戦後の文学を考える際、映像化(映画⋅TVドラマ化)されているかでどうかで作品の価値を判断しがちですが、おれっちんぱんじーがこれからあげる作品も映像化されています。

戦後第一回目は三浦綾子です。

実はおれっちんぱんじーは最近までこの作家について知りませんでした。
2018年ゴールデンウィークに北海道旅行を思い立ち、行く前に北海道にゆかりのある作家の本でも読もうかと探した所、出会いました。
代表作の«氷点»、それに«塩狩峠»をまず読みました。

旅行のルートは稚内から南下した後、旭川から知床を経由し道東を縦断、釧路から帰京する、というものでしたが、道中塩狩峠も通りましたし、旭川にある三浦綾子記念文学館にも訪れる事ができました。

同記念館では、病に倒れ明日の生死もわからない時にキリスト教と旦那さんに会い、奇跡的に回復、その後旦那さんと二人三脚で作品を世に出し続けた作家の生涯が理解できます。

また隣接する外国樹見本林は«氷点»の舞台でもあり作品の世界に浸る事ができました。

同記念館の方に次に読む作品として«泥流地帯»をお勧め頂きましたが、これら三冊がお気に入りです。(«氷点»と«泥流地帯»には続編もありますが、あらすじが気になり、本を読む前についネットで見てしまいました。よって本は読んでおりません。)