ブログにお越しの皆さま、
こちらのジャンルの更新はすごく久しぶりになってしまいましたがいかがお過ごしでしょう?
このブログの目的は、
『漫画、アニメ、映画ドラマ、少説などなどのエンタメオリジナル作品を創作する際に
主人公や登場人物のキャラクターを魅力的&印象的にするための方法論』
いわゆる『キャラを起てる』手法やヒント
をご紹介しています。
今回は、ディスカバリーチャンネルでオンエアされていた海外のセミドキュメンタリーTV番組、
ベア・グリグス出演『極限度胸試し BREAKING POINT ベアと究極サバイバル』を題材に、
キャラクター(ここでは登場人物の意として)の存在感を飛躍的に増し、視聴者と共感を得るヒントを紹介したいと思います。
(本ブログでは上記を『キャラを起てる』としています)
『極限度胸試し BREAKING POINT ベアと究極サバイバル』
【エピソード1 水恐怖症】
https://www.youtube.com/watch?v=1JFWCoZevCE&list=PLgMKK0HeoFAXq_mMnvctcm-9F4AE7U21y
※ちなみに同シリーズはエピソード6まであり
なぜ、今回このTV番組を題材に選んだかといいますと、
現在、Youtube上で公式のディスカバリーチャンネルでフル尺が3本アップされており、
これがめちゃくちゃ面白かったからです。
しかも、ところどころ感動してしまい(ちょっと涙ぐみそうになってしまった)
なんでだろう?といろいろ考えたからです。
※しかも、コメント欄の書き込みも熱くて読み応えがあり!
そこで、
今回は出演者である登場人物たちが所持していた『小道具』に絞って
視聴者に共感を与えるヒントを書いていきます。
エンタメで創作活動している方には大きな気づきになるでしょうし、
またビジネスシーンにも応用できる機会が多いと思います。
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ディスカバリーチャンネル『極度度胸試し BREAKING POINT』は
元イギリス特殊部隊出身のベア・グリグスがホストとなり、
「極度の恐怖症を持つ一般参加者とともに、その恐怖症を克服するためにジャングルや高山、洞窟など過酷な環境を旅しながらサバイバル術を実践する」という内容。
ベアのサバイバル番組は、現在は放送終了しているようですが、
かなりの人気番組だったそうで内容は強烈そのもの。
生で芋虫やヤギの睾丸かじったり(食レポ)、
クレパスや底無し沼にわざと入って脱出方法を実践してみせたり(脱出法)、
ラクダの屍体に入り、灼熱の砂漠から身を守ったり(涼をとる)
視聴者ならみんなベアの「活躍ぶり」を知っているので、
当然、『一般人である恐怖症持ちの参加者がいったいどんな目に遭うのか?』
という目で番組を見ます。
Youtubeに公式にアップされているの3本。
『水恐怖症』『感染恐怖症と過度な偏食症』『ネズミ、クモ恐怖症』
この恐怖症持ちの一般参加者は番組初出演。
当然、視聴者は彼らのことは知りません。
そこで彼らの紹介映像が流れますが、
恐怖症になった原因、過程が思った以上に重い。
水恐怖症の2人のケースでは、
「米海軍に入隊、潜水訓練中に事故で亡くなった10代の少年の父親」
「タイで津波に遭い、目の前で数千人が息を引きとった現場を真のあたりにした元軍人」
2人とも水に近寄るだけで恐怖が湧くレベル。
長年、トラウマに悩まされてきました。
番組のホストであるベアは
この2人の恐怖症をどうやって治すのか?
これが番組のテーマです。
詳細はYoutubeで見て欲しいですが
(ちなみに私は宣伝広告目的ではありませんのでご安心を)
我々の予想をはるかに超える強烈な『スパルタ式』試練を与え、
2人とも完全に克服してしまう「カタルシス」が最高です!
(こんなもん、恐怖症でなくても怖すぎるわw)
で、本題です。
初出演の恐怖症の2人の存在感が『小道具』によって引きたったシーンがいくつかあるので紹介します。
【シーン1】
「事故で息子を失った父親」は旅の途中、目の前を青い蝶が飛んでいきます。
実は参加前に奥さんから
「もし蝶を見かけたらそれは息子だ」と告げられていました。
【シーン2】
その父親は息子が以前使っていたバンダナを持って旅に参加しました。
ベアから恐怖克服のために「クロコダイルがいる川に2.5メートル潜水する」という過酷な試練をやるように促されたとき、
「息子と一緒にやりとげてみせる」といいそのバンダナを首に巻きます。
【シーン3】
もう1人の津波に遭遇した元軍人は、
家族の写真を胸ポケットに入れて旅に参加していました。
実は、彼は津波被害のすぐ後に最愛の父親を亡くすというダブルパンチを受けていました。
そして、恐怖克服のために「高さ18メートルの崖から川に飛び降りる」試錬を受けるとき、
「家族のために過去を取り戻す」と決意し、飛び降ります。
【シーン4】
そして、試錬をやりとげた2人にベアはそれぞれ
カナビラという登山用具をプレゼントします。
カナビラは命綱を引っ掛ける重要な金具。
それは「軍で登山訓練を達成した証として隊員に配られる『達成の誇りと絆』」の象徴。
旅をやり遂げた2人へ誇りと絆の証として贈られました。
いかがだったでしょうか?
何か共通点があったことに気づきましたか?
それは『小道具に込められた想い』です。
バンダナも写真もカナビラも
すべてただの物です。
(ここでは広義として『蝶』も小道着に含めていいでしょう)
しかし、そこに悲しみ、喜び、過去の幸せ、未来への希望、
そういった『想い』が重く深く込もった時、
その『小道具』の存在感際立ち起ってきます。
ただの物ではなくなるのです。
そして、今度はその際だった小道具を身につけることで
小道具が登場人物たちの存在感を起てていきます。
すると、観ている視聴者は
その小道具に込められた想いに感情移入し始め、
小道具を通して身につけている登場人物に共感するのです。
これは特にエンタメ創作時での話ですが、
小道具はただ持っているだけではダメなのです。
持っているだけではただの物です。
そこにその登場人物の気持ち、想いを込めてください。
できれば「その登場人物ならではの独自性、オリジナル」であるほど
効果的でしょう。
物であることを超えるのです。
大事なのでもう一度繰り返して書きます。
創作時に登場人物の存在感を出したい時は、
登場人物だけをひねくりまわそうとしてはうまくいかないことも多いです。
そんな時は、目先を変えて身につけているもの『小道具』に注目してみましょう。
まずは小道具の存在感を起てます。
そして、次にそれを身につけている登場人物が起ってきます。
実はこれは、ビジネスマンにも応用できる技です。
自分自身の存在感を起てたい時、
または自分が推めたい企画案件を起てたい時、
ぜひ応用して試してみてくださいね。
