汝、星のごとく
By Yuu Nagira
前から気になっていた
2023年本屋大賞作品
ワシントン州の図書館から
取り寄せていただきました
実物の写真はデータを誤って
消してしまったのでありません、涙。
瀬戸内の島を舞台に、心に孤独と欠落を抱えた少女と少年が惹かれ合い、すれ違い、そして成長していくヒューマンドラマ。17歳から34歳までの濃い月日を少女と少年それぞれの視点から交互に語られていく。
愛とは何か?
家族の形とは何か?
仕事を持つ意味とは?
自立とは?
正しさとは?
自由と不自由とは?
ヤングケアラーとは?
等など、、
単なる恋愛小説ではありません。色んなテーマが盛り込まれていて凪良ゆう先生の伝えたい信念や思いが端々から刻み込まれているように感じました。
単純に面白かった!と言えないほど、生きる上で避けられない難題を生々しく突きつけられるのですが、引き込まれるとはこういうこと!と叫びたくなるほど読みやすく、期待を全く裏切らない傑作でした。プロローグとエピローグが読前読後で全く違う印象になる仕掛けも素晴らしかったです。本屋大賞作品の凄まじさに震えてしまいました。本当におすすめです!