今日は『チャップリンの独裁者』(原題:The Great Dictator)を観てきました。
これは、チャップリンの考えが露骨に表れている映画でした。
アドルフ・ヒトラーおよび、ナチスドイツを思いっきり真正面から風刺しています。
コミカルに描いている部分も少なからずあるのですが、
最後の10分くらいは、
ものすごく目が覚めるような、演説シーンがあって、
力強いチャップリンのメッセージで息をのむ。
劇中とはいえ、
あれは芝居をしているというより、素のチャップリンが、
世界の人に向けて発言していると思う。
目から伝わってくる思いの強さを感じられた。
そもそも、この演説シーンを、
音声で観客に伝えなければならないということで、
チャップリンは初めてトーキー映画に挑戦したそうです。
当時の体制に真っ向から批判する、
命を狙われかねない作品を、
世に送り出した、チャールズ・チャップリンの勇気に脱帽です。
コミカルに描かれている部分も多いとはいえ、
迫害されるユダヤ人の苦悩を描いたシーンは、
背筋が凍った。
以前に見た、『ライフ・イズ・ビューティフル』と同じような、
絶望感が観ていて伝わってきた。
愛とはなんなんでしょう?
平和はどこから生まれるのでしょう?
何故、人は差別をするのでしょうか?
戦争の根源ってどこにあるのでしょうか?
いろいろ考えることが出てくる映画でした。
まだ見たことない方、一度ごらんあれ。
