2023年2月14日(火曜日)

何とバレンタインデイに突然隠居生活が始まった。今年いっぱいは持つかなとの淡い期待は裏切られ仕事が無くなった。2008年以来、15年の搾取生活に終止符が打たれた。今まで誰にも気づかれなかったのが不思議と言えば不思議であった。私の後を継いだ人間が其のうちに真相に気が付くかもしれないが。。。。こんな美味しい仕事は中々見つからない。お金の金額自体は大した額ではないが、実際に働いた分の3,4倍の収入が入ってくる仕事は何かヤバい仕事か、国会/県会/市会議員でもないと無理だ。さあ困った、これからどうして時間を潰して生きて行こうか?孫もいないし、年老いた世話する両親もいない。いるのは30を過ぎた子供二人だけだ。あっと家内も忘れていた。家内は今年いっぱいは働くつもりらしい。来年にならないと2人で一緒の旅行は出来ない。今年は旅行は行くとしても一人旅になる。そうなるとヨーロッパ旅行や遠くの旅行には一人で行く気がしない。一人だと日本かアメリカ国内しかない。年金は出来るなら70歳になるまで始めたくない。今年一杯年金無しで生活しなければいけない。早速ファイナンシャル・アドバイザーと会議をしてインベストメントの状況がどうなのか把握して全ての情報を入れて将来の予測をして貰はないといけない。家内にも子供達にも直ぐに伝えた。家内は給料が消えたのに一番ショックを受けているようだ。しかし何時までも働いているわけにも行かないので何時か来ることが来ただけなのだがいきなりのショックはある。銀行口座に1年分の生活費はあるので焦る必要はないが、ファイナンシャル・アドバイザーとの話がどうなるかで今後の方針が決まる。

 

3月15日(水曜日)

12時半からUBSの会議室でZoom会議。最初はインベストメントの状況説明。いつも通り世界情勢とアメリカのCPIと銀行倒産による大きな影響はあるものの慌てるほどの状況ではない。銀行関係の株は4%しかない。俺のハイテック関連の投資が36%と通常の26%よりかなり高い。これをこれから少しトーンダウンしていくことになるかもしれないと言われた。会議は2時間で終わって帰って来た。使っていた予測ソフトの使い方が担当者が熟知していなかった為にIf状況の予測が出来ずに次回Zoomを担当者とすることになった。今日の時点では色んな諸経費を差し引いて年間61Kの出費があっても(合計100K)使っても問題なく死ぬまでお金は尽きないという結果だった。この61Kが何処まで大きくすると問題になるのかが知りたかったのだが。次回までお預けだ。

 

3月16日(木曜日)

Timからメールが来て今日出来るならZoomで昨日出来なかったIFシナリオをやりたいとの事だったので朝の10時から会議を始めた。彼が画面を見せながら何で昨日は上手く行かなかったのか原因を説明してIFシナリオを実際にやり始めた。結局85K(合計125K)までは使っても問題なく死ぬまでお金は尽きないという結果だった。これは元金に手を付けづに生活できるというものだ。元金が目減りしても良いのであれば年に150Kくらいは問題なく使えるのだろう。しかし生活費だけで100K以上も使うとは思えない。再度来年早々にもまた会議をして状況把握をすることで合意した。しかし毎日が暇でしょうがない。

 

4月7日(金曜日)

毎週やることは決まっている。火曜、水曜、金曜はテニス。木曜日は頼まれてテニスのサブをすることもあるが、概ねこれ以外は何もすることが無い。菜園も寒くて外に出て何かしようとは思わない。何とか最高気温が60度台の天候にでもなればやる気も出るのだが一向に40度から50度だ。他のリタイヤリーに聞くと孫の世話や、趣味やボルンティアーでやることには事欠かないという人が多い。何とか菜園とUNOプロジェクトで挽回しよう考えてはいるがイマイチ先に進めてない。精々動けるのは次の10年間だ。このままだと何もしないうちに動けなくなり死んでしまう。何のためにお金を貯めて来たのか?90年代は海外旅行は年に3回、国内やカナダ旅行は数回出かけていたのに2018年にヨーロッパ旅行と日本に行ったきりぱたんとCOVIDのせいで行かなくなってしまった。子供たちも自分の生活が出来て我々と一緒にそうたやすく一緒に旅行してくれない。非常にやばい状態だ。

 

5月30日(火曜日)

もうすでに仕事が無くなってから3か月が過ぎたが、これと言って何もすることが無くテニスと菜園以外はめっちゃ暇だ!こんなままで人生を終えたくはない。早く家内がリタイヤして旅行を始めたい。最初のリタイヤ旅行はイタリアかスペインだ。今年は一応10月の終わりに日本、12月にメキシコを予定しているが家内が本当に行けるかどうかは疑問だ。12月のメキシコは息子が一か月働きながら滞在する予定なので俺も家内はクリスマス休暇の精々2週間しか行けないので自分だけは3週間ほど肇の近くに泊まろうかと考えている。

 

6月15日(木曜日)

菜園はようやく形を成して、しし唐、トマト、ナス、スイカ、キュウリに大根等を植えている。トマトはやっと緑の身が出来て来たがしし唐、ナスとキュウリは花が咲いているだけで身にはなっていない。スイカは育ちがイマイチだ、温度が低いのも影響があるのかもしれない。初めてなので分からない。おまけに植えた大根や株も育ってはいる。健康年齢を考えると本当にヤバい。待ち過ぎたのかもしれないが、COVIDのせいで運悪くリタイヤの時期と重なってしまった。今年は何としても日本に行きたいし、12月にメキシコにも行きたい。毎日菜園の世話と、週3回のテニスだけでは本当に暇だ。毎日出かけるのもおっくになり、一日中日本の番組を見ているか料理をしているかだ。頭も使わないとこのままでは認知症になる確率が増える、Excelのプログラムイングか息子に貰ったUNOのキットで遊ぶかだ。若い時はUNOタイプのもので遊ぶのが好きだった。最初の大学卒後の仕事が中小企業のカスタム装置開発、制作会社だったので色んなテスト装置や、実験道具を自分で作れることが出来た。昔のICは繊細で直ぐに壊れるものだった。オペアンプなども外から見ても分からずに基盤に付けてから動かないのがわかりいちいち半田を外して取り換えることもあった。それで事前に全てのICを自分でテスト出来るように自分でテスト回路を作りテスト装置を自作したものだった。回路や基盤のテストに必要な周波数発生器や周波数カウンターも自作した。カスタム装置が殆どだったのでプロトタイプのテストも自分でやる必要があり、Basicや簡単なマシーン言語も操る必要があった。それを考えるとUNOを利用した遊びはその経験が生かせる気がする。毎日の計画を建ててやらないと毎日がダラダラした生活になり、頭も段々鈍くなる気がする。頑張って毎日の日課を立てよう。月曜と木曜日は特に一日中何もしないので良くない。朝だけでも毎日UNOで遊ぶようにしないと本当にダメな老人になってしまう。今は家の改修にお金をかけて、屋根付きデッキ、窓や床の交換でかなりの額が無くなってしまった。未だ台所のレンジやディッシュウオッシャー、オーブン等の交換にもお金がいる。このままでは銀行のお金がかなり尽きてしまい、来年からは年金に頼る生活になってしまう。年金は一か月に????しかもらえない。本当にそんな額で生活が出来るのか問題だ。最悪株で儲けたお金を使い始めることになりそうだ。来年初めにファイナンシアル・アドバイザーと再度会議をすることになっているのでその時にもうちょっとはっきりするだろうと思う。昨日見たニュースではアメリカではお金持ちと定義されるには最低$2.12ミリオン(凡そ3億円)の資産が必要と発表されていた。そんな額ではお金持ちと感じないだろうと俺は思うのだが。アメリカに住んでいる自分としては$10ミリオン以上は持っていないとお金を持っている感じがしない。

 

7月3日(月曜日

今年9月から年金やメディケアーの準備をしないといけないので幾つかのクラスを取り始める為に予約を入れだした。何を何時しないといけないのか知っておく必要がある。年金に関しては9月に年金事務所に行って手続きを開始始めるつもりだ。70歳以上はいくら待っても年金は上がらないので来年の1月から貰い始めないといけない。メディケアーは家内の学校の健康保険におんぶしているので家内が辞める来年まではメディケアーに切り替えなくても済む。

 

9月14日(木曜日)

9時過ぎに年金オフィスから電話が掛かってきた。アメリカでは政府の役所からは絶対に電話はかかってこないと聞いていたので年には念を入れて眉に唾つけて留守電に残っていた電話番号に連絡した。男が出てきて話し始めたので最初の部分を聞いていたが俺がこれ以上個人情報を電話で話すのは嫌だと言ったら、今日オフィスに来てくれと言われたので10時半に会いに行った。年金事務所はほぼガラガラで俺を入れても3人くらいしかいなかった。入り口でチケットを取って順番を待っていたら窓口Aと言われたが目の前には番号が付いた窓口しかない。アルファベットの窓口は見つからない。拳銃を持ったガードにA窓口が見つからないというとそれは昔の窓口で入り口を左に入ったところにあると言われた。窓口Aに行くと本当に本人が窓口にいたので詐欺の電話ではなく本物だとわかった。持って行った書類と証明書を渡してすべてが完了したので来年の1月、実際にお金が振り込まれるのは2月から年金が振り込まれるとのことだった。最終金額は今年の収入までが計算されて決定されるので今のウエッブ上の金額と同じとは限らないと言われた。これであとは来年の2月の第二水曜日を待つのみだ。

 

2024年2月14日(水曜日)

今日はバレンタインデーだ。何の因果かリタイヤが始まった日から一年後に年金生活が始まった。朝に銀行入金の知らせが携帯に入ってきたので早速見てみるとちゃんと年金事務所から思っていたのとほぼ同額が振り込まれていた。給料よりは当然安いが日本の年金に比べれば結構な大金が貰えた。物価が高いアメリカではこれでも生活できるギリギリの額だと思う。平均では$1600くらいと書いてあったのでそれに比べると十分すぎる額だがどうしても給料と比べてしまうので少し物足りなく感じるのはしょうがない。家内が自分が幾らもらえるのかしきりに知りたがるのでそのうち年金事務所に行って聞いてみたいらしい。本人は俺の半分が貰えると人に聞いて来たらしくかなり期待しているがそううまく行くのだろうか?本人は学校の年金もあるのでそれも期待しているのだが来年リタイヤしてみれば全て分かることだ。期待が大きすぎてがっかりしないと良いけど。それにしても暇な一年だった。家内は今年の秋までリタイヤしないと言い出すし。家内の年金なんてもとから宛にしてないのでどうでもいいんだが本人はそうではなく家内がフリーになったときに俺の体は世界旅行が出来る状態なんだろうか?いつ迄自分の力で、足で歩けるのだろうか?先ずはイタリヤ、そしてスペインのバレンシアに一ヶ月住んでみる。冬はメキシコかハワイで12月、1月、2月くらい住みたい。夏の間(6月から9月)はオレゴンが最高なので何処にも行きたくない。日本には4,5月か10,11月に行きたい。スペインやヨーロッパは3月、4月か10月が気候的には良いかもしれない。

 

2024年4月11日(木曜日)

アメリカのTaxデーが迫ってきたので夕方家内と税金の申告でCPAに会いに行った。説明を受けたが結局$6000を払う結果になった。今年こそは税金を払う額が少ないぞ!と期待していたのに$6000とは。理由は今までは給料があったのである程度自動的に税金が給料の中から引かれていたのが昨年から失業保険の金からも自動的にひかれてなかったし、大量の税金を年末まで滞納したのが原因だ。今年の税金も気を付けないと車を現金で買ったIRAから出したために普通の収入に加算されるので年金と家内の給料にシアトルのレンタル収入を合わせると軽く$100Kを超えてしまう。しかも今年はシアトルの家は大きな修理や回収は予定していないのでかなりの税金になる。それに73歳からは強制的にIRAからお金を使わなくてはいけなくなる。結局昔夢見ていたいたように貯めたお金が税金なしで自由に使えるのではなく、何億あっても使った分収入としてしっかり税金を取られることだ。何てことだ!奮発してフェラーリなんか買ったらとんでもない税金を払わされるということだ。何のために一生懸命貯めたのか?年金生活をしても税金から逃れられない。唯一の税金が掛からない現金収入はリファイナンスしかない。しかし新たに利子の支払いが生まれるが銀行より直接借りるより家を担保に利子が低いときにリファイナンスすれば低金利で300Kくらいは手に入る。我が家もそれでシアトルの家と我が家の台所の改修を行ったのだが。それに利子は税金控除の対象なので一番いいお金の借り方かもしれない。今は利子が高すぎるので来年まで待たないと金利が落ちるのは期待できないが。株のもうけが10%あれば4%の利子でお金を借りても実質6%の儲けで生活はできる。ただ株は生き物でギャンブルだからどう動くかは誰にもわからない。家内が12月1日に仕事を辞めると言っているので来年からは全ての収入が年金だけになる。それからが本当の老後の年金生活だ。家内は4歳若いので年金の満期年齢に達するには67歳まで待たないといけないかもしれない。夢の老後生活も税金のお陰で陰りが出来てきた。