今週のⅡ世

今週のⅡ世

毎週更新する『キン肉マンⅡ世』の感想です。

ツッコミどころ満載のこのマンガ、今週は何が起こる?

2世タイトル

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 必勝宣言をしたロビンはその後、雨の降る中アリサが入院している病院へ。手にはアリサの好きなライラックの花束を抱えています。病室の花瓶にそれを活けていると主治医が訪れ、さしあたって生命の危機は脱したが、予断を許さない状態だとロビンに報告します。危機を脱した要因は、なんといってもケビンの提供した輸血用の血液のお陰であり、その血液の成分には驚かされたとのこと。どうやら血中酸素濃度が尋常ではなく、これほど輸血に適した血液というのは珍しばかりか、不謹慎ながら研究をしたいくらいだとジョークを交えます。いずれにしろケビンの血液は、常識とはかけ離れた効率で酸素を摂取していたようです。


 すると突然寝ていたアリサが苦しみだします。その騒ぎを聞きつけ、アリサの両親であるマッキントッシュ夫妻が病室へ。「バイ菌だらけの体で入ってくるからアリサがこんなに~っ!」と、相変わらずロビンに対して暴言を吐くマッキントッシュ。するとロビンがケビンの羽のアクセサリーを手に取り、そっとアリサの口へ添えます。すると徐々にアリサの容体は治まり、元の小康状態へ。ケビンの見えざる力が起こした奇跡だと、主治医は驚嘆します。


「いや、これは奇跡ではない!ケビンマスクが起こした真実だ!」とロビン。「血中酸素がふんだんな血液…そうか、ケビンは…!」と、ケビンの血液の秘密に何かしら気づいたようです。そしてアリサの枕元に寄り添い、「ライラックの花言葉は“初恋”。アリサ、私が愛する女性はキミが最初で最後だ…」と、マスクをずらしてアリサにキスをするロビン。「いってくるよ、アリサ!」とマスクを直し、病室をあとにします。


 場面はかわってある体育館。ここではキッドがタックルの練習をしています。すると入り口からあらわれたのはテリーマン。「半歩だが踏み込みが足りねえ」とキッドにアドバイス。「相手は無抵抗の人形じゃない。爆弾を投下したとしても、おそらく屁とも思わない怪物、時間超人組だぞ。おまえらは派手で見映えのいい技はパンパン出すが…基本中の基本、タックルひとつできねえのか!?」と、リングインをしてキッドを焚きつけます。これに発奮したキッド、テリーに対してタックルを仕掛けますが、見事に切られ、潰されてしまいます。


「そら見たことか。ここから膝蹴りをくらえばおまえは一巻の終わりだ。おめえがミーのレスリングキャンプにきたら、ハイスクールコース…いや、キッズコースからやり直しだな」と憎まれ口を叩きながら、上着を脱ぎます。それに怒ったキッドは再度タックルを敢行。今度は見事にテリーの体を持ち上げ、テイクダウンをとり、流れるようにスピニング・トゥ・ホールドに移行。これには思わずテリーも苦悶の表情を浮かべます。


「カーペット・ボミングス戦での傷が回復していればよけられるレベルだが…ナイスタックルだよ」と、負け惜しみを含めつつも、キッドの成長が嬉しい模様。それを見たキッドも親父の気遣いを感じたのか、心の中で「ありがとう…パパ」とつぶやきます。その後二人の特訓は続き、体育館の外ではナツコが。


「こんな大雨の夜にどこへ行くのかと思ったら…やっぱりほっとけないんやな…」と、テリーの心情をポツリとこぼして次号に続くです。


 今週は決戦前夜のエピソードですね。ロビンとキッド、両者の行動や思いが描写されていました。まずはロビンですが、アリサの見舞いと決戦の報告以外に、伏線となるべきケビンの血液と羽のアクセサリーが気になります。ケビンの血中酸素の濃度が高いという設定が、単に母親アリサを助けやすくしただけのものなのか、それとも今後闘いが続く中でロビンに大きな影響がでるのか。羽のアクセサリーが奇跡を起こしたということは、ケビンのパワーなりエネルギーがそれに内包されていると考えられるので、ここぞというときにロビンを助けることになるんじゃないのかなあ?


 そしてキッド&テリーの親子関係は良好になってきましたね。憎まれ口を叩きながらも、未来の息子が気になる父親、そしてそのやさしさに気づく息子。それを遠くから見守る母親。なかなかいい構図です。来週は時間超人の決戦前夜が描かれるのでしょうかね。


 そのほか、気になった点は

・大雨の中、なぜか傘をささないロビン・テリーの伝説超人。

・相変わらず器の小さいアリサの父親・マッキントッシュ氏。

・義父・義母のいる前でキスをするロビン。そしてひそかに割れているアゴ。

・キッドは年齢的にハイスクールコースでいいのでは?


 以上です。

 試合会場が不忍池であることを知り、焦燥するロビン。なぜロビンがここまで怯えるのかがわからないニュージェネに対し、


「不忍池はロビンとアトランティスが単に戦った場所としてでけの意味にとどまらない…そのアトランティス戦はロビンマスクのこれまでの戦績において、最も屈辱的な敗北を喫した一戦…いわば鬼門」と、カオスが解説、超人オタクぶりを発揮します。それを聞いて「どこまで意地悪なんだ~~」と、イケメンとジャクリーンに8の字固めのツープラトンで責められる父親・ハラボテ。「これはあくまで時間超人が指定した場所じゃ~~っ!ワシのせいではない~~っ」と弁解。


 すると時間コンビが突然空に手をかざし、「キッド、ロビン、おまえたちは必ず不忍池で消える。最後の情けひと目息子に会わせてやるぜ」と、空からケビンのクリアベッドが出現。それを見たロビンは時間コンビに向かってツカツカと近づいていきます。


「ジョワ~~、この場で決着をつけようってのか、壊れた伝説超人(ブロークンレジェンド)さんよ」とライトニングが身構えると、「気持ちはわかるがダメだ、ロビン。リング外で問題を起こしては失格になってしまう」とキッドがロビンをいさめます。


「私が用があるのはやつら(時間超人)ではない…」とロビンはキッドに弁解。時間コンビをすり抜けて、その後ろの下半身と両肘以降が消えているケビンのクリアベッドに向かいます。「なかなか元気そうじゃないか…ケビン、聞こえるか?おまえのマミー・アリサは今、一生懸命死と闘っているところだ。おまえが分け与えてくれた血液のおかげで小康状態を保っている・・・ありがとう」と、ケビンにアリサの容体と礼を伝えます。この光景をみて、涙ぐむ者も。


「しかしマミーはいつ容体が急変してもおかしくない、予断をゆるさない状態であることに変わりはない。ケビンよ、息子のおまえにだから正直に言おう。今の私にはトロフィー球根の行く末も、栄光ある“究極の超人タッグ”のタイトルにも何の興味もない・・・私はただおまえとアリサのそばにずうと付き添っていたいだけ…それが本音だ!だからこの身をかけて闘う!私の息子ならわかってくれるな?」とケビンに声をかけると、「す、すまねえ!このオレが不甲斐ないばかりに…オレやマミーのために、ダディにこんな苛烈極まりない闘いをさせちまって…」と、朦朧とした意識のケビンが答えます。心に訴えかけたという感じか。その声を聞いたロビンはクリアベッドにしがみつき「何を言うか、愛する妻、息子であるおまえのため、悪党どもと闘うのは当然のこと!私は誓うぞ。おまえとアリサのために、絶対に勝つと!ケビンマスクの偉大な父親“ビッグダディ”となるためにな!」と涙を交えた必勝宣言。「ダディありがとう」とケビン。


 すると突然クリアベッドに手をかけていたロビンの手がケースをつきぬけ、中に入っていきます。これによってロビンはじかにケビンを抱きしめることに。ロビンとケビンの強い親子の絆が奇跡をよびました。「ケビン…」と、ロビンはケビンを力いっぱい抱きしめます。この感動シーンにまわりはさらに涙ぐみますが、ネプは口をすぼめて一言「ピュー」とお涙頂戴にはまったくつられません。そして相手の時間超人は「ジョワジョワ、何が奇跡なものか。さっきケビンが壊した棺の一部分が完全に補修されていなかったのだろう」「くせ~くせ~、まさに“昭和の香り”プンプンだな~~~っ」とこれを茶番としか捉えていないようです。


「そろそろお涙頂戴の寸劇も終わりだーっ」とサンダーがクリアベッドに手を向け、電流のようなものを発すると、遠隔操作でクリアベッドを持ち上げ、ケビンとロビンの抱擁を分断。しかし離れ際にロビンは、ケビンのマスクについている羽のアクセサリーを取ることができます。


「ジョワジョワ、愛する妻とケビンを救いたければ、明日の不忍池決戦で堂々とオレたちを倒すんだな。まあ万が一にも有り得ねえことだがな」とサンダーがケビンのクリアベッドを肩に担ぎ、ライトニングと共にいつもの上から目線発言をかまし、会場をあとにします。「ロビン、何かひと言くらい言い返えさんかーっ」と怒るスグルでしたが、当のケビンは先ほど取り去ったケビンの羽のアクセサリーをしみじみと見つめ感慨にふけっています。


 そんな中、退場しようとする時間コンビの前に立ちはだかったのがカオス。すごい目つきで睨みつけ、時間の進路に立ち塞がります。「てめえ、どかねえか~っ!」とサンダーが恫喝。それをライトニングがさえぎり、


「カオス…おまえをただの泣き虫のオタク野郎と思っていたが、2000万パワーズを破るとはなかなかやるじゃねえか。20世紀にタイムスリップする前、目ぼしい強豪超人は全てインプットしてきたはずなんだが…どうやらおまえのことだけは忘れていたようだぜ」と、一声かけてその脇を通り過ぎていきます。


「…おまえたちが忘れてしまっていても…オレはおまえたちのことをずーっと前から知っている!忘れるものか~っ!」と背中合わせに激白。そして次号に続く、です。


 ロビンの不忍池トラウマのクローズアップにより、アトランティス大活躍です(笑)。ゆで先生の最新描き下ろしの待遇でアトランティスファンは狂喜乱舞でしょうか。いいなあ~、ミスターカーメンももっと描いてほしいです(笑)。最近の一番クジの特賞で話題をよんだ“ロビンのマスクとアトランティスの手”の影響が大きいのでしょうか、このシーンが目だってますね。カッコいいです。


 先週つっこんだ、ハラボテの意地悪ぶりについては、息子と娘であるイケメンとジャクリーンが責めてましたね。まさに読者の代弁者です。委員長は「あくまで時間超人の指示で自分に責任はない」と弁明してますが、あっさりと片方の条件を受け入れること自体不正ですよ。この人に委員長なんて職が務まっているのが不思議ですね。


 さて、今週のメインはロビンとケビンの親子の絆シーンでした。サンダーには「くせえ昭和の香りがする寸劇」とこき下ろされてしまいましたが、なかなかの感動シーンだったと思います。ロビンの前に突如現れたケビンですが、もう彼にとってはかけがえのない息子と認めているんですね。一点の曇りもない確信というか、疑いもないというか。マンタとスグルの現状と比べると、天と地ほどの差がありますね。


 でもって、気になるのがロビンの必勝宣言ですよ。ここまで啖呵を切った以上、敗北は許されないわけで。この宣言が勝敗にどこまで影響するかですよね。正直いって、アドレナリンズが勝つ可能性は少ないと思うんだけど、この宣言で2:8だったオッズが4:6くらいになったというか。そんな印象を受けました。個人的には勝ってほしいですけどね。時間超人にはさっさと退場していただければと思っていますので。羽のアクセサリーはなにかの伏線になるのかな?ひょっとしたらロビンのピンチにメイルストロームパワーを提供するとか。


 そして時間超人の前に厳しい表情で立ちはだかったカオス。台詞まわしを見る限り、彼の集落を襲ったのは時間超人コンビで決定っぽいですね。これによってカオスの最終目標も打倒・時間超人で決定でしょう。となると…やはりアドレナリンズは敗北か?普通に考えればヌーボーVS時間超人は避けられないもんなあ。あとこのシーンの構図、いいですね。時間超人の背中越しのカメラで、ケビンのクリアケースを透かして見えるカオス。カッコいい。


 さて、そのほか気になった点は

・ロビンの最も屈辱的な敗北は、数日前のミッショネルズ戦では?

・ケビンが破壊したクリアケースの修復を、サンダーは業者に頼んだのかな(笑)? 


こんなところでしょうかね。

 自らの瀕死状態を皆に晒すのを恥じるかのように、ジャスティストライアングルの中に姿を消したラーメンマン。見送ったスグル、テリー、ロビンはやりきれずに涙ぐみます。


「泣くな、やつは正義超人らしく堂々と誉れ高く散っていったんだ!」とバッファローマン。その言葉をを受けてもスグルやヌーボー、凛子やジャクリーン、ゲンタに一等マスクと、周りにいるすべての者が涙ぐみます。そしてリング上に残ったラーメンマンの胸当てを手に取るカオス。


「ラーメンマン、あなたとのこの一試合の対決は…オレのこれからの超人人生において何百試合を戦うに相当する価値がありました!」と感謝の意をのべます。すると正面からゆらりと不気味に近付くバッファローマン。危険を察知したのか、臨戦体勢でマンタがカオスの前に立ちふさがり、構えます。バッファローマンはゆっくりと右手を伸ばし、カオスの手にある胸当てを指差します。


「そのラーメンマンの胸当て、おまえにくれてやるぜ!」と、ラーメンマンの形見をカオスに託しました。「こ…こんなどこの馬の骨ともわからないやつにやるなんて!」と毒づくスグルでしたが「確かにオメーのいう通りかもしれねえが、オレはそこいらのハンパな正義超人よりは、このどこの馬の骨ともわからねえふたりに気概を感じたのさ!負けはしたが、むしろ清々しさを感じる…消えていったラーメンマンもオレと同じ考えだったに違いない…ラーメンマンのやつ、妙にこのカオスっていう超人のことを認めていて、こいつの実力を量るために命をかけて戦っているような感じさえしたぜ~~~っ…そう、まるで後継者を探しているような」とバッファローマンが心情を告白し、カオスの頭に手を回します。


「見事なツープラトンだったぜ。オレたちの完敗だ。万太郎、カオス、おまえたちのタッグとしての実力は本物だ!もうどちらが主でも従でねえ、立派なタッグだ。次の試合もガンバレ!」と回した手と反対の手でカオスの胸をこづき、そして握手を求めるバッファローマン。



「あ…ありがとう!」と、カオスのそれにこたえます。「み、認めてくれた…バッファローマンとラーメンマンがボクたちを…」と感動するマンタ。しかしその背後から時間超人が登場。


「ジョワジョワジョワ、いやはや恐れ入ったよ、マッスル・ブラザーズ・ヌーボーのおふたり方。グッドジョブだ!“伝説超人殲滅”というオレたちの野望の片棒を担いでくれて礼をいうぜ~。まだ自分達のしでかした事の重大さに気づいていないようだなァ~。この時代において正義超人界の重鎮・ラーメンマンが消え去ったということは、すでに我らが時間超人の輝かしい未来が約束されたも同然なのだーっ」と、珍しく長台詞をいうライトニング。「なあ…やつはいったい何を言おうとしているんだ?わかるか?カオス?」と、ライトニングの発言を理解できないマンタとカオス。


「オツムの悪いヤツラばかりだ。がっかりだぜ。いいか、この時代でラーメンマンが消えるとなると、21世紀における新世代超人は一体どうなる?ガキにでも分かる簡単な因果関係の命題だ」サンダーが補足しようとした瞬間、叫び声をあげるテリー・ザ・キッド。「オレの頭の記憶から、ヘラクレスファクトリーで教えられたラーメンマン先生の記憶が消えていくーっ!」と、頭を抱えます。騒然とする場内。「バカな!そうか、おまえはラーメンマン先生とそんなに交流がなかったからだ!でもボクはヘラクレスファクトリーだけでなく、『洞窟の三つ編みおじさん』時代からの付き合いがあるんだから、忘れることなんてあるわけない…ああ!ボクも思い浮かばない!ラーメンマン先生の姿が~っ!その容姿も忘れてしまっているし、どんな指導を受けたかも~~!」と、マンタもラーメンマンの存在が消えかかっている様子。


「フフ…ようやくわかったか。もはや21世紀においてキン肉万太郎がラーメンマンから薫陶を受けることはない!また新世代正義超人の面々がヘラクレスファクトリーにおいて、ラーメンマンより格闘術を授かることももはや無い!つまりこの時点でおまえたち新世代正義超人の強さの基盤はもろくも崩れ去ってしまったのさ」とライトニングが自信たっぷりに解説を続けます。しかしそれを聞いたミートのみ、動揺するもなく落ち着いて反論を開始。


「なるほど、あなた方の理屈は一見理にかなっているように思えますが、どうやら未来図はあなたたちの思うようには描かれなかったようですよ。万太郎さん、キッドさん。彼らの言うとおりなら、あなた方はラーメンマンから教わった格闘術を全て忘れてしまっているはず…いかがですか?」というミートの問いかけに、体を動かすマンタとキッド。お互いにするどいキレを見せます。「ア…アハハ覚えてる!何もかも全部忘れちゃいない」とマンタ。「オレも覚えている。ラーメンマン先生から習った技を!こ、これは?」とキッド。するとミートはカバンの中から書物を取り出し


「確かにラーメンマンの肉体は消滅してしまいましたが、超人界の歴史が余すことなく網羅されているこの“宇宙超人大全”にはこうあります。どうやら彼は自分がいつ亡くなってもいいよう、自らの奥義の全てを記した『美来斗利偉・武芸伝』という大作を書き上げた!そして完成した書をとある洞窟に秘匿した」とミートがいうと、「ああ~っ」とマンタは気づいた様子。「ラーメンマン先生の像は消えたけど…代わりに巻物の記憶が!」と新たな記憶が出現します。続けてミートが


「いわばラーメンマン渾身の遺書ともいえるこの『美来斗利偉・武芸伝』をもとに、後世の新世代正義超人たちは、ラーメンマンの格闘術を学んだのである。ちなみにそれはヘラクレスファクトリーのバイブルとされている」と超人大全を読み進めます。


「オ、オレの脳裏にも、ラーメンマン先生の姿の代わりに『美来斗利偉・武芸伝』が浮かぶーっ!」とキッド。ファクトリーで『美来斗利偉・武芸伝』をテキストにして学ぶ記憶が。「ククッラーメンマンといい、ブロッケンJr.といい、伝説超人っていうのはやはりシブとい!」とネプがボソリ。思い通りに事が運ばなかった時間超人でしたが、


「そんなことではオレたちは驚かねえぜ。楽しみが後回しになったってだけだ…」「まあこれくらいのことはやってもらわないと。オレたちがこの時代にきた張り合いがなくなっちまうってもんさ」と強がりのような発言をします。


 この一件で皆と同様に涙ぐんでいた委員長でしたが、マイクを取り出し「明日行われる“究極の超人タッグ戦”Bブロック、アドレナリンズVS世界五大厄は上野公園で開催だが…試合会場を不忍池とする!」とアナウンス。これを聞いたロビンは衝撃を受けます。そう、過去のアトランティス戦の苦い記憶がよみがえる不忍池。焦燥するロビンのアップで次号に続く、です。


 今週はラーメンマン消滅における余韻というか、エピローグでしたね。「こつ然と姿を消した」という表現が個人的には少々気になります。ひょっとしたら、彼は死んだのではなく、どこかにワープしたのではないか、ともとれるからです。ただその後、マンタやキッドの記憶からラーメンマンの姿が消えていっているので、やはり死んでしまったのかなあ?


 そしてバッファローマンがヌーボーを認めましたね。テリーとロビンも認めているので、いまだ悪態をつくのはとうとうスグル一人になってしまいました。ま、これは予想の範疇ですが。おそらくスグルは一戦交えるまでは、かたくなにその態度を維持するのでしょう。伝説超人最後の砦ですから、仕方ないかもしれませんが。ただ一人だけ頑固すぎるので、読者からもさじを投げられて孤立しそうです。


 また、スルーされるのかなと不安視されていた、ラーメンマン死亡による技術伝承の辻褄あわせでしたが、内容はどうあれ、しっかりとゆで先生も考えてくれていたようで。『美来斗利偉・武芸伝』ですか。書物として彼の技術を残すとは、考えましたね。予想外でした。なんかそつがないなあ(笑)。さすがはラーメンマンといったところでしょうか。そう考えると、ブロッケンJr.もベル赤を書物に残せばよかったんですね。あんなフック船長みたいな義手にするからペンが握れないんですよ、まったく(苦笑)。 まあ賛否あるでしょうが、これにて技術伝承についての不安はなくなりました。そしてとうとう注目の2回戦後半戦が委員長よりコールされたわけですが・・・やはりきましたか、不忍池!ラーメンマンの金網に続き、どうしてハラボテはわざわざ正義超人を不利な方向へ持っていくんですかね?大会委員長という役職柄、片方に偏った運営をしてはいけないのでしょうけど、なにかしらの悪意を感じますよ。ただ久々にアトランティスが目立ちまくりで嬉しかったです(笑)。サービスカット満載で。ロビンにとっては災難ですが、ぜひとも得意のロビン戦法で苦手を克服していただきたいと思います。


 そのほか、今週気になった点は

・超人界の歴史が余すことなく網羅されている『宇宙超人大全』には、このタッグ戦の結末が記載されていないのでしょうか?

・『宇宙超人大全』に、『美来斗利偉・武芸伝』執筆中の記事が、写真つきで載っているモンゴルマン。取材を受けながら執筆したのかな?カメラマンにポーズを要求されたりしながら(笑)。


こんなところでしょうか。

 マンタがバッファローマンをマッスルGに極め、カオスがラーメンマンにジャパニーズ・レッグロールクラッチを極めながら、さらにマンタの体をジャーマンスープレックス気味に投げることによって完全合体。とうとうマッスルブラザーズ・ヌーボーのオリジナルツープラトン“マッスル・エボルシオン”が凄まじい激突音と共に炸裂します。その衝撃のシーンを目の前にし、一瞬静まりかえる会場。


「こ…この万太郎のキン肉バスターは、首・背骨・腰・左右の大腿骨の五箇所を極めるところまではキン肉マンのオリジナルと同じだが…さらに考えられないほどの凄まじい落下速度を加え、その時にかかるGによって、バッファローマンのアバラや内臓までも破壊してしまう七箇所極めとなっている!ここまで技を改良させる技術も概念も今の時代にはない!この技はまさしく21世紀の進化形としかいえない!」と、得意の解説&ニュージェネを認めるような発言をするテリーマン。完全にノックアウト状態の2000万パワーズですが、「まだ2000万パワーズはギブアップもタップの意志も示していない。ダウンカウントを数えなさい」と委員長はあくまで試合続行を指示。静まり返った会場にダウンカウントがコールされます。しかしカウント7になったところで、極められていた“マッスル・エボルシオン”のクラッチがはずされ、腹を裂かれたバッファローマンは血を吐き倒れ込み、ラーメンマンも完全失神。これにて委員長自らがゴングを打ち鳴らし、長かった試合に終止符が打たれました。


 世紀の番狂わせに沸く会場。「カオス、ボクたちが勝ったんだよ。オリジナルのツープラトンで!」と、呆然としていたカオスにマンタが勝利の確認をします。セコンドにいたミートも駆け寄り「さあ、お客さんに勝ち名乗りを」と促すと、やっと実感が湧いたのか、ヌーボーは高々と手を上げ勝利のコールを受けます。


 リングサイドにいたスグルは、虫の息のラーメンマンを助けるべく、モンゴルマスクを手にとってリングイン。霊命木でつくった、生命維持装置たるマスクをラーメンマンに被せようとしますが「キン肉マン、おまえの気持ちは嬉しいが、もう遅いんだよ…あまりにもマスクをつけずに闘いすぎた…もはやマスクの治癒能力の効果はないだろう」と、弱気な発言をするラーメンマン。それでもスグルがマスクを被せると、モンゴルマスクはバリバリと破れ粉になり、空に散ってしまいました。それを見て「ククク」と笑うネプ。そして「伝説超人を殲滅する手間がひとつはぶけたってもんだ」と時間超人。ヒール2組の反応は悪役そのもの。気遣うカオスをラーメンマンが呼びやると、


「私の目に狂いがなければ…おまえこそがボンベが予言した救世主だ!あとは任せたぞ…もしもっとはやくおまえと知り合えたら…刎頚の友となり得たかもしれぬな…そう、老酒を酌み交わすような仲にな」と耳元で囁き、血を吐きます。心配そうにのぞくカオス。「そんな寂しそうな顔をするな。肉体は滅びようとも、わが魂は死なず…よく聞くのだ。おまえには私がついている!」と、カオスの腹を指差すラーメンマン。腹に託したリボンのことをいっているようです。


「さて、そろそろ“散り際のとき”がやってきたようだ…」と、ダメージの大きい体を動かそうとすると、「動くな、ラーメンマン。すぐに救急車に乗るんだ。まだ助かるかもしれないじゃないか」と手を取るスグルでしたが、ラーメンマンは治療を拒否し、


「寄るなキン肉マン!日本には“武士の情”という言葉があるだろ?キン肉マン、テリーマン、ロビンマスク…最後の願い事がある。三人で“正義大三角(ジャスティストライアングル)”を作ってはくれぬか!お願いだ…」と頼みます。ラーメンマンの覚悟を汲み取った三人は、いっせいに飛び上がり、体をつかって三角形を形作ります。ミートいわく、正義大三角とは中国の正義超人の間に古から伝わる、自らの死を悟った正義超人が行う最後の秘法とのこと。亡骸を仲間に晒すのを恥じる習性のあるイルカがこのような行動をとり、三角の中を通り抜けた瀕死のイルカは突然消える、という伝説になぞらえている模様。「さらばだ」という悟りの表情とともに、一気に正義大三角をくぐり抜けたラーメンマン。胸当てを残して消え去り、次号に続く、です。


 完全にキマりましたねえ、新技“マッスル・エボルシオン”。あれだけバッファローマンの腹が裂けるのは哀れだといっていたのですが、あっさりとビリビリ(苦笑)。完膚なきまでに叩き潰したといった感じです。旧作ファンにはちょっと辛いシーンでしたね。


 で、意外だったのがラーメンマンの死亡ですよ。まさか正義超人同士の闘いで命を落とすことになろうとは。己の命を懸けるくらい、カオスを認め、後事を託したという表現なのでしょうか。腹にねじ込んだリボンにもメッセージがあるみたいなので、これがいよいよ“残虐の雨”のときの伏線になりそうです。となると、カオスを主役とした“間隙の救世主シリーズ”があるかもしれません。短期連載かもしれませんが。また、このシリーズの冒頭に出てきた謎のお墓ですが、これをカオスのものと仮定すると、この“間隙の救世主シリーズ”にて、地球を守って散っていったカオスのものになるという可能性もひょっとしたらあるかな、なんて思ってしまいました。


 でもって、ラーメンマン死亡により誰もが気になる疑問がありますね。そうです、その後の王位争奪編はどうなるのかと。歴史が明らかに変わっているわけです。これを元通りに修復するためには、ラーメンマンはこのシリーズで復活させるしかないわけで。球根の力で生き返るか、もしくはフェイスフラッシュ的なもので復活するのか。もしくは歴史が変わったことをストーリーのネタにして、あらたな王位戦を描く構想でもあるのか。なんかもう、わけわからなくなってきました(苦笑)。ひとついえるのは、個人的にはあそこまで雄雄しく散っていったラーメンマンを、安易に生き返らせることは、なんか台無しかなあと。カオスに託した想いも、薄っぺらなものになりそうで嫌な感じです。


 そして…正義大三角(ジャスティス・トライアングル)ですか…そんなものがあったんですね。どうやら正義超人の間では常識みたいですし。まだまだ勉強不足でした(笑)。しかしラーメンマンは王位編のプリズマン戦でもピラミッドパワーを使ったりと、なにかと三角形がお好きなようで。


 さあ、同胞のラーメンマンを殺された形になって、スグルをはじめとするレジェンドがどういった反応をヌーボーに対してするのか、気になりますね。おそらくテリーやロビンは言うほど怒らないような気がするんですね。正直もう、ニュージェネを認めてますし。つまりスグル一人のみが猛る形になるのかなあ。それでもっていい加減レジェンド間で孤立したりして。それによってマシンガンズに亀裂が、みたいな。わかんないけど。


 その他、気になった点は

・衝撃の新ツープラトンを見ても、まったく動じないネプ。そして魚を食い続けるセイウチン

・2000万パワーズがコテンパンにやられたのに、ニコニコしてリングに上がってくるミート。KYか。

・結局ロングホーンなしの新技がよくわからなかった牛さん。超人十字架落としがそれなのか?それとも“20ミリオンアバンランチクラッシュ”がそれ?

・「正義大三角?なにそれ?」とかスグルやテリーにいわれなくてよかったね、ラーメンマン

・「ジャスティストライアングル」と聞いて、裁きの神ジャスティスを思い出しました。


 こんなところでしょうか。さ~て、いよいよ混沌とした後半がはじまるぞ~っ!

 本家ロングホーン・トレインに対抗する形で、ヌーボー版ロングホーン・トレインを敢行するマンタ&カオス。「一見同じ体勢に見えるが、上に乗っているバッファローマンとカオスの体の位置が後ろ前逆だーっ」と、すかさずその違いに気づいて解説するのは一等マスクとビーフマン。この二人、いまやすっかりレギュラー(笑)。そしてこんなに緊迫したシーンを前にしても、どっしりと落ち着いているスグルを見て、ミートは「なぜ王子はこんなに落ち着いた表情でいられるんだ!?」と疑問を持ちます。


「ドォ~ドッドド、万策尽きて最後は猿真似か!そんなものオレたちのロングホーン・トレインが粉々にしてやるーっ」と、自身のツープラトンに絶対の自信を持つバッファローマン。


「これが猿真似と思うかーっ!ボクたちは強靭な角は持ち合わせていないが…このカオスの長くしなやかで鍛えに鍛えあげられた両脚がある。そんな古色蒼然とした特急列車なんて、21世紀の最新特急がふっ飛ばしてやるーっ!ビッグフット・エクスプレスーッ!」と、マンタが自分らの方が最新の特急だと大見得をきるや、両チームリングの中央で大激突。ものすごい轟音と地響きをうならせ、その衝撃でふっ飛ぶ4人。マンタ&カオスにはどうやら深刻なダメージはない模様ですが、バッファローマンは左のロングホーンが折れて垂れ下がり流血。


「パワーでは五分だったが、ヌーボーのトレイン技は21世紀型超特急の空位抵抗を抑える流線型フォルムをカオスの両脚で再現したため、スピードで2000万パワーズを上回り、彼らにより強い衝撃を与えることに成功したんだ!」と解説するキッド。さすが、父親譲りの名解説ぶりです(笑)。


 問題のラーメンマンはというと、ふっ飛ばされた勢いでフェンスに激突し、バーニングコートの炎で体を焼かれる大ダメージ。完全に倒れてダウンしてしまいます。左のこめかみからは尋常ならざる血が流れ、たまらずスグルが「ラーメンマン、これを…」と、モンゴルマンマスクに手をかけます。しかしなんとラーメンマンはあれほどのダメージを背負いながらも「まだまだ…」と立ち上がり、カオスを睨みつけます。


「命ギリギリになっても決してあきらめない不屈の超人魂が、7人の悪魔超人や…悪魔6騎士を破った原動力となっている…油断するなよ、カオス!」と、マンタがカオスに忠告。すると最後の力を振り絞るように、ラーメンマンはカオスめがけて高々とジャンプ。それに応じるかのように、カオスもジャンプ。空中でラーメンマンの凄まじい左右の蹴りが乱舞するも、カオスはそれを全て見切ってよけます。


「私の全身全霊の攻撃を全てよけ切るとはお見事…」と内心感心したラーメンマンは、突然辮髪を結んでいたリボンをちぎりとり、キャメルクラッチで裂いたカオスの腹めがけて突き刺します。しかしそれに併せてカオスが右のハイキックをカウンターで繰り出し、ラーメンマンの左のこめかみにヒット。丁度貫手とキックが同時に決まる形となります。しかしダメージが大きいのはラーメンマンの方で、白目をむいてグラリとします。これをみたバッファローマンが救出しようとしますが、「おまえには手を出させねえ!」とマンタが組み付いてそれを阻止。そして上空のカオスに向かって叫びます。


「カオス~~ッ、2000万パワーズを叩くチャンスはこれが最後かもしれないーっ!ここでもう一度二人の体力を回復させてしまえば、ボクたちに勝機はない!!ツープラトンの鉄則を忘れるなーっ、まずは“敵を量るは目に在り”だーっ!」と、ツープラトンを指示。まず自分がバッファローマンの頭を押し込め、ちょうどパワーボムの体勢で覆いかぶさりジャンプ。


「て…敵を量るは目に在り」と、上空のカオスは、落下するラーメンマンの両脚に己の両脚を絡め、ちょうどジャパニーズ・レッグロールホールドでブリッジする直前の体勢になります。そしてバッファローマンを抱え上げ、上昇してきたマンタはそのままキン肉バスターの体勢に。立派なそのフォルムを見せつけられ、驚きの表情のスグル&テリー。


「フッ…こんなもの『6』を『9』にするキン肉バスター返しで…」と、さすがは元祖キン肉バスター破り超人が冷静に対処しようとしますが、体勢は入れ代わりません。「ど、どうしたというんだ、ビクともせん!」と驚愕の表情のバッファローマンに対し、


「これをただのキン肉バスターと思うなーっ、開発者キン肉スグルの時代から34年…21世紀のボクが改良を加えた“進化形キン肉バスターだーっ!」と一蹴。「カオスーッ、“同志を察するはヘソに在り”だーっ!」とドッキングにゴーサインをだします。「ヘ…ヘソを見る!」とカオスもマンタのヘソを確認。


「おまえが一番得意な技をありったけのパワーでぶつけてみろーっ!」とマンタが指示をすると、カオスは「オ…オレの得意な技・・・そうだ、オレにはキングジャーマンがある!」と思いつきます。


 一方、バッファローマンはバスターから生じる強烈なGに「か…体がひきちぎられそうだ~~っ」と顔を歪ませ、とうとうヨットの帆が裏から風を受けたように、体が逆向きに折れ曲がり、抵抗できない体勢へ。とうとう発動するマッスルG(グラビティ)!カオスは空いていた両手で落下するマンタの背中を抱えてリバース・ジャーマンの体勢に。


「マッスルGーーーーーーーッ」

「キングジャーマンーーーーッ」


 二人の必殺技がここで見事に融合。「な、なんだーっ!この技はーっ!!」とスグル&テリーが叫んで次号に続く、です。


 さてと、決着はつきませんでしたが、物語がクライマックスに近づいてきました。トレイン同士の激突は、流線型最新フォルム(?)を採用したヌーボーに軍配が。ロングホーン・トレインは“古色蒼然”といわれたり、旧型ディーゼル車両で表現されたりと、さんざんな扱いになっていますね。ファンが怒り出しそうですよ(苦笑)。そしてバッファローマンの左のロングホーンが折れてしまいます。ということは、ビッグフット・エキスプレスの威力は、光の矢になったウォーズマン程度でしょうか?単純比較はできませんけど。


 また、謎なのが、ラーメンマンがカオスの腹部にねじ込んだリボンですよね。攻撃というよりは、何かのメッセージ性を感じます。例えばリボンをほどくと、そこに何かが書いてあるとか。どうやらラーメンマンは内心では完全にカオスを認めたようなので、その証明なのかもしれませんね。ひょっとすると、来るべき“残虐の雨”に備えた伏線かもしれません。カオスが間隙の救世主として戦うときに、その手助けとなるようなヒントが書いてあったり。あくまで想像ですけど。


 バッファローマンのキン肉バスター返しが効かないシーンはちょっといいですね。進化したキン肉バスターに対応できず、驚愕する表情がいいです。ちょっと可哀想だけど。


 そしてなんといっても、ヌーボーが仕掛けた新・ツープラトンですよ。いや~予想外れました(苦笑)。いつものことだけど(笑)。今回は先輩の降参だと思っていたんだけどな~。このままいくと、2000万パワーズのひどいKOシーンを見せられそうで、旧作ファンとしてはちょいとキツいっす。2000万パワーズが完膚なきまでに叩きのめされるシーンはあまり見たくないなあ。とくにマッスルGは腹が裂けちゃうから痛々しいし。時間超人相手だったら全然OKなんだけど(笑)。


 カオスはジャパニーズ・レッグロールからの、マンタに対してのキングジャーマン敢行と、なにやら複雑な形状になってきました。正直、文章だけでこれらを表現するのって、けっこう難しいです(苦笑)。ちゃんとイメージ伝わっているのかな?心配ですよ。来週こそ決着、そしてこの試合のエピローグですね。できるなら未完成に終わって、2000万パワーズを救ってあげてほしいなあ。未完成でもすごい衝撃だ、参った、みたいな展開で。あくまでこれに固執します(笑)。


 他に気になった点は

・小柄のマンタに軽々と持ち上げられる巨漢牛さん。体積のわりには質量かるいのか?

・Gで顔が歪む牛さん。ホントに今回は一人だけイメージダウンの貧乏クジが

・Gで逆反りになった牛さんをみて、悪魔種子・コンステのヌボア・スープレックスを思い出しました

・生徒に“バッファローマン先生”からいつの間にか”バッファローマン”と呼び捨てにされる牛さん


 なんかバッファローマンオンパレード(苦笑)。

 迫りくるロングホーントレインを前にし、スグルからいわれたタッグの極意に何かを気づくマンタ。「カオス、以前父上がボクらにはなった言葉を覚えているかい?あの時はまたボクらを非難する言葉だと思っていたけど、あれはタッグにとって一番大切な極意をそれとなく授けていてくれたんだ…」とカオスにスグルの言葉を解説し始めます。


「『同志を察するはヘソに在り』の部分だけど、その言葉通り2000万パワーズはロングホーントレインに入る間際に息を合わせるため、お互いのヘソを見あって合体していたんだ。そして『敵を量るは目に在り』の部分だけど…2000万パワーズは必ずボクらの目をはっきりと見据えて技を放つ。目を見ることによって敵の心や体の動きをすべて見通し、的確に技を相手にぶつけることができる!」とマンタがいうと、


「そうか、パートナーのヘソ(中心)だけに意識を集中していれば、敵の動きに惑わされることなく正確にパートナーと息を合わせることができる!でもそれじゃあこの磐石なるロングホーントレインから逃げられないじゃないかーっ!」と焦ります。しかしマンタにはなにやら策があるらしく、ヒソヒソとカオスに耳打ちをすると、迫りくるきらめきの流血列車に対して前にマンタ、後ろにカオスという、たて並びの布陣を敷きます。「ヌウ…」とラーメンマンは少々たじろぎますが、「かまうことはねえラーメンマン、まっすぐ突っ込めーっ!」と相変わらず考えの浅いバッファローマンが激を飛ばします。


 しかしヌーボーの二人は縦並びの状態で右に横っ飛び。するとすぐにまた左へ飛び、丁度反復横飛びの要領で左右に体を振り、2000万パワーズを幻惑しにかかります。これをみたラーメンマンは、相手の目の動きを察知し、左に動くヌーボーを捉えてトレインのポイントを左に切り換え。しかしヌーボーの目がまた少し右に動くのを察知すると、軌道を少し修正し、中央へ。


「思い知れーっおまえたちは絶対にオレたちの“きらめきの流血列車”から逃れられんことをーっ!」と、自信満々で突っ込んでいきます。バッファローマンにいたっては、得意の「ドォ~ッドッドッドッ~ッ」の雄たけび。また人気下がるぞ(苦笑)。これに対してヌーボーは正面からトレインに対峙するのみ…と思いきや、後ろにいたカオスがジャンプして軌道から離脱。またもや弱虫毛虫に逆戻りしてしまったのか?結果、マンタ一人がトレインを受け止めることに。なんとか両手でロングホーンを掴んで抑えにかかるも、勢いは止められず、ロングホーンは胸に突き刺さっていきます。抵抗むなしくマンタの体を突き抜けたかと思ったその瞬間、上空に逃げたはずのカオスが下から現れ、動力であるラーメンマンの左こめかみに低空のキックを放ちます。これによってトレインはストップ。


「カオスは逃げたんじゃなかったんだ。それもこれも全てマッスルブラザーズヌーボーの策だったんだ!」と興奮するゲンタ。しかしこれでもラーメンマンの動力は止まりません。


「い…一度走り出した流血列車は…何人たりともと…止められはしない…」と、さらに前進をし、とうとうマンタをバーニングコートのフェンスに押し付けます。背中を焼かれて悶絶するマンタ。ふんばりもここまでかと思われますが、なんとかダウンせずに耐えます。


「カ…カオス、おまえとなら、ち…父上の言っていた相手を信じる心、強い絆ってやつをパートナーとして築けそうだぜ!」と立ち上がります。どうやら二人の息があってきたようです。しかし2000万パワーズも止めのロングホーントレインを敢行。いままでにない、音速の速さでヌーボーに迫ります。しかしここでマンタが叫びます。


「わかったよーっ父上、タッグの鉄則が~っ!カオス、飛べーっ!そして両脚を前にして僕の背中に降りて来い!」とカオスに指示を出します。これに従い、コーナーからマンタめがけて降りてくるカオス。


「カオス~っ『同志を察するはヘソに在り』だーっ!」と、カオスとマンタも背中合わせで一体になります。つまりロングホーントレインの亜流で、ちょうどバッファローマンとは逆向きに、足を正面に投げ出す形でマンタの上にカオスが乗ります。


「『敵を量るは目に在り』だーっ!」と、ヌーボー版ロングホーントレインが発進し次号に続く、です。


 スグルが与えたタッグの極意をマンタが理解しましたね。結果的には文字通りの意味合いだったわけで、なにかの比喩か?と思っていただけに、ちょっと直球だったなあと思いました(苦笑)。そして予想されたロングホーントレイン破りですが、体を振って相手を混乱させ、それに乗じたカオスが遊撃隊となり動力であるラーメンマンをピンポイント攻撃。まあこれで完全に止めることはできなかったわけですが、威力をそぐことはできたみたいで、正面から受け止めたマンタもKOされずに済みました。ここでポイントとなるのは、カオスがラーメンマンの左こめかみを狙って蹴りを入れたことですかね。なんとなくこれが最終的に響くような気がします。おそらくラーメンマンはもう限界でしょう。タイムリミットをさらに縮められたように見えます。


 また、一連の行動で、ヌーボーの息が合ってきましたね。まさにゲンタの言うとおり。マンタは「おまえなら強い絆を築ける」と、カオスに対してこれ以上ない信頼関係の構築をアピールしましたしね。覚醒後、オラオラ状態だったカオスも元の素直さが見えるようになり、マンタをリーダーに据えてその指示に従っていますし、性格面でのいざこざというのはなさそうです。


 そして注目されたヌーボーのツープラトンですが、逆ロングホーントレインできましたね。これは予想外でした。突き出したカオスの両足をロングホーンに見立てているのかな?まあ言えることは、これはあくまで暫定的なツープラトンで、ヌーボーオリジナルのツープラトンは次の試合以降のお披露目になるのかなあと。この後の流れを勝手に予想しますと、ロングホーントレイン同士のぶつかり合いでヌーボーが競り勝ち、ここでラーメンマンがダウン。すぐに治療が必要な状態となり、一人残ったバッファローマンが少しでも早くパートナーを病院へ運ぶために白旗降参、てな具合でしょうか。なんかラーメンマンの流血描写がすごいんで。そろそろタイムリミットでしょう。 


その他、気になった点は

・6メートル四方の距離を走るには、長すぎるロングホーントレインの運行時間。どんだけゆっくり走ってるんだよ(笑)


 こんなところでしょうか。次号、決着かな?

 バッファローマンの「ドリルアホール・ホルン」で脇腹をえぐられてもなお、不敵な笑みを浮かべるマンタ。そんなマンタを見て焦りながらも「ファイターってやつは、あまりに深い傷と流血によって末期が近くなると、激痛から逃れるよう脳内から大量の麻薬的物質が分泌され、痛みがなくなり幸せな気分になるというからなーっ!」という持論でこの状況を解釈するバッファローマン。さらにロングホーン・ドリルの回転数をアップしていきます。


「苦しくて泣き出したいほど痛いはずなのに…なぜか幸せで癒される…なんなんだ?この感覚は・・・」とちょっとM気質のマンタは、キン肉星で格闘技特訓をした幼少期を思い出します。設置されたリングには大男が二人。マンタサイドのコーナーには父・スグルが待機しています。大男二人に担ぎ上げられ、ダブルのブレンバスターをくらって悶絶するマンタ。リング下から心配の声をあげるビビンバや側近に対し、 「誰も入るなーっ!せっかくのタッグマッチなのに、タッチにこんかーっ!」と、リングインして泣きじゃくるマンタに手をかけるスグル。それにホッとしたのもつかの間、頭をこづかれます。 「万太郎よ、痛い思いをしたくなければ、自分が相手に先んじてツープラトン技を出せ!まず敵の目を見て的確に距離やスピード、角度を量りぶつかっていく!次にパートナーとの技のタイミング、息を合わせるにはパートナーのヘソを見るのが大切だ!!」と息子に対してツープラトンのレクチャーをするスグル。マンタが頷くと「万太郎よ~っ、タッグで大事なのは相手を信頼するという心!つまりは強い絆じゃ!ワシら親子のような強い絆をパートナーとも築くんじゃーっ!」と両手でがっしりと抱きしめます。


「そうだ、あのときの感覚に似ているんだ…辛いはずなのに…この温もり・安心感」と、その原因を分析していきます。しかしドリルの回転数は上がり続けます。するとまたもやロングホーンに「肉」の文字が。


「オウラ~っ、再びキン肉スグルがオレにパワーを貸してくれているぜーっ!」と調子に乗るバッファローマン。しかしそれを見たラーメンマンは気づきます。


「いけない~っ、その“肉”マーク…今回ばかりはおまえの攻撃に加勢するのではなく、万太郎の耐える力の方に作用しているーっ!」と絶叫。


「あの時と同じ感覚…そうか、この感覚は幼き頃、父上にギュっと抱きしめられた時の感覚と同じなんだーっ。肉のパワーが加わりより強力となったロングホーンにボクとカオスは散々苦しめられたけど…しかし今はボクに“もっと頑張れと、その太い両腕で抱きしめてくれた父上の温もりが伝わり…ああ~力がみなぎってくる~~っ!」と、マンタ、クソ力開放です。筋肉が隆起し、とうとうドリルアホール・ホルンを止めてしまいます。


「あと少しで完全に息の根を止められたハズが~っ逆に復活してきやがったーっ」と動揺するバッファローマン。それに対してラーメンマンが「だから言っているじゃないかーっ!」と、バッファローマンの浅はかさぶりを注意するやいなや、マンタはロングホーンを両手で握り締め、逆上がりの要領で突き上げのキックをあごに炸裂させ見事に脱出。これを見てテリーマンが 「あの万太郎の全身からみなぎるパワーッ、まさしくおまえの奇跡の逆転パワーである“あれ”にそくりではないかーっ!!」と指摘するも、スグルは表情を変えません。この一連の流れを見たミートは 「王子の“肉”パワーは盟友であるバッファローマンにとってはロングホーンのパワーアップとなりながらも、実の息子・万太郎さんには傷つきくじけそうになった時、激励してくれる父親を感じさせるものだったんだーっ!」と理解します。これにより、マンタがスグルの息子であることの、更なる証明がなされた感じになりました。しかしラーメンマンはまだ確認作業をしたいようです。


「ヌーボーが本当に人類の平和と超人界の将来を託せるタッグかどうか…まだあと少し見極める必要がある」 と、再度攻撃に移ろうとします。しかし古傷の左こめかみからの流血も進み、足元がよろけはじめます。心配をしたバッファローマンが手を貸そうとするも、それをはねのけ「…私にはもう残された時間がない!」と、どうやらタイムリミットが近付いてきている模様。クソ力発動中だったマンタも、疲労からかクソ力を解除。一気にダメージが募り、傷口から血が噴出します。


「バッファローよ、こいつらに今一度くらわせてやろうぞ!」と、2000万パワーズは再度ロングホーン・トレインの体勢に。ヌーボーに向かってまっしぐらに突進してきます。それを迎えつつ、マンタの脳裏にはスグルから伝授されたタッグの極意が。 「敵を量るは目…同志を察するはヘソ…ああ~~っわかったぞ~~っ」と、何かに気づいて次週に続く、です。


 今週はマンタの回想シーンからタッグの極意のヒントを得るまでが描かれていましたが、なによりも第一に感じたのが、バッファローマンの浅はかさですねえ。とにかく知恵がないというか、物事の大局が見えていないというか。


 まず不適に笑うマンタに対する、「麻薬的物質が分泌され云々」というご都合主義な分析でマイナスポイント。肉の文字が浮かんだロングホーンを見て「再びキン肉スグルがオレにパワーを貸してくれているぜーっ!」と短絡的に判断しているのもマイナスポイント。「死ねやーっ!」という掛け声もちょっと…品がなさすぎてマイナスポイント。ラーメンマンの忠告を聞きながらも、攻撃を止めない猪突ぶりにマイナスポイント。しかも技を止められたときに、ラーメンマンに「だから言ったじゃないか」と叱責されているのもマイナスポイント。そしてよろけたラーメンマンに差し出した手をはね退けられた、ぞんざいな扱いもマイナスポイントですね。


 一通り挙げただけで、このくらいあるんですよ。とにかく今試合のバッファローマンは、総じておバカですね。ラーメンマンに「まったく、あのバカ何やってんだ!」と思われているような言動が垣間見えますから(苦笑)。物事の本質を見ていないというか、考えが浅いんですよね。


 キン肉マンと対戦した頃の彼は、もう少しクレバーだったんですけどね。今は完全に「力はあるけど、頭悪い」みたいなイメージが定着してしまいました。これは彼がラーメンマンとタッグを組むことにより、頭脳労働を放棄したからだと思うんですね。作戦やプランをすべてラーメンマンにまかせっきりにしているから、その辺が退化してしまったと。でもそのバカさ加減に、ラーメンマンが少々イライラしているのが見えておかしいんですけどね(苦笑)。たぶん試合後の反省会で、ラーメンマンにこっぴどく叱られるんだろうな。悪さして怒られる子供みたいに(笑)。


 そして再度ロングホーン・トレイン。これはタッグの極意に目覚めつつあるマンタに破られるために出した技になるんだろうな。となると、これが2000万パワーズ最後の攻撃といってよいでしょう。おそらく来週に技を破られ、その流れでヌーボーのツープラトン炸裂といった感じでしょうか?これで終わりだと思うと、バッファローマンのイメージダウンが残念ですね。結局カッコよかったのは、入場後のスゴ味をきかせたあのときだけだったなあ。そう、アフロの描き込みに気合が入っていたあのとき(笑)。


 さて、その他気になった点は

・回想シーンでのスグルの若々しさ。たしかマンタはヨボヨボのスグルしか知らないんじゃ…?


こんなところでしょうか。

 コーナーからジャンプしたラーメンマン。下にいるバッファローマンと背中合わせに重なり、腕を組んだ刹那、反転。やはりこの技だったか、ロングホーン・トレイン発動です。マシンガンズの“マッスル・ドッキング”、ミッショネルズの“クロス・ボンバー”と並び称される超人タッグ界必殺必中技の登場に、会場内もどよめきます。


「このロングホーン・トレインをくらったものは…キラキラとまばゆくきらめく血飛沫をあげてマットに沈んでいくところから“きらめきの流血列車”とよばれている」とラーメンマンがにやりと言い放ちます。それに続いて 「しかも今回はキン肉マンの左腕の血肉で鍛え上げられた、ストロンゲスト・ロングホーン搭載の特別仕様列車だーっ!」と気勢をあげるバッファローマン。スグルはそれを聞いて一瞬複雑な表情を見せますが、結局目をつぶり腕をくみ、静かに情勢を見守ります。


「マッスル・ブラザーズ・ヌーボーよ~おまえたちの勢いもここまでだーっ!」と、ヌーボーに向かって突進してくるきらめきの流血列車。足元には線路のイメージが。マンタは手負いのカオスを担ぎながら必死に逃げますが、トレインは線路のポイントを切り換え(笑)、ヌーボーを逃しません。ダメージの大きいカオスが崩れると、もう逃げ切れないと思ったマンタはカオスをかばう形で前に立ち、とうとう激突。両者とも豪快に暴走列車に吹っ飛ばされてしまいます。そして失神状態でバーニングコートのフェンスに激突。更なるダメージが追加されます。その機を逃さず 「チームリーダーの首もらったーっ」と、バッファローマンのロングホーンが左右に大きく開き、フェンスから落下するマンタを挟み込みます。


「くらえーっ、ドリルアホール・ホルンーッ」と、はさんだロングホーンを錐揉み状に回転させ、マンタのわき腹をえぐるバッファローマン。必殺ツープラトンをくらい、なおも追い討ちをくらってKO寸前のマンタでしたが、「フフフフ・・・」となぜか笑みをうかべるという、意外な反応を見せます。


「な…何がおかしい!?」と、バッファローマンが動揺して次号に続く、です。


 でましたね~、ロングホーン・トレイン。最近のこのマンガの傾向で、聞いたこともない異名がまたついていますけど(笑)。“きらめきの流血列車”ですか…きらめく血飛沫をあげたのは、ケンダマン&スクリュー・キッドのみなんですが、その一試合だけで大層なことになっていますな(笑)。しかもこの技については「モンゴルマンがバッファローマンを担ぐ利点がない」「単独ハリケーン・ミキサーの方が強力なんでは?」「マッスル・ドッキングやクロスボンバーと比べると、機能的に二人でやる意味がない」など、揶揄されていることが多いみたいですし。


 かくいうオレはどうかというと…けっこう好きなんですよ(笑)。というのも、前作において仲間のブロッケンJrやウルフマンの敵をとったというカッコよさ、無謀ながらも怒りのパワーでミッショネルズに突っ込んでいったというせつなさがあるので、技の機能性うんぬんよりも、その技にまつわる背景が好きにさせているのかもしれません。そういった“機能性”ではなく“イメージ”における技の印象度でいうと、前述の3大ツープラトンの中に入れてあげてもいいのかな、と思ったりしますね、個人的には。


 ただちょっと違和感があったのが、この技をフィニッシュにせずに、そのあとに追加攻撃を加えたことですかね。というのも、このロングホーン・トレインという技は、体当たりしつつロングホーンで相手を串刺しにする技だと思っていたので、相手を吹き飛ばしただけで技が終了したことに違和感を覚えたわけです。しかもそのあとの「ドリルアホール・ホルン」で追撃をするということは、自ら最高のツープラトンが一撃必殺の技たりえないことを証明してしまったようにも受け取れます。ストロンゲスト・ロングホーンを搭載していても、さして列車に変化はないようで(苦笑)。


 そしてこの状況でのマンタの不敵な笑み。これで完全に2000万パワーズの負けフラグが確定です。おそらく2000万パワーズはすべてのカードをきってしまったので、あとは逆転技をくらうだけと(笑)。さ~て、これからヌーボーの初フィニッシュツープラトンのお披露目か?


 他に気になった点は

・ポイントを切り換えるきらめきの流血列車。スピードが殺されてしまうのでは…(笑)。

・ロングホーンでマンタをはさんだときは、「ハリケーンヒート」かと思いました。


 こんなところですかね。あと2週くらいで決着かな?

 メキメキという音を立てながら、カオスに必殺のキャメルクラッチを極めるラーメンマン。スグル、テリー、ロビンと、レジェンドは総じて焦りおののく表情。なぜレジェンドがこんなにも驚いているのかわからない凛子とジャクリーンに、ミートが「あれはラーメンマンの代名詞ともいえる必殺技…キャメルクラッチだーっ!」と、いつものように解説します。それに補足する形で、ゲンタがブロッケンマンの惨殺について説明し、一等マスクが「別名・美来斗利偉・解腹折り!」と、聞いたこともない別名をつぶやきます(笑)。


「ドクター・ボンベが予言した“闇の間隙の時代”から現れ、人類を救う男かと思ったが…しかしそれは違っていたようだ~」と自慢のキャメルクラッチに絶対の自信を持つラーメンマン。それを受けてバッファローマンも


「あたりめえだ~っ、そいつはそこいらにいるひと山いくらの超人と変わりゃしねえ!わざわざ生命維持装置ともいえるマスクを捨ててまで実力を計る価値なんてねえヤツだーっ!」と、その浅はかさに拍車がかかります(笑)。「さっさととどめを刺してモンゴルマンのマスクを再び着けるんだ」という掛け声とともに、「フンラァ~ッ!」と技に力を込めるラーメンマン。これによってカオスのボディに裂け目が入ります。救出に入ろうとするマンタですが、バッファローマンにつかまり阻止されてしまいます。


「私が正義超人に生まれ変わって以来、超人を殺めることはもうないと思っているだろうが…盟友であるロビンの妻・アリサさんを傷つけたヤツや(時間超人を睨む)…一度マシンガンズにやられたと思ったらまたぞろパワーアップして復活してきたヤツら(イクスパンションズを睨む)…そんなワルがこのタッグ戦には跋扈しているんだ!それを相手にするにはこの私もブロッケンマンを真っ二つにした頃のワル超人に戻らないとな~っ!」と、ラーメンマンは残虐超人宣言。キャメルクラッチにさらに力を入れます。


「確かに凄い技だが…オレは絶対に返す!」と、技をくらったまま立ち上がり、驚異的な粘りをみせるカオス。そんなカオスをみてマンタは


「ようし、カオス、おまえならはずせる!今まで散々おまえのことを人間だとか、次のパートナーが現れるまでのつなぎだとかバカにしてきてゴメンよーっ!しかし今はわかる。おまえは立派なパワーとテクニックを兼ね備えた超人であり、セイウチンやテリー・ザ・キッドにも勝るとも劣らない…いやそれ以上のボクにとって唯一無二のタッグパートナーだということが~~っ!」とカオスを完全にパートナーとして認めます。この発言をきいてキッドは複雑そうな表情をし、セイウチンは「グギャオオ~~ッ」と雄たけびをあげ、「るせーーーっ」とネプに逆水平チョップで調教される始末。


「マッスルブラザーズ・ヌーボー正タッグパートナーのおまえならきっとやれるさーっ!」とさらなるエールを送ります。「何を気休めを」とバッファローマンがつっこむと


「気休めなんて言うか。カオスの実力を一番認めているのはおまえたち2000万パワーズじゃないか。だからこそモンゴルマンは戦闘に邪魔なマスクを捨て、ラーメンマン本来の姿に戻ったんだろーっ!やれーっカオスーっ!」と反論。それを聞いたカオスは奮起。完全に立ち上がり、技をはずそうとします。


「バカめ~っ超人102芸のひとつキャメルクラッチはそう簡単には攻略できんわーっ」とラーメンマンはカオスを捉えたままジャンプし、落下した勢いでカオスの両脚をキャンバスにめり込ませ、自らは後方に体を反らすスタンディング式のキャメルクラッチに移行します。これによりカオスの腹部の裂け目はさらに拡がり万事休す…と思われたのですが、なんとカオスは裂けた腹部に手を入れ、己の血を掴んでラーメンマンの顔面へ投げつけ目潰しをするという、豪快な返し方を披露。技が解かれるとすぐに体勢を入れ替え、「柳麺切断絞(パスタ・カッター)」という名のドラゴン・スリーパーを逆にラーメンマンに仕掛けます。この絞め技により、ラーメンマンの左こめかみの古傷からは流血が。救出に入ろうとしたバッファローマンでしたが、ここはマンタがショルダーフェイスクラッシュに切り返し、バッファローマンを行かせません。沸く会場。


「この美来斗利偉・拉麺男を倒すことは1000人の軍隊を倒すよりも困難だということを知らんか」と屈することなく、またもや辮髪をカオスに突き刺し、ひるんだカオスに下から蹴りを突き上げ技から脱出するラーメンマン。すかさずコーナーポストに立ちます。左こめかみからはだらりと血が流れ出し、タイムリミットが近いことを予想させますが


「このまま力比べをしていても際限がない…おまえたち個々がかなりの実力者であることはようくわかった…しかしやはり最大の難はそのツープラトンにある!」と力強く指摘。「ここは2000万パワーズ極意・手練のツープラトンで一気に勝負を決めようぞ」とツープラトンのフィニッシュを予告します。


「フフフフいよいよあれをやるんだな!」とにやりとするバッファローマン。そしてコーナーからラーメンマンが飛び上がって来週に続く、です。


 今週はキャメルクラッチづくしでしたね。一等マスクの言っていた「別名・美来斗利偉・解腹折り」は初耳でした。勉強になります(笑)。というか、ここはぜひ「機矢滅留・苦落血」といって欲しかった(笑)。ここまで『闘将!!ラーメンマン』テイストを匂わせるのならね。


 でもって、カオスの腹部がピリピリと裂けていく少々グロい展開になります。ノーマルなキャメルクラッチが破られそうなると、スタンディング式という変形技も披露。あいかわらずこのマンガのリングはめり込むんですね(笑)。いつもながら超人委員会が採用しているリングの素材については気になります(苦笑)。


 そしてマンタが完全にカオスを正パートナーとして認めましたね。いまさら調子がいいなあとも思いますが、これで8割9割、マンタ&キッド、マンタ&スグル、マンタ&ケビンといったパートナー変更はなくなった感じですね。おそらく作者のゆで先生は、このカオスをかなりプッシュしているというか、特別な主要キャラとして育て、描き切りたいという気持ちを強く持っているんでしょうねえ。


 このマンタの宣言により、なんとなくフラれた感じになってしまったキッドとセイウチン。比較論法的にはカオス>キッド=セイウチンみたいなニュアンスになってますからね。ちょっとムッときているかもしれません。まさに告白していないのに、勝手にフラれた心境でしょう(笑)。


 セイウチンの反応は一応嫉妬なのかな?それにしてもネプの調教は厳しいなあ。なんかバラクーダとウォーズマンを思い出しちゃいましたよ。そのうち痺れを切らしたセイウチンが、ネプに反抗して殴ったりして…あ、なんか思いついちゃった。なんでウォーズマンがわざわざイクスパンションズと対戦することにしたのか。ひょっとしたらウォーズマンは、ネプとセイウチンの関係に、昔の自分とロビンの関係を重ね合わせたんですよ!それを警告するために闘うことにしたんじゃないかなあ?「力で押さえつけても、本来の実力というものは育たない!…このオレがそうだったように…目を覚ませ、セイウチン!」なんていって。イクスパンションズ仲間割れで空中分解みたいな。これでベアーズ勝利、なんつって。ないか(笑)。


 さて、ヌーボー最後の課題は、弱点と指摘されたツープラトンですね。それに先駆けて、2000万パワーズが仕掛けるようですが。極意のツープラトンというくらいだから、やっぱりロングホーン・トレインなんだろうな。それとも新技かなあ?でもここで新技、そのあとロングホーン・トレインと考えると、テンポがちょっと悪いし…なにはともあれ、ラーメンマンを認めさせるには、息の合ったツープラトンが必要ということで、この2000万パワーズのツープラトンを返し、ヌーボーのまだ見ぬツープラトンが披露される可能性が高くなりました。あと3週くらいで決着かな?ラーメンマンの素顔リミットも迫ってるみたいだし。


 その他、今週気になった点は

・なぜかラーメンマンに合わせて「柳麺切断絞(パスタ・カッター)」という中華風技名を叫んだカオス。つられたか(笑)。


 こんなところでしょうか。来週は休載じゃないみたいですね。ちょっと安心です。

 え~、2008年一発目の『今週のⅡ世』です。今年もよろしくお願いします。 マスクをとり、素顔を会場内にさらしたラーメンマン。ウォーズマンに刺し貫かれた左側頭部の傷の後遺症を再発させないための、いわば生命維持装置的な役割がそのマスクにあることをわかっているバッファローマン、テリー、ロビンといった面々は、ラーメンマンの自殺行為ともいえる行動に驚きを隠せません。


「マスクを取ったからといってすぐに絶命するわけではない…それよりもモンゴルマンマスクをつけていては私の実力を100%発揮できないのだ!美来斗利偉・拉麺男(ビクトリー・ラーメンマン)でしかこのカオスという超人の実力を計ることはできない!」


というのがマスクをとった理由。マスクを投げ捨てたラーメンマンは、上空のヌーボーに向かってジャンプ。


「カオスよ、お前が本当に“間隙の救世主”なのかどうか、この私が巨大な壁となり確かめてやるーっ!」


と接近してくるラーメンマン撃退に、まずはマンタが反応。しかし辮髪を槍のように胸に突かれ、かがんだところを馬とびでかわされます。その勢いをもって、カオスに向かって蹴りを繰り出すラーメンマン。カオスはそれを腕でしっかりとガード。今度は拳をふるうも、カオスは体をひねって回避し、逆に回転してラーメンマンの顔面に裏拳をヒットさせます。


「このオレのために美来斗利偉・拉麺男になってくれて光栄だぜーっ!」


とカオスはラーメンマン右足をとってドラゴンスクリュー。


「おまえがキン肉マングレートⅢのマスクを脱ぎ本来の姿を晒したんだ…ならば私も正体を晒さなければ、礼を失することになるのでなーっ!」


と、その回転を利用してカオスに延髄斬りを叩き込みます。吹っ飛ばされたカオスはリングに落下。しかし片手をキャンバスについて激突を防ぎ、その反動を利用して下から突き上げの蹴りを放ちます。これをラーメンマンは胸当てで受け止め、その蹴り足をキャッチし強烈な肘打を入れると、カオスはまたもや落下。ラーメンマンはそれを追撃しカオスのあごにむけて回転蹴りを放つも、カオスは体をスウェーさせてこれをギリギリでよけ、二人同時にキャンバスに着地。


「モ…モンゴルマンのときの攻撃もかなりだったが、本来の姿となったラーメンマンの一撃一撃はまさに鉄棒で殴られているかのようだ…」


と、肘打を受けた左ひざから血を噴き出し、片膝をつくカオス。


「当たり前だ。私はおまえが越えなければならない巨大な壁なんだからな」 と威風堂々とした態度をとるも、「フフ…どうしてどうして、おまえの裏拳もなかなかだったぞ」と先ほどの裏拳のダメージでよろけるラーメンマン。二人の互角の攻防に、観客から拍手が巻き起こります。


「ラーメンマンと少しばかりよい攻防をしたからといって舞い上がっているようじゃあまだまだヒヨコ。ここは対戦相手を光らせよい戦いをする場じゃねえ。いかに相手の光を消し、完膚なきまでに叩きのめすかを競う場だーっ!」


とバッファローマンがリングインし、ラーメンマンと共に猛然とヌーボーに突っ込んでいきます。それに対してヌーボーは「完膚なきまでに叩きのめす場、そんなことはわかっているーっ!」と、ツープラトンのドロップキックで2000万パワーズを迎撃。ヌーボーこの試合二度目のツープラトンに、「もしかしたらあのふたりの息が合ってきたんじゃないの~っ」と凛子とジャクリーンが喜びます。


「カオス、新章・2000万パワーズを破るには一人一人が強いだけではダメだ。やはり強烈なツープラトン攻撃がなければ!いくぜーっ!」


と、カオスにツープラトンを要求し、よろけているラーメンマンに飛かかるマンタ。ダブルのジャンピングニーを背中にくらわし、その勢いでラーメンマンをボー・アンド・アローに捉えます。そこにコーナーポストからフライングボディプレスを放つカオス。しかし「ヌーボーよ、おまえたちは相変わらずツープラトンの息が合っていない」と苦言を呈し、それからすばやく逃れるラーメンマン。カオスのボディプレスはマンタに誤爆する同士討ちに。そしてうつぶせに倒れたカオスに上空から踊りかかるラーメンマン。


「カオスよ、おまえは私という壁を越えられる逸材ではなかったようだなーっ」


という言葉と共に、放たれた技は…なんと伝説のキャメルクラッチ!!カオス絶体絶命で次号に続く、です。


 え~、マスクをとったラーメンマンの言い訳が注目されたんですが、あっさりと流されてしまった感じですね(笑)。ミッショネルズ戦での植物状態の印象が強いので、マスクの有り無しですぐに切り替わってしまうのかというイメージでしたが、どうやら「制限時間がある」という設定に変わったみたいです。今週号に関しては、そんな後遺症はどこ吹く風といったくらいの機敏な動きでしたが(笑)。なんかどんどん過去が変更されていきますね。でもこの「時間制限」がハンデとなり、ラーメンマンの名を傷つけない敗北に繋がるんでしょうね。


 今回わかったのは、ラーメンマン自身が告白しているように、ラーメンマン>モンゴルマンという力関係です。マスクを被ることで技術的に影響がでるのか、それともモンゴルマンとしてラーメンマンの技を封印しなければいけないからなのかはわかりませんが、ともかくラーメンマンでいることがベストであるようです。オレ的にはモンゴルマンの方が好きなんですけどね。今まではラーメンマン=モンゴルマンだと思っていたので、ちょっとショックです。ゲームのほうも、今後は少し力関係を調整しなければいけないかもしれないですね。メーカーさんも大変だ(笑)。


 このラーメンマンとしての活躍ぶりは、おそらく作者のゆで先生が描きたいからだと思うんですね。「現役バリバリのラーメンマンを描くチャンスはこの機会しかない」といった作家的欲求が、以前作った設定を覆したというか(笑)。たしかにこの機会を逃したら、ヨボヨボのラーメンマンしか描けないもんなあ、スピンオフでも作らない限り。それだけに、なんでも盛り込んでしまえ!って勢いが感じられます。キャメルクラッチもそのひとつですね。久々だもんなあ、ラーメンマンのキャメルクラッチ。モーターマン戦以来か?そして自分の名前を美来斗利偉・拉麺男と表現したところにも、詰め込み傾向がみてとれますね。でもこれは『闘将!拉麺男』というスピンオフ作品での名前だから、ここでは出して欲しくなかったなあ。できれば線引きしてほしかった…あ、でも技の方はとっくに移植されているか。烈火太陽脚とか(笑)。いまさら遅い願望でしたね(苦笑)。


 さて、このラーメンマンの代名詞ともいえるキャメルクラッチをどう破るかで、カオスが認められるかどうかが決まりそうです。おそらくラーメンマンからの最終試験でしょう。あとはロングホーントレインを破ればヌーボーの勝利が見えてきますね…ってあれ?バッファローマンの新技はどこいった?ひょっとして超人十字架落とし?