FIVE DECEMBERS
By James Kestrel

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12月に必ず読むと決めていた
エドガー賞受賞作

「このミステリーがすごい!2024年版」
海外編第10位ランクイン




太平洋戦争開戦の1941年から終戦の1945年までの5つの12月【原題: Five Decembers】を描いた大河ロマン溢れる警察小説。歴史、冒険、ロマンス等など、いろんな要素が詰まった贅沢な大作です!もちろん殺人事件の犯人を追うことがメインテーマではあるのですが、壮大なラブストーリーでもあります。あとがき曰く、取材や調査に基づいて書かれたとのことなので、戦争や当時の日本の描写など、最後まで臨場感溢れる物語であったことに納得です。日本のこと、日本人のことを大切に描いてくれているとも感じました。静かに終わるエンディングも私好みで良かったです。因みにロマンスの場面に関しては何となく「ラストサムライ」を思わせるような、日本好きの外国人にウケそうな雰囲気がしました。トム・クルーズ主演で映画化ならないかなと密かに願いたくなりますw


   


\翻訳版より原作の表紙と題名の方が好きです/