『命拾いした話やねん‼️(前編)』な話やねん | 落書き家 久住ヒデト

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台本の隅っこに描いていた落書きが5年の時を経て大きなキャンパスや壁にワクワクやドキドキをブチまけるようになりました。金麦大好きな天才アーティストです。ツラツラ文字を綴っておりますのでお時間合えばお付き合い下さいませ‍♂️‍♂️‍♂️


どうも✋落書き家久住ヒデトです👲🤘





生まれ持った才能ってあると思います。
僕にもあります。ありますが・・・一つ問題がありまして、



この才能の使い道・・・ないんです。


その才能っていうのが、


アジア圏の外国人に間違われる


です。観光地に行けば売店のオバチャンに『日本語上手いね❤️』と褒められますし、

随分前に行った日雇いのバイトでは現場監督に『おい。お前日本語喋れんのか???』といわれるほどです。


どこにも使い道のなかった才能ですが2020年7月
僕はこの才能に救われる事になります。


自分の才能thank youです。
でわ『命拾いした話やねん‼️(前編)』はじまります。


お時間合えばお付き合いくださいませ。



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2020年7月

毎年この時期はこんな感じだ。何もかも噛み合わない感覚。ビックリするほどうまくいかないし事が進まない。



次のステージに上がる前はいつだってこんな感じだ。
とはいえイライラしてしょうがない。なんといっても筆が進まないっていうのが辛くてしょうがなかった。



普段ならそんな事も肥やしにし筆を走らせているはずだが、なんだかいつもと違う。



表現したい事がないのだ。



アーティストにとってこれは致命傷だ。
いつだって筆を止める事はできる。『表現したい事がない』これは十分な理由になるから。


止まる怖さは知っている。自分が止まっていても時間は進む。僕は随分な時間止まり続け何者でもない自分にガッカリした事がある。




止まる怖さを知ってるんだ僕は。


ココロが動かなくたってとにかく筆を止めるという選択はせず地獄の作業を繰り返していた。





7月某日。

まだそんな日が続いている。何度も画材に八つ当たりをした。20時過ぎたあり、僕は新宿にある世界堂本店に画材を買いに出かけた。



辛すぎる。いつ解放されるんだ。
画材を選びながらそんなフレーズが脳裏によぎる。


画材を買い終え店を後にする。

いつも新宿に来た時は思い出横丁という小さな飲み屋がびっしりと並んだ昭和の匂いや活気が漂うあの細い道を通って新宿駅に向かう。


この通りはいつ来たって居心地良かったのだが、その日はなんだか違った。


目に写るモノや聞こえるモノ、匂い、全部にイライラしてしょうがなかった。


楽しそうに飲む連中、客寄せする店員、焼き鳥の匂いや換気扇の音・・・自分だけ取り残されたような感覚・・・。


どいつもこいつもぶっ飛ばしたくなるほどイライラしていた。スマホを取り出し画面に目をやる。


SNSを見たところでなんとも思いはしない。
スマホをスクロールしながら歩く。通りを抜けてすぐ、体に衝撃が走った。


通行人と激しく肩がぶつかったのだ。
何かがプツンとキレた。




もぅ無理だ・・・殴ってやろう。


右手でギュッと拳を握り僕は振り返った。


【続く】

本日はこの辺で✋
ご精読ありがとございました🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️