必勝宣言をしたロビンはその後、雨の降る中アリサが入院している病院へ。手にはアリサの好きなライラックの花束を抱えています。病室の花瓶にそれを活けていると主治医が訪れ、さしあたって生命の危機は脱したが、予断を許さない状態だとロビンに報告します。危機を脱した要因は、なんといってもケビンの提供した輸血用の血液のお陰であり、その血液の成分には驚かされたとのこと。どうやら血中酸素濃度が尋常ではなく、これほど輸血に適した血液というのは珍しばかりか、不謹慎ながら研究をしたいくらいだとジョークを交えます。いずれにしろケビンの血液は、常識とはかけ離れた効率で酸素を摂取していたようです。
すると突然寝ていたアリサが苦しみだします。その騒ぎを聞きつけ、アリサの両親であるマッキントッシュ夫妻が病室へ。「バイ菌だらけの体で入ってくるからアリサがこんなに~っ!」と、相変わらずロビンに対して暴言を吐くマッキントッシュ。するとロビンがケビンの羽のアクセサリーを手に取り、そっとアリサの口へ添えます。すると徐々にアリサの容体は治まり、元の小康状態へ。ケビンの見えざる力が起こした奇跡だと、主治医は驚嘆します。
「いや、これは奇跡ではない!ケビンマスクが起こした真実だ!」とロビン。「血中酸素がふんだんな血液…そうか、ケビンは…!」と、ケビンの血液の秘密に何かしら気づいたようです。そしてアリサの枕元に寄り添い、「ライラックの花言葉は“初恋”。アリサ、私が愛する女性はキミが最初で最後だ…」と、マスクをずらしてアリサにキスをするロビン。「いってくるよ、アリサ!」とマスクを直し、病室をあとにします。
場面はかわってある体育館。ここではキッドがタックルの練習をしています。すると入り口からあらわれたのはテリーマン。「半歩だが踏み込みが足りねえ」とキッドにアドバイス。「相手は無抵抗の人形じゃない。爆弾を投下したとしても、おそらく屁とも思わない怪物、時間超人組だぞ。おまえらは派手で見映えのいい技はパンパン出すが…基本中の基本、タックルひとつできねえのか!?」と、リングインをしてキッドを焚きつけます。これに発奮したキッド、テリーに対してタックルを仕掛けますが、見事に切られ、潰されてしまいます。
「そら見たことか。ここから膝蹴りをくらえばおまえは一巻の終わりだ。おめえがミーのレスリングキャンプにきたら、ハイスクールコース…いや、キッズコースからやり直しだな」と憎まれ口を叩きながら、上着を脱ぎます。それに怒ったキッドは再度タックルを敢行。今度は見事にテリーの体を持ち上げ、テイクダウンをとり、流れるようにスピニング・トゥ・ホールドに移行。これには思わずテリーも苦悶の表情を浮かべます。
「カーペット・ボミングス戦での傷が回復していればよけられるレベルだが…ナイスタックルだよ」と、負け惜しみを含めつつも、キッドの成長が嬉しい模様。それを見たキッドも親父の気遣いを感じたのか、心の中で「ありがとう…パパ」とつぶやきます。その後二人の特訓は続き、体育館の外ではナツコが。
「こんな大雨の夜にどこへ行くのかと思ったら…やっぱりほっとけないんやな…」と、テリーの心情をポツリとこぼして次号に続くです。
今週は決戦前夜のエピソードですね。ロビンとキッド、両者の行動や思いが描写されていました。まずはロビンですが、アリサの見舞いと決戦の報告以外に、伏線となるべきケビンの血液と羽のアクセサリーが気になります。ケビンの血中酸素の濃度が高いという設定が、単に母親アリサを助けやすくしただけのものなのか、それとも今後闘いが続く中でロビンに大きな影響がでるのか。羽のアクセサリーが奇跡を起こしたということは、ケビンのパワーなりエネルギーがそれに内包されていると考えられるので、ここぞというときにロビンを助けることになるんじゃないのかなあ?
そしてキッド&テリーの親子関係は良好になってきましたね。憎まれ口を叩きながらも、未来の息子が気になる父親、そしてそのやさしさに気づく息子。それを遠くから見守る母親。なかなかいい構図です。来週は時間超人の決戦前夜が描かれるのでしょうかね。
そのほか、気になった点は
・大雨の中、なぜか傘をささないロビン・テリーの伝説超人。
・相変わらず器の小さいアリサの父親・マッキントッシュ氏。
・義父・義母のいる前でキスをするロビン。そしてひそかに割れているアゴ。
・キッドは年齢的にハイスクールコースでいいのでは?
以上です。

