返せばいい。投手力を軸にしながら、必要なら打ち合いにも付き合います。実戦で鍛えてきた力を見せます。」

 

東田川「選手はイメージではなく、これまで残した数字を見て起用したいです。信頼できる投手にはしっかり任せる。根拠を持って選んだ選手たちで、最後まで勝負します。」

 

高山「相手が強いのは承知しています。でも、すごい相手だからこそ一度やってみたい。余計なことは考えず、自分たちが今できる野球を全部出して、最後まで勝負します。」

 

勝田第一「まず状況を正確に確認して、慌てず試合に入ります。野球は情報と準備も大事ですからね。試合が始まれば一球一球に集中して、こちらのペースで九回まで戦い抜きます。」