私は警視庁捜査1課に配属されたばかりの新人刑事、佐々木青葉
今、とある難事件に悩まされています。
手口が同じの連続殺人事件、犯人も同一犯の様だけど、どの被害者も木に糸のようなもので縛られて中身だけを抜き取られ、いや正確には中身だけを吸われて亡くなっていたんです、まるで大きな蝶に吸われたかの様に。
この連続殺人を担当している私達の班の先輩刑事達も頭を悩ませていました。
とても人間技には見えなく、どうやったらそんな事が出来るのかと。
ある日、聞き込みを終えて所に戻ると、1課長がこういう事件の時はあそこへ行けと私達に行ってきました、先輩刑事達は今回もあそこの世話になるんですねとわかっていたようです。私だけ分からないまま
1課長が言うあそこへ向かう途中、私は先輩刑事に行き先を尋ねました。
すると先輩刑事は、こういう怪事件が起きた時に世話になっている場所だと、それだけ言って黙ってしまいました。
何時間車で走ったでしょう、辺りは暗く山の中に入り、車を走らせていると山の中腹辺りに明かりが見えました。
そこが目的地の様です。
その場所に着くと、山中に似つかわしくない大きくて立派な御屋敷が1軒建っていました。
門をくぐり扉をノックすると、中から初老の女性が出てきて、お待ちしていました主人をお呼びいたしますのでこちらでお待ちください、と一室に案内されました。
しばらくすると、部屋の戸が開き若い女性が姿を見せました。
[皆様お久しゅうございます、あら?新しい方も居られるのね]と美しい見た目に合った言葉遣いをしていました。
先輩刑事が、今回もこちらの手をお借りしたいと単刀直入に話すと、[私共の領域の事件と言う事ですね?]と意味の分からない事を言っていたので、私は貴女達の領域の事件とはどういう事ですか?と尋ねてしまいました。
彼女はうっすらと微笑むと、[私共は代々、人ならざる者を封印、撃退、消滅させて来た一族にございます。貴女様はにわかには信じられない事と思いますが、そういった者は現実に存在致します]
彼女が話終えると先輩刑事が、お前は余計な事は知らなくていいと釘を刺されました。
しかし聞いてしまった以上、それ以上の事も聞きたくなるのが人の性というもの、私は更に彼女に、その人ならざる者は本当に居るんですか?と尋ねました。
先輩刑事達は馬鹿な事を聞くなという顔をしていました。
彼女はまた微笑み、[ではお見せしましょう、おいでなさい我楽]彼女がそう言うと彼女の後ろに黒く大きな何かが現れました。
私は悲鳴をあげました、先輩刑事達も恐れおののいています。
するとその黒い何かが[涼音〜呼ばれたから出たけどよぉ、このリアクションはさすがの俺でも凹むぜ?]とドスの効いた低い声で喋っていました。
大きな何かに涼音と呼ばれている彼女は、涼しい顔で[皆様、これで分かって頂けましたでしょうか?]と私達の顔を見ます、私達は声が出ずただただ首を縦に振る事しか出来ませんでした。
[皆さん動揺しておいでのようなので、落ち着きましたら詳しくお話を伺いますね]とクスリと笑い涼音は部屋を後にした。
私は先輩刑事に[先輩‼️さっきのは何なんですか⁉️]と何度もどもりながら問いかけました、先輩刑事も[知らねえよ俺達だって初めて見たんだ💦]と
つづく