といいましても、今年は波乗りではない。
息子がどうしても、『釣り』をしたいと言うもので。正月から海へ行って参りました!
『釣り』は昔から好きではあったのだが、潜ったり、波乗りの方が機会が多く、実はあまり詳しくない。
「正月から釣り具屋なんてやってるのか?」と不安を抱き、家で何か餌になりそうなものを探す。
お、あった!“賞味期限1998年8月” と書かれたアサリの缶詰。う~む、大丈夫か!?
釣り具は?偶然にも、先日、実家で「鉄兵、これ、でてきたよ」と手渡された、およそ20年前の釣り具たち。
当時、幼い頃の私には、男のロマンが詰まった、大切な宝物の一つやった。
10年ものの餌と、20年ものの釣り具。こんなビンテージな餌と針で、ほんまにええんか!?
やってきたのは、誰ひとりいない、葉山の某砂浜ポイント。いよいよ、息子と『釣り』スタート!
息子も「まってろよ~!海ーーー!!!」と、かなり気合が入っている。富士山も見える!幸先良し!
めちゃ苦労して釣針と釣り糸を結びつけ、ようやく第一投!ブーンと沖へ。
20分もかけて結んだ釣り針たちは、何かにひっかかり、二度と戻っては来なかった。
こんなことしてられん!息子に『こらあかん!他へ行こう!』と、釣り人たちがいる防波堤に移動。
「よっしゃここや!」と、第二段スタート!
・・・30分・・・1時間・・・釣れない・・・周りでは、オジサンたちが、ちょこちょこ釣り始めている。
息子「なんで、あっちばっかり釣れるの?!」と騒ぎたてる。
私「俺らは、大物狙おうぜ!」と言いのがれする。
そして息子は大声で続ける。「そうだね!パパ!マグロ釣ろう!そしたら寿司つくってあげるよ!
おのれ~いったい、どこにいるんだ~マグロー!」 戦隊モノのヒーロー口調で、大声で叫ぶ。
私「いや、マグロは・・・この辺にはあまりいないかも・・・」 周りからのクスクスが、恥ずかしい。
・・・1時間・・・2時間・・・全く釣れない・・・生まれつき異常に諦めのわるい私も、いい加減「もう帰ろうかあ」と。
すると息子「諦めたら終わりなんだよ!絶対あきらめねえ!」と、素敵な発言。私より更に諦めわるいようだ。
そして遂に終焉へ。およそ6時間かけた本日の釣りの成果。「ニュルっとした得体の知れないゴミ」 以上。
2010年、ニュルっとスタート。うん!スムーズな感じ!幸先良し!やはり海はいい!
それにしても、息子よ!すまん!おれがわるい。次こそ大物を釣ろうな!
次は、もう少し新しいアサリにしような!息子と熱くなれる新たな目標を発見しまた楽しみがふえた!
次の日のタコ揚げでは、タコ糸の限界まで揚げた上に、さらにタコ糸をつけたし、不自然なほど高く揚げた。