2024年度静岡県夏の甲子園都道府県予選がいよいよ、7月2日より開幕します。今回は各ブロックの個人的な展望を綴りましたので、お願いします。



第1ブロック



第1シードの春優勝校、ハロプロ学園と玉露が両翼の第1ブロック。総合力なら静大付属と浦の星が少しリードしている。レート勢が10校と比較的少ないが、巧者は多く存在している。玉露はベスト32までは問題なさそうであるが、ハロプロ学園は3、4回戦から鬼門になりそうである。




第2ブロック



N工業と日大三島が両翼シードの第2ブロック。初戦からレート勢同士の暁秀と大竜学園は勝ってもシードとの連戦というタフマッチ。総合力A評価が有東坂のみであるが、ベスト8進出の可能性は多くの高校に十分チャンスがありそうなブロックである。




第3ブロック



沼津三友紀と浜北のシードとなる第3ブロック。総合力では沼津三友紀がリードしているが、4回戦で沼津SEとの試合となりそうであるため、意外と重たい。浜北も総合A評価の萩原とその下の浜松商大浜松という連戦が濃厚。2回戦からの登場校でも初戦敗退の可能性は多いにある。




第4ブロック



不二とはままつにしが両翼に構える第4ブロック。レート勢も16校と犇く中、はままつにし側には根洗松学園、静岡南、東海丸など巧者が多数。総合力でリードする不二と東海丸はまずベスト16に進みたいところである。




第5ブロック



第2シードの常葉大学付属静岡と初倉というお馴染みの両翼シードとなった第5ブロック。函南やめろんぱん、しろなどの巧者もこのブロックにいるが、めろんぱんとしろが3回戦で対戦することが濃厚であるため、どちらかは1勝しかできない。他校は1つでも多く勝ちたいところである。

因みに我が校は勝ったら初倉さんと対戦することになってしまいました。




第6ブロック



あべかわと黒潮商業の第6ブロック。あべかわはベスト16までは総合力で勝ち上がる展開となりそうではあるが、黒潮商業は静岡大静岡、もしくは富士宮北西のどちらかが立ちはだかる可能性が高い。その4回戦での対戦が濃厚の静岡大静岡と富士宮北西はしっかり2勝したいところである。




第7ブロック



半田山と磐田商が両翼シードの第7ブロック。半田山が総合力でみても順当に行けばベスト8進出か。総合力B評価の高校は拮抗しているだけに、どの高校にもベスト32、また磐田商を差し置いてベスト16入りを果たす高校があるのかにも注目していきたい。




第8ブロック



ハメマツ商業と富士東高の両翼シードとなっている第8ブロック。富士東高側は総合力が拮抗している高校が多く、シード校であってもベスト16までの道のりは険しくなりそうである。そしてハメマツ商業側は、なんと言っても、十二支と茶畑農業のどちらかがベスト32にも入れないというとんでもない組み合わせとなった。休養日明けの4回戦、注目していきたい。




以上、今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。


全体的なこととして、遂にレート順位100位までが2000超となりました。また、出場校数373校に対して100校以上がレート2000超である為、3回戦を勝ち上がるためには確率的には必ずそこまでの戦いでレート2000超の高校と対戦するような状況となっています。

また、総合力A評価の高校が思いの外、散らばることがなかった為、早期に敗退する実力校がいつもより目立つ形となりそうです。総合力A評価同士の両翼シードが常葉大学付属静岡と初倉の第5ブロックのみということも少し影響としてありそうです。

春大会の勝ち上がり、夏はそこまで関係がないと思っていましたが、前年度まで以上に今大会は混沌としていくかもしれません。